あの夜、ずっと真新しいままのNew Balanceのスニーカーを見て思ったこと
彼が歩けますように
丁寧に文字を書いた。
息子が2歳の誕生日を迎える頃、とある神社で手渡された絵馬。
「願い事を一つ書くとなんでも叶う」と言葉を添えられたそれに何を書くか、一晩悩んだ。
絵馬はひんやりとしていた。
子どもへの愛情なんて、いつどこで習うのだろう。
親になったらわかるものなのか、親になる前から知ってるものなのか、どんな形が正解なのか、どんな感情が当たり前なのか。
比較的若くして母親となったせいかもしれない。
恋愛以外の愛の形は、なんとなくあやふやで、確信