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Face Covering...? イギリスのマスク事情

ロンドンに住んで仕事をしていると、東京で仕事をしていたころと変わらないレベルの満員電車で通勤をすることになります。

西洋ではパーソナルスペース(他人との間の距離)を確保する習慣があるので、むやみやたらに人が近づいてくることや、触れられる距離に入ってくることはない...なんて、海外に住んでいるとよく聞きますが、朝の通勤ラッシュだけはこの習慣も全く適用されず。

後から乗車してくるロンドナー達の「もっとつめて!」「そこに隙間が見える!!」「これ以上押すなー!」と、いらだった指摘が飛び交います。
無理に押し合うよりもまずは声をかけてから乗り込んでくるあたり、東京との違いを感じ、最初はとても新鮮でした。

そんなロンドンですが、Covid-19の影響を受け、全面的なロックダウンが開始されてからというもの、とても静か。公共交通機関も医療従事者等の利用に限られ、不必要な外出は控えるよう、徹底した呼びかけが行われていました。その成果も実を結び、一時は通常時と比較して90%も乗車率が下がりました。

そろそろロックダウンも緩和に舵を切るイギリス。最近新たに導入されたルールが「公共交通機関利用時にはFace Coveringの着用を義務付ける」というもの。従わない場合には£100の罰金が科されます。ここで気になるのは「マスク」ではなく「Face Covering」と呼ばれていること。

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