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取材の流れどおりには書かない。"ライター"として書くときに意識している5つのこと

現在わたしは趣味として、好き放題noteを書いていますが、

まぁ、ライターとして書くんだったらこーんな文章じゃダメかもね〜☆

ということで、今回はライターとして書くときに気をつけていることについて話していこうかと思います。

わたしは取材をすることが多いので、取材ベースのライティングを前提としておりますので悪しからず。ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。

1. 取材の流れどおりに書かない

noteの場合、特に構成を考えず、指が動くままにタッタカタ〜と書いちゃうことが多いのですが…(これもそう)

取材の場合はいかんせん文字数が多いので、ぐちゃぐちゃの構成で書くと大変なことになります!!

あらかじめ用意しておいた質問しかしないのならともかく、会話をしながら、新たな質問を織り交ぜながら進んでいくのが取材であり、それが醍醐味でもあります。

なので、取材内容を書き起こしたら、まずはテーマ別にざっくり分けて、構成を固めます。

わたしの場合は、見出しになりそうなテーマを5〜6個切り出したら、それを付箋に書き、どの順番で話が進んだら面白いかな〜とあれこれ並び替えながら考えます。

意外と思われるかもしれませんが、取材の流れそのままを記事にしたことってあまりないかもしれない。

とびきりおいしい一品にするために、素材の味を生かしつつ、フックになりそうなテーマを前に持ってきて、まとめられそうなところはまとめて…と料理しながら構成を決めることが多いです。

ちょっと手間だけど、書き終えたあとにコピペして移動するほうが非常に面倒臭いからね!(笑)

2. 相手の「口調」をそのまま生かす

これは賛否両論あるかもしれないけど、「話しことば」すべてを「書きことば」に直すのにものすごく違和感を覚えるので、相手の口調は残すことが多いです。

「〜なんですけど」を「〜なのですけれど」に直すと変じゃないですか。

日本語的には楽しいかもしれないけど、そんな喋り方する人っていないじゃない⁉︎

なので、そこは「国語」に囚われず、相手の話し言葉を尊重して、あえて残します。

「うーん」というような言葉も、「考えている間」を出したいのなら残す。

書き起こしのあと、すべてを整えたくなっちゃう気持ちもわかりますが、取材に関してはある程度残したほうが「その人らしさ」が出るし、生っぽくて良いと思います。

3. 「ひらく文字」を徹底的にひらく

これは取材に限らず、すべてのライティングに言えることだけど、わたしがライターになりたてのころ、1番口酸っぱく言われたのが「ひらく文字」でした。

要するに、漢字だらけだと読みづらいから、ひらくべき漢字はひらがなにしましょうね、ということです。

「あの頃」→「あのころ」、「時々」→「ときどき」、「例えば」→「たとえば」のように。

これを意識するだけで読みやすさが段違い! 

通常のnoteだとテキトーに書いちゃいますが、ライティングの場合は適宜検索をかけて漢字が閉じたままになっていないかチェックしながら進めています。

いやもう本当…ライター始めて3ヶ月のときは何度言われたかわからない…しかし、慣れてくるとふと目に入った広告や記事をみたときに「ああ、ひらきたい。」と思うようになっていきます(笑)。ひらきつづけるのみです…

4. 「いかがでしたでしょうか?」とか言わない

まぁ要するにテンプレリード文や締め文を書かないということですね。つまんないから。

ものにもよるけど、わたしは自分のカラーを出すライティングを依頼されることが多いので、「自分の感想」というのを大事にしています。

取材をおえて、思ったことはとりあえず書いちゃう。綺麗な感想を書くよりも、そっちのほうが読者には響いたりします。

あとは、記事は自分ひとりじゃなくて、編集さんと作り上げていくものだと思っているので、とりあえず編集さんに身を委ねるのもアリというか…。

ダメだったらダメでも良いし、とりあえず面白いかもと思ったら書いていいと思うんですよね。

だって取材においては取材対象者がメインなわけだから、うちらの私情を挟む場はリード文と締め文にしかないと言っても過言ではない!

そういう遊び心も大事にしています。

5. というか良い記事は良い取材から始まっているので取材を楽しむ

そもそも根本的なことを最後に言うなっちゅー話なんですけれども。

やっぱり面白い記事は取材そのものが面白かったりするので、楽しい場づくりを意識しています。

当たり前だけどきちんと事前に準備をして、質問を考えておく。Twitterなどを見て、アイスブレイクのネタを持っていく。

特に質問に関しては、「これ聞いたら面白いだろうなぁ!」というのをある程度予想しながら作ること。

質問は多めに用意しておくと良い!と先輩に教えられたのでいつも多めに持っていっています。

その人のインタビュー全部読んで、Twitterも全部遡って、音楽もぜんぶ聴いて、とかもやります。

めちゃくちゃ大変だけど、たくさん準備していったほうが相手も温度感上がって楽しい取材になりますよ!


というわけで、ライターなんだか取材者なんだかまとまらなくなっちゃいましたが、書くときに意識している5つのことでした。


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