【黒歴史】(妄想)もし西島秀俊が旦那で、緋村剣心が元彼で、羽生君が・・物語 第四話

＊こちらは2015年にAmebaブログで発表していた、頭おかしい妄想小説です。

婚活時代相当病んでおり「西島秀俊さんが私の旦那さんだったら」という妄想を本気でしておりました。

そして、フィギュアスケートの羽生結弦さんにも心を奪われておりグッズ集めてた頃に考えた夢の世界です。

私がこんなネタを今公開する理由は、クリエイターの方々が作品を発表する事を恥ずかしいと思わないで堂々と発表してもらえるようにという願いもあります。

私のフォロワーさんには、素晴らしい才能を持っている方々沢山います。

どうか怖じ気ないで勇気を持ってガンガン発表して欲しいと思います！

そんな訳で、今まで発表した中で最も恥ずかしい作品(ほんとはまだいっぱいあるんだけど)を公開する事に踏み切りました。

第四話

楽屋に入ると、想像以上の事が起きており思わず私の顔は止まったのだ。

羽生君と一緒に、楽しく談笑している見慣れた男が・・。

だ・・旦那？
なぜ、ここに？

今日は、私と羽生君と、福士蒼汰君のインタビューではなくて？

所が、次第にこの光景の意味がわかってきたのである。

どうも、福士君。
最近連ドラ収録中で、「明日も会社休みます」に出演中。

オファーを一時受けていたものの、疲労が溜まり体調を崩しているためキャンセルになったのだ。

旦那には、ドラマ「慢性ウコン」の収録があると見越してオファーをかけていなかったそうだが、

ちょうどロケとロケの間に時間が出来た為、福士君の変わりにピンチヒッターとして出演する事になったのだ。

ちょ。嘘やろ？
いくら顔に覆面つけて参加とはいえ、声でバレるじゃん・・。絶対。

冷や汗ばかりが、滴り落ち落ちてゆく・・。

ああ・・。
いくら、旦那が帰って来なくて淋しいからって。

羽生君で、妄想小説なんて。
何で書いてしまったのだろう・・。

しかも、内容。

思い切り、自宅のジムに若い男を呼んで恋心抱く物語やん？

うちの、ジムを思い切りモデルにして書いてるって？バレバレやん？

旦那に、この事がバレたら。

今まで、努力してきたプロ妻としての立ち位置が全て崩れてしまう・・。

ああっ・・。
それは、それは絶対ダメよ。ダメダメー！

ここは何としても、
完全なる「プロ覆面ブローカー」を演じてみせる！

ここが、私の腕の見せ所よ！

と、意気込んでいた頃。

コッチ側にパタパタと、プーさんのぬいぐるみを持った青年がやってきた。

はっ・・羽生君だ・・。

「メンヘラー伊藤さん。

いつも僕をモデルに小説を書いて頂き、本当にありがとうございます。

いつも、楽しい妄想小説。
僕も楽しく拝見させて頂いております！

この小説を読んだ感想なのですが、
気軽に行けるスポーツジムがあったら
本当に行きたいなぁと思いました！

でも、きっとこの奥さんと旦那さんは思いがすれ違っているだけで本当は愛し合っているのだと思いました。

僕は、結婚もしていないし、
正直今度の選手権とイベントの事しか頭にありません。

こういう夫婦の心理って、当事者にしかわからないものがあると思うんです。

そういう意味で、とても考えさせられる物語でした。

これからも、新たな執筆活動がんばって下さいね！」

と、爽やかスマイルでニコッと言われた。

ヨコシマな思いで書いた変態小説を、
よくぞ此処まで模範解答のような答え方で返してきたものだ・・。

見事に、自宅のジムに練習にきた羽生君に恋心を抱くセレブ主婦という部分は、

触れてはいけないと思っているのか、触れて来ない。

だけど、「何こいつ、僕をモデルに変態小説書いてるんだよ」という態度もしない。

むしろ、素直に「ありがとう」と言ってくる。

さすが、恐るべし。
日本の若きエースである。

プロ嫁位で「私って凄いわ。」なんて思ってる自分を恥じた瞬間だった。

プロスケーターの、プロとしての徹底ぶりに、私は感嘆の思いを抱いたのであった。

さあ、今日はスペシャルゲストに、
フィギュア界の、日本人発男性金メダリスト！スーパースター羽生選手にお越し頂きました。

