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嫌だと思う人・こと


人と話しているときや、夫と暮らして思うのは
人間関係を築くにあたって嫌だと思うことが同じって結構大切だな、ということ。


好きなものや好きなことが同じよりも、
嫌なことが同じの方が実は一緒にいる上で重要なことのように思う。

なぜならどんなに趣味が合っていようと
自分は嫌だと思うことを相手が気にしない人だったり、ましてや悪気なく平気でやらかしてくる人だと一緒に過ごすのって結構きついと思うから。

というのも実はこれが原因で、わたしはお付き合いしていた男性と別れたことがある。
読書会で出会った人だった。

お互い本や映画が好きで趣味は100%合っていた。
二人でいたら盛り上がるし一緒にいてとっても楽しい。
なのにお互いの嫌だと思うことに結構な違いがあることにより、我慢したり喧嘩することが増え、最終的にはどんどん関係が悪化した。

どれもちょっとしたことで、どちらが悪いとかではなかったので別れるときもすごく悩んだ。
『このくらいのこと、我慢すればいいのかも』とも思ったけど、結婚したら一生我慢するのかあ…
そう思うとやっぱりしんどかった。



この別れにより本当に価値観って人それぞれで難しいなあ。と思ったし、
好きなことよりも、なにを嫌だと思うのかにこそ、その人の価値観やその人らしさが表れることを知った。


そして嫌なことに共感しやすい方が実は一緒にいる上では重要なんじゃないか?
と思うようになった。




前置きが長くなりましたが
そんなわけで今回はわたしが思う
【嫌だと思う人・嫌だと思うこと】を書いてみたい。

まったく共感できない人もいると思うし
わたしの捻くれた性格が全面にでてしまう気もするので
嫌な気持ちになりそうな方は回れ右でお願いします。
この記事で誰かを傷つけたいわけではないので。


ちなみに【店員さんへの態度が悪い人は嫌だ】とか【暴言は嫌だ】とか、多くの人がそうだろうと思うことは省きます。


これってわかる人にはわかるだろうし、
わからない人は全然わからないだろうなあ…
という微妙なラインの嫌なことを書きたいと思う。

さあいってみよう。




家の中がうるさい

家の中では静かに過ごしていたい。
無音で、たまに外の風の音や車の音があるくらいがちょうどいい。
だからテレビの音がうるさかったり、YouTubeや音楽がガンガンかかっている家は落ち着かない。
同じ理由で、家に人を呼ぶのも嫌だと思ってしまう。
夫が週末にホームパーティーとかするタイプの人だったらわたしは病気になってると思う。


人から本を借りる(貸してくれる)

「この本、よかったから貸してあげる」
たまにあるこういうこと。
貸してくれたことは親切であり、そこに悪意なんてないのはわかってる。
でも考えてしまうのだ。
借りたから早く読まなきゃ、早く返さなきゃ、汚さないようにしなくちゃ…と。
そして人のものがカバンに入ってる、家にあるということにそもそも落ち着かない。
早く返さなきゃと思ってしまい楽しめない。
だから本とかDVDは極力お借りしたくない。
よっぽど読みたかったら自分で買って、汚すことも期間も気にせずにマイペースに楽しみたいのだ。


用件のない突然の電話・長電話

電話ってなかなかに相手の時間を奪う行為だと思う。
電話しながらできることって結構限られる。
その電話によって、いまやっていたことを中断せざる得ないこともあるし、トイレにだって行きづらい。
だから「久しぶり!元気?」なんて突然電話をかけてこられると困る。
そっちはただの暇つぶしかもしれないが、こっちは洗濯物を干していたのだ。
片手でどうしろっていうんだ?
電話をかけるなら、せめていま電話できるのかLINEで聞いてからにしてほしい。
そういえば夫と付き合ってるとき、お互い電話が嫌いで、よっぽどじゃない限りかけなかった。
わたしにはそれがとってもありがたかったな。
夫とはこのように嫌なことが基本同じである。


カラオケ

多くの人が気軽に「カラオケ行こう!」って言うけど、めちゃめちゃ気をつかう場じゃないですか?
そこにいる人の年代、知ってそうな曲、それだけでも選ぶのにひと苦労なのに、空気まで読まないといけない。
いまバラード系はちょっとしんみりしてしまうから明るくてみんなで盛り上がれそうな、場の空気にあった曲…
えーとどれにしようかな…
しかもやっと選曲できたと思ったら、歌の上手さもある程度求められる。
求められるスキル多すぎ。
一曲歌うだけでもひと苦労なのに
歌い終わったらまた
「ほら!mimiさん歌って歌って!」なんて言われる。たまったもんじゃない。
カラオケでの「歌って」→「場の空気を壊さないようにちょうどよく盛り上げてね」なのだ。
責任重大すぎる。


