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✈︎最近の後輩CAが機内アナウンスが上手な理由✈︎

飛行機に乗った際に流れる機内アナウンスは、皆さまちゃんと聞いて下さっているのでしょうか。

私は日本語スピーカーなので、日本線では日本語のアナウンスを担当します。

機内アナウンスはまず「ご搭乗のご挨拶」から始まり、飛行中はシートベルトサインのお知らせ、免税品販売のお知らせ。

離陸前には税関からのお知らせ、厚生労働省からのお知らせ、到着地のお知らせな等、様々なアナウンスがあります。

初めてのアナウンスで

アナウンスは失敗して噛んでしまったりしたら、乗客全員の前で恥をかくことになるので、慣れるまでは緊張します。

新人の頃に初めてアナウンスを担当した時は、空港と航空を言い間違えたのをのを覚えています。

「くーこー」「こーくー」焦っていると間違いやすいです(笑)

あと、検疫所 検疫官などのワードが噛みやすいので注意していました。

今はコロナ関係のアナウンスも増え、読む文章も長くなって大変です。

といっても、最近はアナウンスは後輩に任せっきりで私はアナウンスをしていないのですが。

アナウンスは誰が担当するのか

私の会社では、暗黙の了解で『一番後輩のCA』がアナウンスを担当する場合が多いです。

誰がしてもいいんだけれど、何とな〜くそうなっています。

『一番後輩』というのは、エコノミークラスを担当しているCAたちです。

フライト前のブリーフィングで「今日のアナウンスは誰がする?」という話になり、「あ、私がやります!」と後輩が言い出してくれるのを待つという不毛な流れがあります(笑)

目に見えぬプレッシャー…

もしくは、みんなで最初に挨拶をした際に、後輩さんが「本日はよろしくお願いします。アナウンスは私がやりますねー!」と言ってくれたりします。

殆どの人は『できればアナウンスを担当したくない』と思っています。

面倒くさいので。(この一言につきる)

私もやりたくないので、後輩には本当に心からやってくれてありがとうという気持ちです。

アナウンスが得意な同僚たち

こんな私も、新人の頃はアナウンスをやっていました。

何度もやっていれば慣れてくるものですが、それでもあまり好きな業務ではありませんでした。

しかし、中にはアナウンスをするのが好きな奇特な人もいて、同じクラスの同僚が率先して「私がやります」と言ってくれると大変有り難かったです。

アナウンサーの学校に行っていた事がある同僚や、日系エアラインで厳しく指導された経験のある同僚が素晴らしいアナウンスをしてくれた時はいつも聞き惚れていました。

達人になってきている後輩たち

例えアナウンスで噛んでしまったり、ミスをしてしまった時でも、それをガミガミと怒るような怖い先輩CAはいません(笑)

私も「そんなの全然いいよ。私も間違える事あるし。それより今日はアナウンスを担当してくれて本当にありがとう。」という気持ちです。

最近、弊社では新人採用を行っていないので、エコノミークラスの後輩たちはずっと『後輩ポジション』のまま…

よって、アナウンスを担当する頻度が多い。

毎回アナウンスをしている後輩たちは、メキメキとスキルを上げ、私なんかよりもとっても上手にアナウンスの仕事をしてくれています。

こんな素晴らしい後輩たちに、長年アナウンスをやっていない私は、なーーんにも言う資格はないです。

いつもアナウンスをしてくれてありがとうございます。(心から)

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