復職までにリワーク無しで自力でしたこと

24歳頃の頃、約半年ほど休職して復職した経験があります。体力ゼロ引きこもり状態の今思い出すと「ようやったなあ……」としみじみ感じたので下記に述べます。
※筆者は双極性障害(恐らく、だとしたら2型)とも診断書に書かれているため参考になるかは分かりません。まあ世にはこんなオモロイ人もいるよ、という体験記です……。

・会社の最寄りの駅まで通う(なるべく朝夕の通勤時間帯)



最初は無理に通勤ラッシュに乗らなくてもいいと思います。人混みは風邪が伝染る可能性があります。私は最初、午後空いた時間に乗って行き夕方のサラリーマン達と帰宅していました。服装はオフィスに適したものが気は引き締まります。何より仕事用の服を着ていれば仕事してる人に見えますし。やはり格好は大事。


・会社付近の喫茶店で何時間か作業をする


私は喫茶店で会社生活をネタにしたギャグ漫画をアナログで書いていました。(勉強しろ)

「さて、会社前に着いた……あの中で皆は仕事しているのか……オレはいったい……」
「あのフロアだけまだ明かり付いとんのか」
等と眺めているだけでは虚しくなりますので、何でもいいので作業用にiPadや本を持っていくといいかもしれません。今はデジタル化していますが書くほうがおすすめです。


・とりあえず会社に突撃して雰囲気を掴む(休職中の自分のデスクに残した忘れ物を取りに行く)


※これは私がバカなので全くオススメしません。

ちゃんと凸前にオフィスに電話し確認しました。「持っていく」と言われましたが「あの戦場に慣れておかないと……」と思い、断りました。
休職中、私のデスクの中の物が勝手に捨てられていないかと不安になったのです。ちなみに大事なものというのは楽しかった学生時代の専門教科書です。
私が登場した途端、みんな「( ゚д゚ )」な顔をしていました。挨拶とお辞儀だけして5秒でそそくさと去りました。

ちなみに辞めた後も一回遊びに行ってる。(卒業生か)円満退社した人もたまに来てました。


・散歩、軽いランニング


体力付けがてらに、部屋着で近所を歩いていました。ポケゴー、スマホで写真を撮るために散策も良しです。夜は近くの公園まで軽く走りに。(100均のウエストポーチを装備)やってみると案外気持ちがよく楽しかった。

友人「普段着でランニングしたら、ただ急いでる人みたいになるよな?」

という忘れられない言葉があるのですが、ジャージに近い部屋着ならいいんじゃないかしら。
走った後は公園でタバコを吸うという健康さを不健康で帳消しにしてプラマイゼロでしたね(※これは息苦しいので真似しないで下さい)

実はこの時、復職への不安ストレスでガリガリに痩せていたのですが「復職に向け体力をつけることがメイン」でやっていて拒食症等ではない、とは思います(断定はできない)


・仕事の勉強、復習


電話応対の復習などもしていました。
私は一人暮らし及び根暗であまり声を出さないので。声出しの練習やヒトカラもいいでしょう。
「あーー」「あなたトトロって言うのね!」「お前はもう死んでいる」「バーロー!」など家の中で朗読やアニメ等のセリフを練習していました。

※隣人の迷惑にならないように行って下さい。私は特殊な古家なので、歌っていても踊っていても大丈夫です。


・集中して出来る趣味を行う


私の場合はお絵かきでした。上手い下手とか気にせずに、子供の頃のように真っ白なノートに次々と黒ペンで描きまくったのがセラピーになったのだと思います。技量などを気にしたり、人の作品を見て気にすると鬱になるのですよ。自分の世界でやることがいいですね。
「自分が楽しいと思えること」「やらなきゃ、ではないこと」これが大事でした。家で出来る女装でもいいのでは。


・「生活記録表」「自分カルテ」を書く


生活記録は病院から貰ったものです。検索したら出てきます。タイムスケジュール表と気分の記録です。紙一枚でパッと見て分かるのがいいですね。

カルテは「どうして休職したのか」「休職に至るまでの過程」をWordで書いて医者に自ら提出しました。ちなみに原型はギャグシナリオに脚色していたものです。人生とは演出と考え方次第で悲劇にも喜劇にも変えられるのです。これはパソコン内のどっかにあるので気が向いたらまた載せます。


・復職面談に向けてのイメトレ


「何聞かれてもどんと来いや!いつ辞めてもええんや!」で行くぞ、で終わりました(体当たり)

尖り盛りで若かったし、私の復職は本当にめっちゃくちゃなので、参考にならない気もする。
復職面接で私の休職中に赴任していた新課長と初対面ですし、部署異動要→不要にムリヤリ変えてもらってるし。診断書を訂正印で変更というメチャクチャさは産業医にさすがに怒られました)
これはまた部署の皆と働きたかったという私の本心からの変更でした。


【おわりに】


なんだかんだ復帰してからハードでしたが楽しかったですよ。
再休職して辞めてますけど……。
(どっちの選択してても辞めてると思うなあ……)


【追記・復職後の周囲の反応など】


特に偏見の目も何もないです。(あ、戻ってきたの?ガッツあるね!体調良くなったんー位です)
配慮はしてくれるようになりました(でもみんな自分のことで精一杯
この辺りは管理職次第なので、なんとも。

復職は約6時間からフルタイムまで一ヶ月ごとに慣らしたのですが、「短時間労働から始まるなら忙しい時間帯に来てもらいたい」と言われた時は「ワイは工場の機械扱いか?!」とさすがに思いました。

まあその人どこかに飛ばされたし、私何もしてないのでどうでもいいです。(私の上司だった人みんな飛ばされてる気がする……私は呪いの社員かなあ……)

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