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ジブリのように可愛いカフェと、伊勢志摩サミットでNEVER END【伊勢〜志摩旅レポート④】【最終話】

 ※今回の記事は、「日産自動車 ソーシャルメディア事務局」様のイベントで当選した1泊2日「 #GREENJOURNEY 伊勢志摩」トライアルキャンペーンの旅レポートの「最終話」になります。

【これまでのストーリー】
懸賞で旅が当選し、伊勢志摩へ観光することになったみくまゆたん一家。

 箒に跨って命がけで飛び上がって記念撮影、焚き火にマシュマロぶち込む、星空を見てはキザな台詞を吐く、ホテルのチェックアウト後に「プールで泳いでもいいですか?」とスタッフに交渉するなどなど。 

 非日常のようで、どこか日常を感じる私たちの旅もいよいよ佳境へと向かう。

 さあ、みくまゆたん家は、無事に家へ帰れるのか?

 愛と感動と冒険のファンタジー✖︎ミステリー✖︎恋愛(時々、婚活振り返りつき)の、旅エッセイいよいよ完結!

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【2日目 ホテル出発】

サミエールで伊勢志摩サミット

 ホテルを出た後、次に向かったのが賢島にある伊勢志摩サミット記念館 『サミエール』。

サミエール

 場所は、近鉄賢島駅2階なので階段を登る必要あり。(エレベーターはなし。子連れの方は、抱っこ紐の方がいいかも)

 記念館では、サミットの概要とともに、実際に使用された円卓・椅子、首相や大統領たちのサインが飾られている。

娘、爆睡

 椅子は、安倍元首相が座っていた椅子のみ着席可能。椅子に座って記念撮影もできる。

座ってみた

 円卓の後ろには、安倍晋三さん、オバマ大統領のサインも飾られていた。

サインがずらり
安倍さん……涙

 安倍さんのサインを見て、ふと思う。もう安倍さん、この世にいないのかと。顔を知っている人が亡くなるのは、実に辛いものだ。サインを見ていて、ちょっぴり切ない気持ちになった。

 私は、日本が好きだ。でもそう思えるのは、私自身が資本主義の恩恵を受けて育ってきたからかもしれない。そうじゃなければ、違うことを思っていた可能性もある。

 国を治める方達のプレッシャーや、責任感。私たちが想像できないほど、大きいものなのではないか。

 選挙で投票する度に、彼らのプレッシャーを肌で感じてしまい、手がガタガタと震えてしまう。私には、どうやら政治家になれる器は持ち合わせていないらしい。

 誰もが取り残されないような世になってほしいという思いもあるが、なかなか難しい部分もあるのかも。その点に関しては、私もわからないことが多いし、ライターという立場的に何も言うことはできない。

 メディアで見えている景色は、ほんの一部。裏では、いろんな葛藤や苦悩があるはず。

 そう思うと、せめて自分にできることだけでも精一杯やろうと考えてしまう。

 そもそも私の仕事は、政治的な話をすると敬遠されてしまいがちだ。だから、SNSでも基本的にそういった話は避けている。

 まぁ、今の私は国に対しての不満はないけれどさ。むしろ感謝しかないかも。

 私の娘は、少し発達が遅れている。だから、療育、加配などのサポートも受けている。いつも先生たちからは優しく察してもらえているので、本当にありがたい。頑張って働いて、恩返ししたいという思いもある。

 それでも、少しでも多くの人たちが幸せで、なおかつ平和に暮らせたらいいなという気持ちもあり……。

 あっ、思い出した。私から国に伝えたい思い。ひとつだけ。

 平和が、これからも続きますように。日本だけではなく、世界のみなさんも。

よろしくお願いします

 ずらりと並ぶ国旗を見て、ふとそんなことを思った。

坂のうえ

 サミエールを出てから向かったのは、土日限定営業のカフェ「坂のうえ」である。

 カフェに行くにはウネウネとした小道を登るので、夫はヒヤヒヤしながら運転していた。

「この車はレンタルしていて、人のものだからな!

傷つけたら、シャレにならんぞ……。弁償とかになったら、えらいことやぞ!

みくさん、ちょっと車降りて!バッグした時に、丘に落ちたり、隣の車にぶつからないかチェックしてよ!」

 夫は、車の運転に不安な時、私に車の運転チェックを依頼する。夫の運転がここで失敗すると大変なので、私の責任は重大だ。

 鬼滅の刃に登場する炭治郎の如く、私は全集中して夫の運転を確認する。でも、生粋のペーパードライバーなので、どこをどう見たらいいのか。実は、いまいちわからない。

 夫は緊張のあまり、すでに呼吸がハアハアと乱れていた。どうやら私たち、鬼殺隊には入れてもらえないかも……。

 夫の駐車は、なんとか無事成功。さあ、いざカフェへGO!

