見出し画像

就活生は面接で本音を言えないのか その2

昨日の続き。

前回箇条書きで挙げたことを1つずつ(全部ではないが)深掘っていく。

・自分の全てをさらけ出したら、良い会社に入ることができない。(ここでの「良い」の定義は人それぞれだとして)

どうしてこういう思考が生まれるのか
→学歴主義、成果主義があると考える人がいる
→少し話を盛らなければ自分は周囲の多くの学生より劣ってしまう
→ただでさえ突出した経験があるわけでもないため、些細な本音(漏れ出た一言)でイメージダウンをしたくない。
→就活では「良い自分」を見せるのが当たり前
→そもそも面接官も本音で語ってくれていない説。(説明会でその企業が自社の良いところしか述べないのと似たようなこと)
→向いていないと言われることに対する恐怖(例えば引っ込み思案な性格だから営業は向いていないと言われてしまうとか)
→若干本題と外れるが、結婚願望等を示すと「どうせいつか辞めるんでしょ」というような視線。(男女差別は完全に就活というものからなくなっているとは言えない)


・性格検査はその企業や社員の社風(雰囲気)に寄せていかないと、最初の選考を通過できないかもしれない。

性格検査で落としてくれる会社の存在ってむしろありがたくない??と、私は思っている。自分で「合う、合わない」を決めるより会社側が「合わないよ」と結論を出してくれた方が諦めがつくし、合わないなら合わないなりの理由があって、自分の性格が否定されたわけではないと考えられるのが正解だと思う。多分。

最近の若者の多く?はこうらしいけれど。↓

でもこれに関しては「たとえ社風が自分に合わなくてもずっと働き続けたいと思うかどうか」なんだろうな。今は転職ありきの就活の時代のようだし、「どうせ数年でやめる」と思えば性格を寄せた方が色々と早いのだろうか。



・個性を出しすぎたら、異質な存在だと(浮いていると)思われてしまうかもしれない。

これについては最近書いたので。
でも「その他大勢」の就活生と自分を差別化するためには個性的であることも必要な気がするような。


・自分ばかりが質問されて、相手の(面接を行う社員の)ことがよく分からない。話すスピードやリアクション等でしか相手の感情の変化を掴めない。

「本音を言いづらい雰囲気」ってあるよね。面接官が醸し出す"圧"とか。(特に圧迫面接とかね)本当は面接官が自分のことをもう少し話してくれた方が、「会話ベース」の面接に近づくのではないかと思っているのだけれど。

面接が進むにつれて面接官が例えば部長さんとかになったりすると、名前がわかっていればその人の歩んできたキャリアを前もって知ることができたりするけれど。(逆質問も考えやすいし。)

最初の方の面接ではそうもいかないよね、面接官とは初対面なわけで。その上多少の緊張もあって。相手の感情が読めないと時間が経過すればするほど何を話せば良いのか分からなくなって。もっと"良い自分"を見せようとして。

これが良いとか悪いとか言っている場合ではなくてこれが普通だと思わなければいけないのかもしれない。でも、この「就活の形」、もっと根本から変えるような考えがあっても良いと思うんだよなぁ。



・そもそも自分の「本音」を面接を重ねるうちに見失ってしまった。

これは自分も陥りそうで怖いなぁと思うことの1つ。落とされることを「自分が否定された」と感じないような強気の?メンタルが必要だろう。

どうしてこういう思考が生まれるのか
→気づいたら自分を偽っていた。お祈りメールを見れば見るほどありのままの自分を否定される気がした。
→面接でつっこまれた時にうまく答えられなかったという経験が、自己分析には本当は不必要な焦りを生んだ。
→本音を語っていても落とされるばかりで、自分が働ける会社は本当にあるのだろうか....と不安が付きまとってくる。
→やりたいことが増えすぎたorやりたいことがどんどん減っていった。
→ありのままの自分を認めてくれる場所として「会社」を選んではいけないと感じている。
→つっこまれる度に自分の本当の考えがどこにあるのかわからなくなっていく。自己分析にゴールがないように、本音にもゴールが見出せなくなる。


この辺の深掘りは私の想像だけれど.....。



キリが良いのでまた次に続く。

(長すぎた)