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"書く"が好きになる文章マガジン

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「 文章ってどうやって書けばいいんですか?」な人に向けたマガジン。「書く」のハードルをがっつり下げて、「書く」が好きな人を増やします。言葉の力で人生を変えようぜ
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記事一覧

「書く」で人は食べていけるのか?

わたしがフリーランスとして独立したときのことを思い出してみると、全然ライター1本では食べていないことがわかる。 インタビュー、イベントレポートなどのほかに、企業noteの企画出しや、Instagramのテキスト作成、Twitter運用など、「書く」を起点にスキルを総動員させながら働いていた。 もちろん、1本「これでいく!」と極めることはすばらしいとは思うけど、当時のわたしにとっては、どの仕事も新鮮でおもしろかった。 とりあえず「やってみる?」と言われたら二つ返事で受けて

noteを始めたきっかけ、書くときのこだわり、文章力の変化…わたしとnoteの4年間の軌跡

noteを巡回していたら、『書く習慣』読者さんがおもしろいことをやっているのを発見しました。 「noter10問10答」ということで、10個の問いに沿って答えていきたいと思います。答えていたら、自然と「わたしとnoteの4年間の軌跡」になりました(笑)。 何もないところから、こんなふうにnoteを書いてきたんだよ〜ってことが伝われば嬉しいです! 1.どんなnoteを書いている?noteは複数のマガジンが作れるので、本当にいろんなことを書いていますね。そのなかでも、大きく

インプットはどこから? 切り口はどうする?「書く」にまつわる12個の質問に答えました

本記事は、noteさんでのイベント「『書く習慣』がたのしく身に付く レッスン」内で捌ききれなかった、事前アンケートでいただいた質問たちに回答したものです。 講義内で質問いただいたものは後ほど追記します! 講義本編は↓から! #1 インプットについてアウトプットの糧になるものを何からインプットしてる? わたしは「アウトプット=メモ」「インプット=心が動いたこと」と勝手に定義しているので、心が動くような体験は意識的にいっぱいしています。 わたしは取材ライターなので、普段

アウトプットは「癒し」なんだよ

これ、精神科医の樺沢紫苑先生のお言葉ね。 アウトプットって誰かのためにやるものとか、なんか一生懸命文章を書いたり、いい感じの画像を作ったりしなきゃいけないものというイメージがあるかもしれない。 でも、1番は自分のためにやることだと思う。自分が忘れないため。学びを深めるため。思考を整理するため。 だからこそ、「癒し」と聞いたときはなるほど、と腑に落ちた。 実は、これまで自分の発信が増えるタイミングというのは決まって忙しいときだった。もっともnoteを小出しに更新していた

すべては「準備」から始まるんだって、平石アナとこじるりが教えてくれた。

最近大物に取材する予定が入り、「ウワァ〜〜緊張する〜〜!」とずっと胃が痛かったんだけど、時間をかけて念入りにリサーチして質問項目を準備していたら少しずつ緊張がほぐれてきた。 わたしは準備が全然得意ではない。学生時代から前日に準備をするという癖がないもんだから、いつも朝ドタバタして忘れ物をしていた。 「準備の大切さ」を知ったのは、取材ライターになってからだ。 先輩のデスクをチラリと見ると、書籍がズラッと並んでいた。 その人が出した書籍を読む。インタビュー記事を読む。

「"感想文"っぽくない、"感想文"」を書くには?

生まれて初めてnoteを寄稿した。 noteを寄稿しているライターさんを見ながら、「いいな〜〜わたしもいつかnoteを寄稿したいな〜〜!」と指を咥えて見ていたので、ものすごく嬉しい。 しかも、わたしも愛用しているヘアケアブランド・ミルボンさんのnoteだ。 しかし、大喜びで受けたは良いものの、いざ原稿を書いてみると「ヤベェ、これは意外と難しいやつや」といきなり壁にぶち当たることになる。 ざっくりと言えば、ミルボンさんが「『ショートフィルムを観た感想』をみんなから募集し

「ライターになるにはどうすればいいか?」の最適解を考えてみた

ライターをしていると、「どうやったらライターになれるの?」という質問をいただくことも少なくないです。 もちろん、「こうすれば確実になれるよ〜!」という万人向けの方法は存在しないのは承知のうえで、わたしなりの見解を書いてみたいと思います。 そもそも何のライターになりたいの?いつも、「ライターになりたいです!」と言われたときに私が言っているのが、「そもそも何のライターになりたいの?」という質問です。 というのも、一概に「ライター」といってもさまざまだからです。一例を挙げてみ