サバサバしてるって自分で言う人

自分でサバサバしてるって言う人でサバサバしてる人を、いまのところ見たことがない。
むしろねちねちしてる人が多いとすら思う。

『わたしサバサバしてるから女友達少なくて、
男友達と話してる方がラクなんだよね〜』
たまにいるこういう人。
本当にサバサバしてる人は性別で人を区別しません。
こういう人を見ると、なにをアピールしたいんだろう?と思う。
「わたしはサバサバしてる」
へえ…それで?なんて返してほしいの?
男友達多いアピールなの?よくわからない。
ちなみにわたしはこんなことを書いてる時点で
ねちっこい性格悪めな女です。
サバサバなんて到底辿り着けない。


「普通は」って言う人

自分の普通がみんなの普通だと思わないでください。


決めつける人

「休日予定ないの?寂しいね」
寂しくないです。

「一人旅?寂しいね」
寂しくないです。

「彼氏いないの?寂しいね」
寂しくないです。

「あの人、性格悪いらしいよ」
へえ…だから?その人がいい人か悪い人かなんて噂話で決めつけないで、自分で判断したら?

「あの人、仕事できないらしいよ」
自分が迷惑を被ったわけでもないのに、小耳に挟んだ噂話を言いふらすのはどうかと思う。

「そんな場所に住んでるの?田舎だね」
意外と都会だし便利ですよ。住んだことあるんですか?憶測で決めつけないでください。


求めてないのに『心配』してくる人

妹がこれだった。
「お姉ちゃん、その年齢で彼氏いなくて大丈夫?心配」
「将来のこととかちゃんと考えてる?心配」
結婚前によく言われたことだ。

そんな妹はわたしが結婚したとき、
「お姉ちゃんでも結婚できるんだね」とか
「お姉ちゃんと一緒に暮らせる人なんているんだ」などと言い、やたら見下してきた。

ああやっぱりあの心配って心配ではなかったんだ、と確信する。
『心配してる』と言いつつ、相手を見下して気持ちよくなってただけなんだ。
「あなたには彼氏もいないし魅力がないと思う。それを自覚したら?」とストレートに言ってしまうのは、さすがにやばいやつだと思われてしまう。
だから『心配してる』をうまく活用して自分の性格の悪さを隠しながらマウントをとる。
妹のこういったところが幼少期から信用できなかった。

こういう人はたまにいるけど、どうか人の心配をしてないで自分の人生を頑張ってほしいと思う。


求めてないのにアドバイスする人、
その後自分語りが始まる人

友達がグループLINEに「出産しました!」と報告をくれた。
たくさんの「おめでとう!」が飛び交うなか
ひとつのコメントに違和感を抱く。
「おめでとう!でも子どもは産んでからが大変だよ〜。わたしの場合は…」

…。
そこは「おめでとう」でよくないか?
誰もこの場でアドバイスも経験談も求めてないのだ。
でもたまにいるよねこういう人。
自分の経験談を聞いてほしくて『アドバイス』として自分語りが始まってしまう人。

あのね、迷惑です。

ちなみにその後、グループLINEでは誰もその『アドバイス』には触れず
産んだ側の子は「みんなありがとう!頑張って育てるねー!」という返信をしてた。
とても大人な対応だ。
出産すると、このようないらないアドバイスをたくさんもらうと思うけど
適度に聞き流して頑張りすぎず、楽しく育ててね。


「みんなそうだよ」って言う人

「仕事が大変なんだ」
「みんなそうだよ」
「なかなか時間とれなくて」
「みんなそうだよ」
…。
こう言われてもなんの慰めにもならない。
むしろ、みんなそうなんだからそのくらい頑張りなよ、と言われてるようでその先も話そうと思えない。
「みんなそうだよ」
そう言われたら
「うん、そうだよね…」
としか返せないし、話す相手間違えたなあ、と思う。

にしても『みんな』って誰なのよ。



以上、10個の嫌だと思う人、こと。
(10個もあった…)
後半すごく熱くなってしまったし、思ったよりも長文になってしまった。

捻くれたわたしの性格が露呈して恥ずかしいけど、これまでで一番自分をさらけ出した記事になったと思う。

ここまで読んでくださった方がいたら
本当にありがとうございます。



書いてみてやっぱり、
嫌だと思うことには自分の価値観や大事にしてる考えがよく表れているなあと思った。
好きなことよりも嫌いなことにこそ、人間性がよく出るなあと。


どれも微妙なラインの嫌なことなので
人によっては全然共感できないかもしれない。
でも共感できる人とは盛り上がれる話題かもしれない。


そういえば夫とは好きなことも同じだったけど
嫌いなことでも付き合う前に盛り上がった。
例えば「本の貸し借り嫌なんですよね〜」と言うと「わかるわかる!」というような。


嫌なことが同じ、そして例え違ってもお互いに歩み寄れるところは、夫と結婚したいと思った理由のひとつかもしれない。


誰かを傷つけたくて書いたわけではないので
こんな人もいるんだな〜くらいに思ってもらえたら救われます。



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