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新しい時代の働き方について考える【ビジネスはあくまで手段です】

〈起業、副業、事業作りに興味のある方向け〉

前回はビジネスビルダーシップ(BBS)の基本について投稿させていただきました。
多くの方にお読みいただくことができ、非常に嬉しかったです!
*♡も押していただいてありがとうございましたm(_ _)m

今回は新しい時代の働き方についてビジネスビルダーシップの観点から書いていきます。

ここを考えずに起業・副業などビジネスを始めたり、会社に残ったりすると途中で「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまう可能性があります。
お時間がある時にお読み頂き、起業や事業作りをしない方も自分の中で"仕事"について是非一度考えてみてください!

今回の記事が皆さんの"仕事"に対する考え方に少しでも影響があれば幸いです。

まず結論から話すと【ビジネスはあくまで手段(ツール)】だということです。

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商才のある民族であるユダヤ人の言葉の中で
働くために食べるのではない、食べるために働く
という言葉があります。

目的のために働くことを忘れないと言い換えることができるかもしれません。
ユダヤ人は食事を心ゆくまで食事を楽しみたいという民族だそうで、その食事という目的のために働きます。

ここで日本人と比較してみるとどうでしょうか?
どちらかというと"働くために食べている"人が多いように感じます。

サラリーマンとして勤めるにしろ、起業するにしろ、副業をするにしろ、ビジネス(仕事)はあくまで手段(ツール)です。
働くために生きている訳ではありません。
まずはこの大前提を抑えることが大切です。

前置きが長くなりましたがこれからの時代の働き方についてビジネスビルダーシップの観点から書いていきます。

1. 働き方の"正解"は時代ごとに異なる


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まず考えたいのが"働き方の正解は時代ごとに異なる"ということです。
社会的なインフラや政治による価値観の変動により一般的に言われる"正解"は変わってきます。

例えば戦後すぐの日本の就職で人気な業界は繊維業だったそうです。
今で言えば東大卒の人が繊維業界に就職するというイメージでしょうか。
繊維業界は今でも存在しますが、そこまで人気な業界ではなくなってしまっていますね。
戦後というとだいぶ昔のことに感じますが、70年前です。
日本人の平均寿命が84.1歳ということを考えると人が生きる時間軸の中でこれだけの変化が訪れます。

そして最近の業界の見方も変わっています。
僕が就活をした時は金融系、特にメガバンクなど銀行が人気だったと記憶していますが、現在は大きく順位を落としているようです。

※引用:キャリタス就活2021

ランキングなどはあくまで数字ですが、実際に僕の周りで銀行に就職した人も
「AIの発達で業界の先行きが不安だから…」
と転職した人も多くいます。
7年前は第一志望の金融機関に新卒で入社し、希望通りのキャリアを手にしたにも関わらずです。

上記は"業界の人気"という側面で時代の変化を見ましたが、働き方やマインドも大きく変わりました。

以前まで"正社員神話"と思えるほど正社員につくことの憧れが抱かれていましたが、現在はそれほどは正社員がいいという話を聞きません。これも社会的な変化と言えます。

高度経済成長期日本のは労働力・資本力を集結し会社として意思統一をすることが経済を伸ばす近道であり、その組織に馴染む人材が優遇されました。

✔︎終身雇用制度
✔︎副業禁止
✔︎手厚い社会保障

など正社員を優遇し、大きな組織に労働力・資本力をまとめることで「大きな仕事に取り組んだ」とも言えます。
まだ物的に満たされていない状態だったこともあり、足りていない商品を製造すれば売れるという社会構造でもあるからです。

しかし、物質的に満たされ飽和状態になっている現代ではそこまで資本・労働力の集約をする必要が出てきません。
またスマートフォンの登場で情報は即座に大量に取得することができ、かつ誰でも気軽に予算をかけずに発信を行うことができるようになりました。

以前までテレビや新聞といったマスメディアは大きな資本を必要とし、出演し意思表明ができるのは一部の人に限られていましたが、YouTube・Twitter・InstagramなどSNSの発達浸透により、誰でも手軽に資本を必要とせず発信することができます。

すなわち、"組織の時代"から"個人の時代"へのパラダイムシフトが起こっており個人で影響力を持つ必要が出てきます。

そしてその際に意識したいのが今回の中心部分でもある「どう生きたいか?」という人生の目的論の部分です。

2. 自分の実現したい欲求は何か?【マズローの欲求5段階説】

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マズローの欲求5段階説、これも有名な図式のため目にしたことのある方が多いのではないでしょうか?
この説は心理学者アブラハム・マズローの提唱するもので、人の欲求には5段階の階層があるというものです。

①生理的欲求

②安心の欲求

③所属と愛の欲求

④承認欲求

⑤自己実現の欲求

超越的な自己実現の欲求

ここで着目したいのが、
①〜④は欠乏欲求
⑤以上が成長欲求

であるという点です。

*生理的欲求…食事がしたいなどの生理的なもの
*安全の欲求…家に住みたいなどの身の安全を確保する欲求
*所属と愛の欲求…会社などのコミュニティへの所属意識、配偶者からの愛情の欲求
*承認欲求…他人から認められたい、社会から認められたいという自分凄いだろ?という渇望の欲求
*自己実現の欲求…能力を発揮して創造的活動をしたいという欲求
*超越的自己実現の欲求…至高体験をしたいという欲求

