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2度目の育休から復職後、ママになってから管理職へ昇格、振り返っていま思うこと

妊娠、出産などのライフイベントによって影響を受けやすい女性たちが、
納得したキャリアを選択できるようなサポートやサービスを提供するMimosa。
今回は、Mimosaメンバーの福田有希に、ママとして管理職を目指すまでの心境と、今振り返ってみて思うことについて話を聞いてみました。

経歴

福田 有希
金融営業職
Mimosaメンバー

■ 新卒で金融営業職で入社。
■ 32歳で第一子出産の為、1年半産休育休を取得
■ 営業職フルタイムで復帰
■ 36歳で第二子出産、1年半産休育休
■ 営業職として復帰、管理職へ昇格

キャリアの中で、「一番のターニングポイント」は?


私が34歳のとき、1回目の育休から復職したときです。
まず、産休育休に入る前の私の状況として、地域限定職に就いていたため異動もなく、ずっと同じ顧客を担当し、仕事がマンネリ化していました。そんななか、妊娠は私にとって一度仕事をリセットできるチャンス!ととらえていたのを覚えています。
そんな心境だったこともあり、産休育休の時間はとても楽しいものでした。久々に働かなくて良い時間。とにかく自分の好きな事をして満喫してました。

その後復職しましたが、復帰してすぐに周りの男子と同じ実績をあげても、会社が休み明けの私を全く昇格させる気がないということに気づき、愕然としました。その後、仕事は頑張りたいけど会社からは評価されないという納得いかない思いで過ごし、そのまま第二子の妊娠。第二子の育休中は、1回目の育休復職時の経験から、ただ好きな事をして時間を過ごすというより、「今後どうやってキャリアを築いていこうか。このままでいいのだろうか?」という不安な気持ちで色々模索する中、mimosaの西田さんはじめ皆さんに出会いました。この時は、同じような女性たちがいるんだ!と嬉しかったのと同時に驚いたことを覚えています。

2回目の育休を終え、働いていた会社と仕事が好きだった為、もう少し頑張ってみようかな、と思い、復職を決意しました。同時に、その当時、会社には女性の管理職はいても、子育てをしている管理職はいなかったのですが、「もしかして、私できるんじゃない?」と2回目の営業職復帰に挑みました。
そして、もちろん男性よりは昇格は遅いものの、無事マネージャーに昇格し、今後は管理職としてどうやってキャリアを築いていこうかなと考えを練っているところです。

今、ご自身のターニングポイントと同じような状況で悩んでいる方がいたら、どのように声をかけますか?


私は、地域限定職で入社し、転職経験もなかったので、「今まで何の選択もチャレンジもしてこなかったな」と、自分のキャリアに自信が持てずにいました。
そんなことを思っていた2回目の育休時、ある人に「自分の環境を変える必要がないなら変えないに越した事はない。現状維持も立派な選択肢。転職や起業は成功した人の声がよりよく聞こえてくるので素晴らしい事のように思えるけれども、今ある環境で頑張る事もとても素晴らしい選択肢であり挑戦だよ」と声をかけてもらい、とても救われました。

自分のキャリアに自信が持てなかったり、他の誰かを羨ましく思ったりする気持ちは良く分かりますが、誰かと比べる事はしなくていい。今ある自分に何ができるか。どうしたいか。を考える事が大切だと思います。

今後、どのようなキャリアを築いていきたいですか?


何の挑戦もしてこなかったと自己評価が低かった私ですが、いま振り返ってみれば、前例のない子育てとマネジメント職の両立は、大きな挑戦だったと思います。その挑戦を決めたときも、会社に子どもがいる女性管理職がいない状況にもともと疑問を感じていて、「何でいないんだろう。いないなら私がやる。やれる。」と自分を信じることができていました。それが目標を達成できた一つの要因だったと思います。

今後は、ここまで目指してたどりついた管理職として、良きロールモデルとなれるように歩んでいきたいと思います。
自身のキャリアも積み上げながら、娘2人に私が母でよかったと将来思ってもらえるようにするにはどうするべきか。それが今の私の挑戦です。
また、女性の昇進って「女性枠」や「管理職増やさないといけない企業側の都合」と思われたり、自分自身でもそう考える事もありましたが、その辺はあまり深く考えず会社からの評価を素直に受け止め、良きロールモデルになれるよう歩んでいきたいです。

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