オシャレカフェ

 お店は、まるでジブリの世界に迷い込んだように、オシャレな外観・内観だ。

かわいい

 メニューを注文すると、最初に来たのがコバルトブルーの色をしたハーブティー。

オシャレなカクテルみたい

 こちらは、レモンの汁を入れると紫に変化する。

オシャレ

 まるで、魔法のドリンクみたい。

 サラダは、野菜がお花の花びらのように盛り付けられていて、とっても可愛い。

これ、サラダなんです

 SNS映えもしそうな印象だ。お子様ランチはプレート式で、かなり豪華だった。

お子様ランチ
娘も大喜び

 夫はラーメン、私は魚のフライを注文した。

ラーメンが可愛い
プレートの盛り付けが可愛い

 プレートには野菜、フルーツ、お花などの飾りがバランスよく盛り付けられていて、見ているだけでテンションがアップ!

 フライも中がサクッとしていて、とても美味しかった。

 ご飯を食べ終わると、お店の方がサービスで娘に綿菓子を作ってくれた。なんと、お子様ランチを頼んだ方向けのサービスらしい。

 綿菓子の砂糖は、数種類から選ぶことができる。

紫、イエロー、グリーン、ピンクから選べた

 娘はピンクを選ぶかと思いきや、グリーンをチョイス。

綿菓子機
目の前で綿菓子作ってくれます
大きな綿菓子にびっくり

 娘は、大きな綿菓子に目を丸くしていた。そういえば、娘に今まで綿菓子を買ってあげたことは一度もない。

 だから、娘は食べるものだとわからなかったらしく、しばらく不思議そうに眺めていた。

「綿菓子サービスもあるし、料金もリーズナブルだし。すごく良かったね」

 夫は普段、食べ放題じゃないと満足しないタイプ。店を選ぶ基準は、いつもご飯おかわり自由のお店かどうか。

 オシャレなカフェだと、お腹が満たされない。だからいつも、カフェの後にコンビニでおにぎりを買う。一体、何のためにオシャレカフェへ行くのか。

 こちらのカフェはボリューミーだったのもあってか、夫がその後にコンビニでおにぎりを買うことはなかった。どうやら、お腹も満たされたらしい。よかった。

 その後、私たちはレンタカーを返して帰宅するため電車に乗った。電車の窓から見える景色が、少しずつ見慣れたものへと変化していく。名古屋の高層ビルが見えてきたら、もうすぐ家へ帰れる。

 ホームにつき、切符を確認した時に夫の表情がたちまち曇る。

「あれ、切符がない……」

 結局、なんとか必死に探して切符が見つかり、事なきを得たがヒヤヒヤしたものだ。電車に乗ったら、切符の管理はしっかりしておきたい。

 旅をすると、いつもと違うテンションになる。だからこそ、普段なら試さないことをやってみたり、言わないこと言っちゃったり。

 時には、本音がポロッと出てしまったりとかして。旅先で喧嘩したことなんて、星の数ほどある。

 今回の旅でも、実はチャイルドシートの辺りでお菓子を娘がこぼしてしまい「レンタカーだぞ?どうしてちゃんと見てなかったんだ!!」いう喧嘩もあったりして。

 家族全員のテンションが上がるので、喧嘩になると普段以上にヒートアップしやすい。

 それでも、ご飯の時間になるとなぜか元に戻る。そして、いつも以上に会話が盛り上がったりもする。

 旅って不思議。あんなに、喧嘩していたのが嘘みたい。喧嘩すると、ちょっぴり面倒くさいんだけれども。

 でもそうやって、私たちは少しずつ。家族になっていくのかもしれない。

 そんな時間を共有しながら、これからも家族の絆を深めて行けたらいいなと思う。

【おわり】


あとがき

 この度は、一泊2日しか旅行していないのにも関わらず長編になってしまった旅エッセイを読んでくださりありがとうございます。

 noteとXで仲良くしてくださっている方々へ。

 この数ヶ月は、創作大賞などで大変だった方も多いかと存じます。

 私のフォロワーさんには、お仕事でライターされている方も多いです。サラリーマンの方や、育児中の方も少なくありません。

 生きていると、いいこともあれば、悔しいことも。辛いこと。楽しいことも……。他にも色々なことがあるでしょう。だからこそ、人生は楽しい。

 それらも含めて、いい思い出になれたらいいな。そんなことを思いながら、旅エッセイを綴ってみました。

 これからも、楽しく一緒に書き続けていけると嬉しいです。

 そして日産自動車さま。この度は、素敵なキャンペーンをありがとうございました!

 お陰様で、家族のいい思い出となりました。これからも、素晴らしい車をたくさん開発・販売してくださいね。

 CMには、エキストラで構いませんので。いつか、こそっと出演させていただけると嬉しいです。

 差し支えなければでいいのですが……。

 日産のCMに出演されている眞栄田郷敦さんに、「みくまゆたんが『プロミスシンデレラ』の金髪姿を見てから、すっかりファンになったらしいです。家には、キーホルダーもあるみたいですよ」とお伝えください。

夫がお土産で買ってきてくれました


 みくまゆたんより

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