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ノトコレブック 応募作品

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こちらは「文学フリマ東京」(2023年5月21日開催)に出品する『noter Collection Book』ノトコレブックへの応募作品です。 ノトコレブックの詳細はこちらから…
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記事一覧

約束。

「約束、ね」 「うん」  いつのことだかわからないけど、私は確かに約束をした。  そう、確…

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彼女と僕は交わらない【ノトコレver】

「先にお飲み物お伺いしましょうか」  お冷を置きながら、そう尋ねてきた店員さんに、ナズナ…

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いのちのうた〔納品用無駄な努力。それでも頑張ったんだよ的なナニカ(>_<。)〕

 かわいい花  空を見上げる  青かったり  雲が流れていたり  雨もある  雨ひとつとっ…

最初で最後のポートレート【ノトコレ応募】

『遺影の写真を、撮ってほしいの。』  突如入った母からの連絡に、しばらく連絡を取っていな…

xu
1年前
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短編小説|スイカの気持ち

 スイカが落ちていた。放課後の校舎裏、夕焼け空の下でポツンと地面に落ちていた。ボーリング…

猫田雲丹
1年前
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端っこに灯るあかり【ノトコレ応募版】

 私は二十一の時、前のめりで片思いをしていた。朝起きてから眠るまで、ずーっと好きな人のこ…

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朗読版「アナウンサーには、なれなかったよ」/朗読してみたよ

今年5月に開催される「文学フリマ東京」。出店の向け準備中のミムコさん企画「ノトコレブック」に参加するため、次作のエッセイを「ノトコレエディション」として再編しました。 今回はこれを朗読してみたよ、ってことです。 自分の声で再現してるわけなので、それなりにリアルかもw あ、元記事にQRコードを追加します。 ミムコさんの企画はこちらです。 雪多き北海道にも、もうすぐ春の足音が聞こえてくる季節。前向きに頑張っていきましょうw

パーフェクトレモン 《ミムコさんノトコレ応募 フィクション作品》

「お、塩レモン」  冷蔵庫に顔を突っ込んだ夫が嬉しそうに言う。 「国産レモン売ってたからね…

とき子
1年前
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旅行先の一杯【短編小説】

 天井近くまで張られた巨大なガラスの窓辺には、二人がけのソファーとテーブルが均等に並んで…

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夕色純喫茶

 鏡に映る窓の水滴が濁って見えます。これは死に化粧だなと彼女は苦笑いをして洗面台から離れ…

くぅちゃんと天使〔ノトコレブックversion〕

 その犬の名前は、くぅちゃんといいます。  真っ白で、目は真っ黒の、小さな犬。  十五歳の…

悩んだけれど、私のnoteはコレなんだ。/ミムコさん「ノトコレ」企画応募

ちゃくちゃくと。 音がするくらいにちゃくちゃくと、文学フリマ東京を目指すミムコさんの企画…

ソーラン・モーニング

 ソーラン節は、肩こりに効く。従姉と二人暮らしをしていたころ、私たちは夜な夜な河原に出か…

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僕と天使の物語

 白だ。どこもかしこも白だ。  見渡す限りどこまでも白が広がるこの空間には影すらもなく、壁と天井の区別もつかない。当然足元も真っ白で、僕が寝かされていたベッドはまるで宙に浮かんでいるようかのようだ。立ち上がったら落ちるのではと不安になってベッドから足だけをそろりと下ろしてみると、素足の爪先はすぐに固い感触とぶつかった。どうやら落ちる心配はないらしい。ゆっくりと立ち上がって、さてこれからどうするかと考えた始めたときだった。 「お目覚めですか」  背後からの声に振り返ると、確かに