「書くこと」を好きになりたい人のための本ができました。

あれは2020年の5月のことでした。 それまで取材にイベントに駆けまわるような日々を過ごしていた駆け出しフリーランスのわたしの生活は、外出自粛によって一変しました。 いつものように「書くべき」仕事の原稿が手元にない。突然ぽっかりと空いたスケジュールを見つめながら、ううむ、この有り余る時間をどうしようかしらと悩みました。 ずーっと家に引きこもったまま過ごす、代わり映えのない毎日。唯一の楽しみは、せいぜい凝った食事を作って食べることか、アニメや漫画などの娯楽に浸ること。

取材ライターが愛用している書き起こしソフト『Notta』×『Interview Writer』

今回は取材をする人向けの記事です。 取材をするうえで手間がかかるのが「文字起こし」という、録音データを文字にしていく作業。 特に、取材が重なると「文字起こし」がどんどん億劫になってくるので、文明の利器を使って効率化していきましょう! むしろ、重要なのは「文字起こし」後の執筆作業なので、ここに時間を割くのはもったいないです。 年々精度の高いソフトも登場し、文字起こしがグッとやりやすくなってきたので、今回はわたしが現在使っているソフトとサービスを紹介します! 自動文字起こ

取材の流れどおりには書かない。"ライター"として書くときに意識している5つのこと

現在わたしは趣味として、好き放題noteを書いていますが、 まぁ、ライターとして書くんだったらこーんな文章じゃダメかもね〜☆ ということで、今回はライターとして書くときに気をつけていることについて話していこうかと思います。 わたしは取材をすることが多いので、取材ベースのライティングを前提としておりますので悪しからず。ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。 1. 取材の流れどおりに書かないnoteの場合、特に構成を考えず、指が動くままにタッタカタ〜と書いちゃうことが多いの

ライター初心者は「イベントレポート」からはじめよう

ライターの仕事にもいろいろあるけど、1番多いのは「取材」「SEO記事」そして「イベントレポート」だと個人的には思っています。 実際にわたしが本業とは別で初めて請負った仕事が「イベントレポート」でした。そして、「イベントレポート」はライター初心者に適した仕事だとも感じています。 1. 大きな手間がかからない取材の場合、自分で質問をしながら相手の話を聞いていくので、その場でできるのはせいぜいメモ程度。家に持ち帰り、書き起こしながら構成を練る…となると初心者にはなかなかハードル

紙に書くと、達成率が42%あがる。手帳習慣のススメ

新年って、「やりたいことリスト」とか、「今年の目標」とか、ついつい書きたくなりますよね。 わたしは基本的にnoteもブログもすべてパソコンのキーボードを叩いたり、スマホを使って書いていますが、「やりたいことリスト」は手帳に書くようにしています。 なぜなら、達成率が42%あがる、という実験データがあるからです。 "ドミニカン大学カリフォルニア校で心理学を教えているゲイル・マシューズ教授が、267人の参加者を集めて、目標の達成率に関する実験を行った。目標を手書きしたときの達

営業をかける前に準備して!ポートフォリオの作り方

媒体に応募したり、DMで営業をかけたり、はたまた知人に依頼されたり、仕事の取っ掛りとなるのに必要不可欠なのがポートフォリオ。 わたしも友人から「文章を書くのが好きだから、ライティングやってみたい!」と相談を受けたりしますが、いくら文章を書くのが得意でも、それを第三者に伝える術を持たないと、仕事に繋がらないのが現実… 実際にクライアントから「量が多いので、他にもライターを紹介してほしい」と言われることもあるので、ここでポートフォリオをもらえれば、仕事に繋げられるのになぁと思

文章を書くのに「文才」はいらない

「文才」という言葉を度々耳にします。 「自分には文才がないから、文章がうまく書けない」と思っている人もいるでしょう。 そこに私がバチコーンとビンタをしたい。 「文才がない」って気付けるほどたくさん文章書いたのかよー!!!!! って。 「文才」というのは実際に存在するのかも知れません。 でも、たくさんの経験をして、たくさんの文章を読んで、たくさん書くことで、生まれ持ってくる「文才」と同じくらいのスキルを得られると信じています。 たしかに、他の人のうまい文章を見て「