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自分の幸せにGOを出せる人を一人でも多く増やしたい。フリーランスの学校“フリカレ”が生まれた理由

昨年の夏、フリーランスになりたい人に向けて、キャリアコーチングをベースとしたキャリアスクール「フリーランスカレッジ(以下“フリカレ”)」をオープンさせたみえだ舞子さん。コーチングを通して明らかになった目標に向かって、舞子さんが受講生に伴走するこのスクールでは、現在3期・4期を募集中です。1期・2期の卒業生たちが各所で活躍していることから、早くも枠が残りわずかという人気ぶりを見せています。

今回、そんなフリーランスのスクールを始めたきっかけを伺ってみたところ、舞子さんの意外な過去の苦労や挫折が見えてきました。“フリカレ”は、彼女のこれまでの経験と生き様が集約されています。

今年の秋、ワーキングホリデーで渡豪されるそう

卒業生からの評価と実績は◎!“フリカレ”主催者みえだ舞子さんってどんな人?


ーーーフリーランスになりたい人に今話題のスクール、“フリカレ”。卒業生がどんな活躍をされているか教えていただけますか?

舞子さん:卒業生からは、「やりたい事業がより明確になった」、「安定した収入が得られるようになった」と口コミをいただいています。実際に、SNS経由でお仕事を獲得できるようになった方や、受講中に収入を3倍にすることができた方もいるんですよ。

ただ、いまでこそ活躍している卒業生たちも、もともとはフリーランスという働き方に憧れはあるものの、「自分がなれるのか?」と漠然とした不安を感じていたり、具体的に何をすればいいのか分からずに困っていたりした方々ばかり。でもそれって、なりたい姿がぼんやりしていて、どこに向かってどう頑張ればいいかが分からないから生じる不安なんですよね。

“フリカレ”では、キャリアコーチングを通じて生徒さんたち一人ひとりのゴールを明確にしていくお手伝いをしています。心の底からやりたい仕事は何なのか。収入はどのくらいほしいのか。そのためには、どんなステップを踏んでいけばいいのか。私はその戦略作りをお手伝いしているだけ。あとは、生徒さん自身が目標に向かって行動し続けた結果であり、それぞれの行動が実績へ繋がっていったのだと思います。

ーーー“フリカレ”では、教えられたことをそのまま実践するだけでなく、考え方のヒントを与えて自分で考え、行動してもらう。だから、卒業したあとも自走できる仕組みになっているんですね。ところで、舞子さんは自らを“複業フリーランス”と呼び、“フリカレ”以外にも複数のお仕事をされていますよね。

舞子さん:“フリカレ”の企画・運営以外に、フォトグラファー、ライター、キャリアコーチの仕事をしています。

やりたいことが多すぎるから、限られた時間の中でどうやったらできるかを考えながら、スケジュールを立てています。収益化の面でも、収入想定を毎月考えながら戦略を練っているんですよ。結構戦略家なんです(笑)。


ーーーさすが、“フリカレ”主催者ですね!ご自身もフリーランスになってまだ2年目と伺っていますが、いつ頃からそのように好きなことで収入も得て、バランス良く働けるようになったんですか?

舞子さん:実は、今みたいに好きなことでバランス良く働けるようになったのは、ここ最近の話なんですよ。フリーランスになったばかりの頃は、「好き」や「やりたい」という気持ちよりも、とにかくフリーランスとして稼ぐためにがむしゃらに走り続けていました。でも、月の売り上げが目標としていた100万円を超えたことで、やっと「お金に関するトラウマ」から解放されて。「もう好きな事で生きてもいいんじゃない?」と、自分を許せるようになったんです。

情熱だけじゃ、食べていけない。好きなことで挫折した経験が原動力に


ーーー「お金に関するトラウマ」とは……?

舞子さん:
私は大学生の頃から1社目の会社にいた頃まで、演劇の舞台を作るお仕事をしていました。その頃はとにかく演劇が大好きで、演劇界に骨を埋めるつもりで朝から晩まで、時には土日も関係なく働いていたんです。
でも、どんなに働いても演劇で収益化をするのは難しくて。演劇も、一緒に働く人達も大好きだからこそ何とかしたいと思うものの、私一人の力ではどうにもできませんでした。

大好きなのに、情熱は人一倍強いのに、それだけじゃ生きていけないーー。そのうち自分の無力さ、スキル不足を直視できなくなり、演劇の仕事を辞める選択しかできない状況に。あの頃は、毎日自分を責めていましたね。
だから、「もうお金がないからって好きなことを諦めたくない!そのためにも強くならなきゃ!」という気持ちが人一倍強くなったのかもしれません。

ーーー舞子さんにも、好きな仕事で上手く稼げなかった時代があったんですね。演劇の仕事を辞めたあとは、どうされたんですか?

舞子さん:稼げるようになるためには、まず社会の仕組みを知らなくちゃいけない。そう思い人材紹介会社に入社し、キャリアアドバイザーとして働いていました。その後、SNSで知り合った方から「今のスキルを生かしてキャリアコーチをしてみない?」と誘われたことをきっかけに、副業をスタートさせたんです。


好きなことで稼いだお金が、また次の好きな仕事につながっていく。自信を取り戻しフリーランスに挑戦!


ーーー本業と副業の両立はどのようにされていたのでしょうか。

舞子さん:平日は会社員として働きながら、土曜日はコーチングのお仕事を1日3コマ程入れていました。今振り返ると、「よくこなしていたな」と思うようなハードなスケジュールですね(笑)。でも、コーチングの仕事は自分の得意を生かして楽しく働けていたし、なにより働いた分の対価がきちんと返ってくるから続けられたのだと思います。

副業を始めてから、1ヶ月で約5万円の副収入が入ってくるようになりました。見方を変えると、月給が5万円上がったようなもの。同じ会社で働き続けながら月給を5万円あげるって、かなり難易度の高いことだと思うんですよね。でも、副業だとそれが数ヶ月で叶う。しかも、得意なことや好きなことをそのまま生かせるんです!