あと、日曜劇場「慢性ウコン」が、只今大人気放送中！西島ヒデトシさん。

そして、羽生君をモデルにアメブロで妄想小説を書き、連日1万アクセスを記録！

「妄想羽生物語」は書籍化され、
ついに！映画化決定！

悶々とした主婦や喪女達の星となった、カリスマブロガー「メンヘラー伊藤」さんに、お越しいただいております。

では、早速！
対談を進めて行きましょう！

今回の、雑誌「アッハーン」のテーマは「妄想、みんなシテル？」です。

羽生選手は、妄想ってしたことありますか？

羽生「はい。あります。

というか、フィギュアの世界に限らず、スポーツの世界って常にイメトレが必要なんです。

僕の大好きな言葉に、「想像は創造する」という言葉がありまして、「自分がなりたい姿、「こう飛びたい！」と、思い描く姿を、いかにイメージ出来るか。

これを何度も何度も、頭の中で繰り返すんです。

ああ、上手くいかない。
次、次も妄想してみようって。

これを、大会で流す楽曲を常にイヤホンで聞きながら何度も繰り返します。

頭の中で上手く演舞出来なければ、決して本番でも出来ないんです。

だから、僕は妄想って本当に大切だと思うんです。」

あんな小さな背中で、国民の期待を背負っていくという、覚悟と責任が垣間見れた瞬間だ・・。

しかし、彼もまだまだ20歳・・。

世間の二十歳の青年で、ここまでシッカリした答えをする人を、私はこの人と石川遼以外見たことが無い・・。

さて、西島さんも。

今度公開される、映画「妄想羽生物語」のヒロインの旦那役を演じた事で話題になっていますね。

これを演じるに当たり、やはり西島さんも妄想をしたりするんですか？

西島「そうですね。
僕的には、正直、比較的やりやすい役でした。

僕の自宅も、ちょうどモデルになった話と同じように、自宅の半分がジムなんですよ。

で、カミさんいつも家に置いて仕事してますので。

「もし、カミさんに浮気心があったら。」を、想像して演じたんですよ。

それが、結構簡単に自分でも思い浮かんじゃって。

我ながらビックリしちゃったんですよね(笑)

まあ、基本うちのカミさんってビビリなんで、
何となく本気では出来ないんだけど、

ちょっかい位は、面白がってやりそうだな、とか(笑)

何となく、普段は文句一つ言わないけど、影で黙々とイラスト書いてる所とか見たことあるので、

あながち隠れてコソコソ何かするのも無くはないな、と(笑)

もちろん、カミさんの事は僕の人生に必要な人だと思っています。

まぁ、人生の伴侶に選ぶ人をこの位の事で蔑ろにしていたら、夫婦なんてやっていけないですよね。

僕の舌を唸らせる料理を作ったり、
常に僕のスケジュールの事を考えて、
自分の身を削ってでも、行動してくれます。

僕は、やはり仕事人間なので女性に尽くすということよりも、

まず、僕のサポートしてくれる人が良かったんです。

世間一般の女性って、「いかに自分の為に何かをしてくれるのか」という男のプレゼン力で、

自分への愛を確認しようとする人が多いなぁと思います。

僕は、そういうの苦手なんで。

あまり求められると、どうやって返していいかわからない所あります。

メールとかも、何送っていいかわからないし、返事とかもね、正直面倒くさいから嫌いなんです。

その点、何故か彼女は携帯持ってなくて良かったです(笑)

まあ、こんな事言ってばかりだと酷い男とか言われるかもしれませんが。

僕が、こうしていい仕事をして、
仕事で結果を残していくことが、

家族への最大の感謝の方法だと思っているんです。

あ、話大きく飛びましたね。

そうですねー。
僕も、妄想は好きですよ。

えっ、何妄想してるかって？
そんなの、内緒です(笑)」

なるほど。
以外と、西島さんって愛妻家なんですねー。

って、「以外」って、失礼でした(笑)

愛を図るものは、言葉だけでは無いのですね・・。

西島さんのセリフ、なんか深いモノを感じました・・。

さあ、次はメンヘラー伊藤さん。

って、えっ？
どうしたんですか？

な、なんで泣いてるんですか？！

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