北海道「水と龍の旅」①〜カヌーでお花畑「大沼」・早朝クルーズ「洞爺湖」
note初投稿読んでくださったみなさん、ありがとうございました♡
さて、鳥羽と伊勢から始まった親子女子旅。
考えてみれば、震災のすぐ前だったのですよね。いろいろな意味で大きく変わっていくきっかけでした。
北海道へ〜鉄道とバスの旅だから
その後は2年連続北海道へと旅をしました。
飛行機嫌いの娘と一緒なので、新幹線で新青森まで、そこから特急に乗り換え、青函トンネルを通って函館まで。
新青森からの特急が思ってたより長くて、青函トンネルも長さを実感!掘った方たちの苦労が感じられます。今では新幹線でビューと行けるから、また違って感じるのでしょうね。
当時でも夕方東京を出て、函館のホテルで22時の嵐の番組見れましたから、ここまで進んでしまい、手頃なビジホとかに泊まってしまうのはお勧めです。
翌年は、知床へ行くため、どうにか娘にも飛行機に乗ってもらいましたが、それ以外はひたすら鉄道とバスの旅です。
北海道の鉄道やバスは本数が多くないので、しっかり計画立てなくてはならないのと、その時間に縛られるということがあるのですよね。
でも、そのおかげで、いろいろグッドタイミングなことが起きたり、人に助けられるたり、面白いことも起こります。
運転できないので、誰かに乗せてもらって、本来だったら行くことはなかっただろう所へ連運ばれちゃったり…
実はこのおかげでその後の旅でもいろいろ不思議なことになっていくのです。
大沼でカヌー〜可憐なヒツジグサとの出会い
さて、函館泊の翌朝。函館駅からJRですぐの大沼公園へ。
若い頃、団体ツアーで行った駒ヶ岳と大沼の景色が忘れられなくてどうしても行きたかったのです。
大沼公園駅を降りると、ヒグマの像が迎えてくれて、北海道感が盛り上がります。そこへカヌーツアーのガイドさんがお迎えに来てくれてました。
その日は曇が低く、見たかった美しい駒ケ岳の姿は見えなかったのですが、予約していた他の方たちは、雨がポツポツきたのでキャンセルなさったということで、なんと娘と私だけになっていたのです。
カヌーの出発地点まで車で向かい、カヌーを大沼に漕ぎ出します。広~い大沼の上に、ガイドさんのカヌーと私たちのカヌーしか浮かんでない♪
でも、なんせ初めてな上に、運動神経イマイチなので、そこでクルクル回ってしまい、なかなか先に進めません。
どうなるかと思ったのですが、そこはさすがベテランガイドさんの指導で、どうにか思った方へヨタヨタと進むことができるようになりました。
ここで、カヌーの腕を見て、いろいろなコースを提案してくださるようで、ガンガン行ける若者とかは大沼横断もできるそうです。
私たちはといえば「花を見に行きますか?」とのこと。たくさん漕がなくても良いからだそうですf^_^;
雲のおかげで、日陰のない湖面も暑くなく、オジロワシの巣を教えてもらったりしながら、木々の間を通りゆっくり進んで行きました。
すると、小さくて真っ白な睡蓮がたくさん咲いている湖上のお花畑が!
静かに漕ぎ入れていきます。そしてオールを上げ、のんびりコーヒータイム。その場で美味しいコーヒー入れていただき極楽過ぎです♡
その白い花は「ヒツジグサ」と言って、日本だけの野生の睡蓮とのこと。今は外来種ばかり増えたため、減ってしまったそうです。私たちもこの可憐な花に初めて会えました。
カヌーの上からは花をよく観察できます。「真っ白な花びらが、太陽の光を集め、真ん中の黄色の部分を輝かせる構造になっている」と教えていただきました。
太陽の光を反射している花びらは、真っ白なのだけどプリズムのように虹の色を含んでいるように見えます。白もいろいろありますが、なんて美しい白なのでしょう!
光の集まった黄色もキラキラして、見つめていると、引き込まれてしまいそう♪
あとで知ったのですが、ヒツジグサは、
清子内親王(今は黒田清子さんですね)のお印でした。こんなにすてきな花を上皇后様は選ばれたのですね。上皇后様のお印は白樺。白繋がり素敵ですね。
大沼は湖畔が木で囲まれています。外周には道路やサイクリングコースもありますが、湖上からは人が見えることもなく、ひたすら自然に浸ること、2時間あまり。
腰もきつくなり手も豆ができそうでしたが(後で全身筋肉痛に…)
雨も降りそうで降らずにいてくれて、気持ちは晴れ晴れとカヌー体験は終わりました♪
駅に送ってくださったのですが、その途中からドッシャーと雨も降ってきて、ほんと絶妙なタイミングでした。
*大沼カヌー「イクサンダー大沼カヌーハウス」
洞爺湖へ〜スリリングな振り子式特急とかにめし
その雨の中、洞爺湖へ向かいます。遅いお昼は長万部の駅弁「かにめし」
なんとJRに乗る時予約しておくと、車内で受け取ることができるとガイドさんに教えていただきました♪
ところが、JR北海道の特急って振り子式な上に、目一杯飛ばすのですよね。駅間が長いからかな〜振り子式の揺れに慣れない上に、新幹線と違うスピード感で、ちょっと怖い。かにめし食べるにも酔いそう…
でも今や新幹線ができたので、函館〜札幌間のあのスリル感はもう味わえないかなと思うと、乗っておいてよかったかもしれませんね。
洞爺湖へ向かうバスでは、生々しい火山の噴火の後も見られます。洞爺湖へは山を越えて行く感じですが、後でそこがカルデラだったと気づきました。
洞爺湖といえば、サミットが行われたことで有名ですが、その時のホテルは山の方にあるため、雨雲にすっぽり覆われてました。
私たちは湖畔の温泉ホテルなので、湖や島はよく見えます。でも雨がけっこう降っていたので、遊覧船は乗れず。で、こういう時こそホテルでゆっくり。あの「かにめし」もお部屋で食べて、北海道ならではの岩での岩盤浴も。
調べてみると、モーターボートで、湖の中島に渡れるというのを発見♪
翌朝の出発の時間前に行けそうです。さっそく申し込みました。
洞爺湖早朝クルージング〜湖と島が貸し切りに⁉︎
翌朝、桟橋へ行くと、またもや私たちだけです。
誰もいない湖上をモーターボートでぶっ飛ばし♪
中島に着いたと思ったら、置いていかれてしまいました。ボートのお兄さんが次の方を迎えに行ってしまい、またもや誰も…
いえいえ、鹿さんたちがいました。白鳥も。人気のない島の神社を鹿さんたちにおはよう!しながらお参りしました。
洞爺湖は日本で3番目に大きいカルデラ湖。周りは火山もあり、火と水のすごいパワースポットだとその時ボートの方の説明で教えてもらいました♪
すごいパワースポットだから、サミットもあったとも言われているようです。
ともかく誰もいない湖をビュンビュン疾走するモーターボートの風が気持ちよかったこと!
そして、なんと中島は溶岩ドームだそうです。噴火でできて、湖の上まで出てきたもの。行った時は、ただの島だと思っていたのですが、火山の上だったのですね。自然はすごいなぁと改めて感じました。
*洞爺マリン(今はコースが変わっています。)
読んでいただきありがとうございました!
神秘の湖②へと続きます。
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