ーーー自分が頑張った成果が報酬という形で返ってくるのは、やっぱり嬉しいですよね。仕事を続けるモチベーションにもなりそう。

舞子さん:モチベーションを保つというと、副業で稼いだお金を現金化して、箱に貯めて増えていく様子を眺めていました(笑)。そうすることで、自分の頑張った成果がリアルに実感できたんですよね。

その貯めたお金でカメラを買い、ずっとやってみたかったフォトグラファーの副業もはじめました。好きな仕事で稼いだお金が、次の好きな仕事に繋がっていく。そんな成功体験を繰り返し積んでいくことで、少しずつ自信を取り戻すことができました。そして、複業フリーランスとして独立することにしたんです。

好きだけじゃなく弱さも受け入れ、自分の幸せを望めるように


ーーーフリーランスになったあと、何かされたことはありますか?

舞子さん:さらにスキルを身につけたかったのと、横の繋がりを作りたくてキャリアスクールに通いました。そこで、自分理念というものを作ったんです。

ーーー自分理念?

舞子さん:はい。自分理念とは人生のコンパスみたいなものです。好きなことややりたいことだけでなく、挫折や劣等感とも向き合いながら、心から納得できる価値観の基準を作り上げました。自分のトラウマと向き合う時間は正直しんどかった……。でも、そのおかげで「稼がなきゃ」「強くならなきゃ」という価値観に囚われていたことに気が付きました。

ーーー舞子さんは、どんな自分理念を作ったのでしょうか?

舞子さん:私が導き出した理念は、“好きなものを、好きなだけ。らしく、自由に、我がままに”です。

これまでのキャリアを振り返ったことで、自分がご機嫌でいられることを優先すると、それが結果的に周りの人の幸せに繋がっていると気がついたんです。それから、自分らしく“我がまま”でいることを選択できるようになりました。


ーーー「我」が漢字で、「まま」がひらがなの「我がまま」なんですね!具体的にはどんな“我がまま”でいる選択をされているのですか?

舞子さん:自分の苦手なことは得意な人に頼む、という選択をしています!

最近、私の大好きな人たちで構成した“チーム舞子”というクリエイティブ集団を結成しました。その“チーム舞子”の皆さんに、自分の苦手な仕事をサポートしてもらってます。これも、しっかりお金を稼げるようになったから。得意な方に報酬をお支払いして、サポートしていただくという選択肢を持てるようになりました。おかげで私は好きなことだけに集中できるし、私の大好きな人たちも得意なことで稼げる。まさに、“我がまま”を貫いたことで周りの人たちも幸せになっている状態ですよね。

我慢しない分、イライラしなくなったし、以前よりも周りに優しくなれたと思います。好きなことをしているけどお金がなかったときも、お金はあるけど好きなことを我慢していたときも、どちらもギスギスしていたから。

最近よく、「舞子さんは楽しく、自由に生きているね」と言われるのですが、”我がまま”に生きる選択肢を持てたからかもしれません。

自分の幸せにGOを出せる人を一人でも多く増やす。
そんな決意から生まれたサービスが、“フリカレ”


ーーー本当に、楽しそうに生きているように見えます。稼げるようになったことで、より自分のやりたいことや好きなことに専念できるようになり、考え方や気持ちも大きく変化したんですね!

舞子さん:その変化はとても大きかったです。“我がまま”に生きられるようになった私が、次に望んでることは、他の人にも“我がまま”に生きて欲しいということです。

次のやりたいことは、自分の幸せにGOを出せる人を一人でも多く増やすこと。そんな想いから立ち上げたのが、“フリカレ”というサービスなんです。

「稼ぐ=幸せ」だとは思いません。でも、私が“我がまま”に生きれるようになれたのは、好きな仕事で稼ぐ力を身につけられたからだと思っています。だから“フリカレ”では、強みや好きを仕事にするだけでなく、収益化の考え方まで伴走します!


ーーー“フリカレ”は、舞子さんの願いであり決意から生まれたサービスだったんですね。最後に読者へメッセージをお願いします。

舞子さん:好きなことを仕事にしたいと思っているけど、なかなか一歩が踏み出せない。踏み出したけど、なんだか上手くいってない。その原因は、自分一人では見つけにくいものです。過去の私がそうだったように。

そんなときは、信頼できる誰かに相談したり、キャリアスクールに学びに行ったりしてみてください。もちろん、“フリカレ”を受講するのも一つの方法です!


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みえだ舞子さんプロフィール
1994年生まれ。埼玉県出身。大学時代より演劇プロデューサーとして活動し、小劇場を中心に演劇やミュージカルを制作。大学卒業後演劇プロデューサーと会社員を兼業するも、演劇界の閉塞感と、自分のビジネス力の弱さを痛感し挫折。「自分が成長しないと何も変えられない!」と他業界への転職を決意。その後人材紹介会社のキャリアアドバイザーとして、20〜30代の転職支援を担当。
自らを“複業フリーランス”と呼び、フォトグラファー、ライター、キャリアコーチなど複数のお仕事でも活躍。
自分理念は“好きなものを、好きなだけ。らしく、自由に、我がままに”
自分の幸せにGOを出せる人を一人でも多く増やしたい。そんな想いからキャリアコーチングをベースとしたキャリアスクール「フリーランスカレッジ」を立ち上げる。

舞子さんのプロフィールから抜粋

デザイン&ライター:おやみな
編集:仲奈々


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