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告白。(くそネタ)

私「この前気になる人に告白してみたんやけど」

友「唐突に赤裸々やね、どうやったの」

私「返事待ちや、これはいわゆる脈なしってやつなん?」

友「いやいや、まだわからんやん。可能性あるやろ」

私「そもそも"脈なし"って言葉の意味何なんやろな、好きな人はもう生きてないって事なんか?心臓マッサージとかすればワンチャン生き返るんかな?

友「は?」

私「それともホンマの脈がなくて死んでるのはワイの方なんか?
ちょっと分かりやすい首元で測ってくれ(なぜか自分の首を締めようとするワイ)

友「ちょっやめて!!…恋煩いで、もはやボケが病んでるで

私「でな、返事待ちなんやけど、今度電話するって言われてんねん」

友「おお、ええやん」

私「ちょっと今からその電話の練習に付き合ってくれへんか」

友「お、おう…ええよ」

私「もしもし、あのさ……この間の話なんだけど、

ごめん。オレ…(👨物凄い低音の男声)

友「君が告白された側を演じたら意味ないやろ」

私「ワイは告白されたイケメンになってみたいんや」

友「話の趣旨変わっとるぞ」

私「👨ごめん、オレ、実は好きな人が居て…告白しようと思ってるんだ……
でも君の気持ちはすごく嬉しい、ありがとう」

友「(…この流れ最後までやるつもりやな)

👩そ、そうなんだ……じゃ、応援してるね!私達、これからも友達でいようね」

私「👨友達じゃなくていいさ」

友「👩えっ………?」

私「👨オレが告白したかった相手はまさに君なんだ……
ややこしくてゴメンな、オレから君に告白したかったんだ。その方が女の子側も嬉しいだろ?
…女に告白させるなんて、オレのポリシーが許さないんだ」

友「👩(えっ何このドキドキする展開?!)

そ、そうだったの!?そんなに私のことを考えてくれてたなんて嬉しいよ!」

私「👨…これから、オレのために毎朝味噌汁作ってくれないか」

友「 告 白 が 超 ダ サ い ! !
しかもそれプロポーズの言葉ちゃう?!
そこカッコつけるなら、これから僕のそばにずっと居て下さい、とかあるやろ」

私「👨…これからオレのパンツ毎日洗ってくれないか」

友「👩…あの、ごめんなさい、やっぱり告白は無かったことにして下さい」

私「👨…これからオレのパンツ毎日味噌汁で洗ってくれないか」

友「もうやめて!!頭おかしいわ!!
味噌汁でパンツ洗ったら、逆にう○こ漏らしたみたいなパンツになるやろ!

私「ふぅ……一回イケメン演じてみたら満足や、これからが本番練習や」

友「いやそれイケメンというよりヘンタイ……
今までの茶番の時間返せや」

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私「♫prrrrr……あっ彼から電話だぁ!!」

友「おい、いきなり始めんのか

私「はい、もしもし…

……そうですか…不採用ですか……御社が第一希望だったんですが……いえ、他に受けてる会社はありません。

友「………何?アンタ?告白=仕事の面接なの?」

私「いや、その時の面接官さんに一目惚れして告白したんだけど」

友「落ちて当たり前や

私「とにかくこのやり取りの練習に付き合ってくれ」

友「一回だけやで」

==

私「♫prrrr………はい、私です。」

友「お世話になっております。…この前の面接の結果ですが、残念ながら不採用となりました」

私「……そ、そこを何とか、どうにかなりませんか?
浮気の定員枠はまだ空いてませんか?

友「……すみませんが、既に3名の方に決定しております」

私「他の業務内容での募集もしていましたよね?それに変わっても構いません!愛人業務とか

友「そちらも既に募集を締め切りました。ご期待に沿えず申し訳ありませんが、貴殿の益々のご活躍をお祈り…」

私「…全くとんでもない貞操観念の男やなアナタ」

友「はい?

私「もうこっちから願い下げです!
送ったラブレター、いえ履歴書は全部捨ててくれませんかね!
あっ私の盛れた証明写真だけ返して下さい!

友「個人情報はこちらで徹底的に管理し、破棄も行っております」

私「個人情報じゃなく、アナタの貞操観念の管理をした方がいいですよ?

友「……と、とにかく、不採用という事ですので…私からは以上です。失礼致します(電話を切る)」

私「チッ、就活だの恋活だのふざけんなッ!!(捨て台詞を叫びながら舞台を蹴飛ばす)」

友「ちょっ…何なのこのやり取り?私なんか変な事言った?君が変な妄想を言ってただけやろ」

私「ワイは悔しい……」

友「頭のオカシイ面接者に付き合わされる面接官の気持ちをまず考えて

私「芸人らしく、

ええーーーちょっと待って下さいよーー!!不採用とか一回考え直して下さいよーー!!何が理由なんですかーー!!


とか明るく言った方が挽回チャンスあったんかな?」

友「挽回もクソもないわ、お祈りされて終わりや」

私「うーん…ワイが優秀で、釣り合わなさすぎて申し訳なくて断ったんかな?
確かに、他の会社や男の方が条件ええかもしれん

友「変なとこで物凄いポジティブで勘違いやな」

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就活と恋活を皮肉にした、うんこ漫才です。
※「味噌汁…」のくだりは確かスピードワゴンのネタのオマージュです。

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