もちろん上位欲求にいったら下位欲求がなくなるわけではなく、"下位欲求を意識しにくくなる"というイメージです。

人により欲求のフェーズが異なりますが、"自分の行動がどの欲求からきているのか"を意識することが大切です。

この自己欲求を客観的に認識して自分のビジネスと照らし合わせビジネスビルディングしていく必要があります。

人生に置いてビジネスはあくまでツールです。
現在のビジネスにこだわる必要もありませんし、プラスで副業して自分の欲求を満たすことができるビジネスを行うことが大切です。

日本に住んでいるぎり、生理的欲求や安全の欲求は満たされている場合が多いでしょう。
⑤自己実現の欲求を見つめビジネスビルディングしていくことが望ましいですが、問題となるが、③所属と愛の欲求、④自己承認欲求の2つの欠乏欲求です。

欠乏欲求が満たされていない状態では自己実現に向かうことができません。
特に昨今SNSの発達で、承認欲求が顕在化しているように思います。

脳科学に基づき巧みに作られたSNSの仕組みは「いいね」を押してもらうと脳内でドーパミンが放出されます。これも承認欲求に繋がってしまいあたかも"SNSのフォロワーが多い=認められている"という錯覚を起こしてしまいます。
SNSは個人が手軽に使うことができ、拡散性もあるため戦略的に広告として使うには非常に優秀なツールですが、"承認欲求に訴えかけている"という認識を持って取り組まなければ身のないインフルエンサーとなってしまいます。

マズローの欲求五段階説の中で自分はどの位置にいるか(現在地の把握)、どの欲求が強いのか(客観視)、どこに向かいたいのか(目的地の決定)を行い、ビジネスビルディングしていくことが大切です。

3. 現在地と目的地を明確にする

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ビジネスビルディングの際、自分の現在地と目的地を把握することが大切です。
ここを明確にしなければ戦略・戦術は意味をなしません。

ビジネスビルダーシップは個人の生き方に直結します。

①自分の人生の目標はなんなのか?
②現在は何をしているのか?
①は主観的に考え、②は客観的に捉え直すことが大切です。

人生の目標を考える際は"終わりから考える"という点を意識してみてください。

少し考えたくないですが、自分の葬儀が行われている場面をイメージして、

✔︎どんな人に参列でもしてほしいか
✔︎参列している人たちにあなたがどんな印象を残し、あなたについてのどんな話をしているのか
✔︎悲しみにくれる人はどれだけいるのか

こんなことを考えてみると自分の目的地をイメージしやすくなります。

特に「参列者があなたについてどんな印象を持って話しているか?」は大切な部分で、できれば話している内容を想像で20個書き出してみてください
自分の理想像を掴むきっかけとなるはずです。

4. 目的地(目標)と現在地(現状)を数字で捉え直し、戦略と戦術を考える

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ビジネスビルディングにおいて目標と現状を数値化することは非常に大切です。数値化ができていなければ自分の行動の検証ができず、PDCAを回すことができません。

長期目標→中期目標→短期目標
と順番に落とし込みましょう。

例えば、マイクロアントレプレナー(個人事業主)レベルの目標設定であれば

*長期目標…自分実現のためのビジョンや理想を叶えるために必要な目標値
*中期目標…ステークホルダーにも利益を分配できる満足な金額
*短期目標…自分の生活費も含めた必要金額を最低限維持できる

という目標設定が良いでしょう。

ビジネスビルディング初期に陥りがちな目標設定の失敗としては、"必要金額に自分の生活費を含めない"ということが挙げられます。
経費というと家賃などビジネスに必要なお金というイメージがあり自分の生活費は二の次で設計してしまう人が多くいます。
しかし、自分の生活する分も含めて必要金額を考えておかないと生活ができません。
ビジネスビルディング初期は現状の生活水準を見込んだ短期目標の設定を心がけましょう。

5. 変化の激しい時代をあくまでも自分の人生を主体的に生きる

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現在はスマホの普及でかつてないほどに時代の変化スピードが早い時代です。
昨日の情報が今日はすでに古いという事態もあり得ます。

そんな変化の激しい時代を生き抜くために、個人として明確な判断基準を持つ必要があります。
それはまさに、"自分がどう生きたいか"ということであり、環境に依存する反応的な生き方ではなく、自分で決定する主体的な生き方・考え方が求められます。

極端な話をすると自分の肉親ですら他人です。
親の生きていた時代と現代では周辺環境も価値観も変わっています。
また、アドバイスをしてくれる先輩もいますが、その先輩の生きていた時代よりも変化は早く、昔の方法論が通用しない可能性があります。

例えばスマートフォンの登場でこの10年社会構造はだいぶ変化しています。
テレビや新聞などマスメディア一強だった時代から、YouTube・Twitter・noteなどSNSの発達で、個人がメディアとなりインフルエンサーは大きな影響力を持つことができる時代になりました。

また相対的に"情報"の価値は下がり誰でも取得できるようになったため、"何を聞くか"ではなく"誰から聞くか"という点が重要となります。

この社会構造の中で重要なのは"資本"ではなく"信用"です。
以前は莫大なお金がかかった情報発信も個人で手軽にスマホ1台でできますし、OEMなど活用すれば個人ブランドの製品を作ることは容易に行うことができます。

会社という組織すらも必要ない場合があり、以前のような会社のブランドで買う商品を決めるのではなく、インフルエンサーなど憧れの(信用できる)人から商品を買うという消費行動に移ることになります。

"現状維持は退化"という認識は忘れないようにしたいですね!

それでは!

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