文章や資料を作成するときに必要な基礎スキルとは?
久しぶりの更新です。noteは個人事業主としてのお仕事の話に特化してお届けしています。MMC Lab.のMIMOです。
さて、今日は文章や資料作成時に必ず押さえておきたいポイントを少しご紹介。
わたしは、専門分野について調査をして文章を作成するライターとしても仕事をしていますが、もともとコンサルファームで働いていたこともあって、
「(業務がわからない)新人なんだから、それくらいできて当たり前でしょ!」
ドキュメンテーションスキルは、ほんと鍛えられたなぁ…と感じます。
必要な基礎スキルとして、
①仮説思考
②論点思考
③ロジカルシンキング
今回はこれらの3つをご紹介。
最後まで読むと、文章を書く前、資料を作る前にやることが見えてくるかも?
ライターをやるにしても、ただ書き連ねるだけでは良い文章は書けませんので、そういう意味でも参考になると思います!たぶんね!
どうぞお付き合いください。
そもそもドキュメンテーションとは?
ドキュメント=記録物、文書という意味なので、ドキュメンテーションは文書化とでも言えば良いのでしょうか。
メールやチャットの文だって広い意味ではドキュメントだし、契約書や請求書もドキュメントだし、設計書や報告書だってドキュメントです。
こういった資料たちを作るスキルがドキュメンテーションスキル。
資料を作るとなると、ついPowerPointの見栄えばかり気になったり、なぜか無駄にアニメーションを入れたり、謎に色が多かったり…ってことありませんか?
あるいは、ライターとして文章を書くときにも、指示された枠では書けるけど、ゼロから構成や見出し組み立てて記事書いてください!って言われると躊躇したりしませんか?
そんなとき、必要な基礎スキルが以下3つです。
①仮説思考
仮説思考は、仮説をもって考える能力です。そのままですが。
コロナで密集した地域に住むのを嫌がる人たちが多いとの情報を複数入手したら、その情報から「今後は都会から地方に移住する人が増えるのでは?」と推測する=仮説を立てる、などが該当します。
この思考は、ウェブ上にコンテンツを出すときのテーマを考えるときにも役に立ちますよね。
自社のサービスを利用してもらいたい、と思うのであれば、未来のお客さんにはどんなコンテンツを届ければ良いのだろう?と考えるときにも必要です。
もしくはクライアントが必要としているコンテンツはどのような内容だろう?を考えるヒントにもなります。
②論点思考
論点を抽出して考える能力です。これもそのままですが…
この論点を抽出して整理するスキルは、ファシリテーションにも役立ちます。
国会とか無駄そうな会議で、ぜひ役立てて欲しい思考能力です。
議論するポイントを明確にできないと、議論が錯綜したりコンテンツ内や会議の場で結論が出せません。内容を発散させたいなら別ですが…
先ほどの仮説「都会→地方移住進行」の例であれば、この仮説が成立するかどうかを検証するためにはどんな論点が出るでしょうか?
話したら楽しそうですよね!
③ロジカルシンキング
論理的な思考能力のことです。①と②と一緒に使います。
1+1=2になることもあれば、1+1に別の要素が入ると=100にもなるかもしれない!?
物事を体系立てて整理する力です。
主張を客観的に根拠づけて、合理的に説明できる能力ですよね。
先ほどの「都会→地方移住進行」の例でいえば、
【主張】
今後は都会から地方に移住する人が増えます
【根拠】
・実際、人口動態統計を見る首都圏への転入より転出が上回っています(※本当のところはよく見ていないので、興味がある方は調べてみてください)
・民間企業A社の調べによれば、コロナ前と後での移住希望者数は〇%増えています
・別の統計予測を見ると、2030年までには〇万人が都会から地方への移住をするとの予測も出ています
みたいな根拠を筋道立てて整理し、仮説を立証するような能力です。
もちろん今挙げた理由だけだと弱く、「そもそも地方移住の定義は何ですか?二拠点生活や他拠点生活、ワーケーションは入るんですか?」など、前提の定義も必要になります。
これってライターとしての業務にもすごく必要ですよね!
ロジカルシンキングについて詳細を知りたい方は、グロービスのサイトが良かったのでリンクを貼っておきますね!
ロジカルシンキングとは?意味・構成要素や訓練方法を解説(GLOBIS知見録)
文章でも資料でも、大切なのはストーリー
専門性が高く、内容の濃い記事を作成するためには、これら①~③の思考能力を鍛えていくと、よりクライアントの方のニーズに答えやすくなります!
いきなり書き始めるのではなく、まずストーリー=構成を組み立てて、各ページや部分に何を書くと良いのか、順番はどういう順番が良いのか、を意識するだけでもすごくわかりやすくなると思っています。
参考になれば幸いです。現在はライターは行っていませんが、キャリアやビジネスのコンサルティングはお受けしているので、ご興味のある方はお問合せください。
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