#1 感覚を言葉にする
はじめまして、みきてぃです。
見ていただき、ありがとうございます。
こっそりnote(こっそりでもない?笑)はじめました!
「なんかね、うおおおっ!!!て感じ、そんな感じがする」
私がよく使う言葉、「うおおお」笑
感情の高ぶりや熱量を伝えるのには良いが、
これではなかなか相手に伝わらない。
私は「マイワード過ぎて伝えたいことが全然伝わらない事件」をよく起こしている笑
しっかりと自分の思いや考えを伝えたいのであれば、相手にも伝わるような言葉を選択し、より具体性を高めることが大切。
「繰り返す」F80号 一部拡大
キャンバス油絵/2016
言語の限界
もちろん、非言語的なコミュニケーションや表現方法も多く存在するし、言語だけで表現するには限界がある。
私自身、これまで言語では表現できない部分は美術制作など非言語的な媒体で補ってきた感覚がある。
「抱擁」F130号/キャンバス油絵/2018
上の絵は、大学2年の夏に描いた油絵作品。故郷熊本の田んぼに囲まれた住宅地の風景を描いた。夜の空気や光が、様々な色を含んだ青と白に溶け込んでいるような作品。
あの場所にいると、光が目のように見えた。
光の目は全てを受容するように優しくこちらを見ていてる。そしてそこ一体の空気に自分が抱擁されているような気がするのである。それは守られているという安心感にも近い。
大学入学とともに東京に上京した私は、当時不安や息苦しさを抱えていた。
自分が好きだった場所の空気や光を描くことを通して、誰かに守られているような感覚を熊本から一部自分の手元に置いておきたかったのかもしれない。
高校に入学してから本格的に油絵の制作を始めた。この作品は、私がこれまで作った作品の中で一番自分の感覚・自分自身に近い気がしている。
温かくて優しくて時間が永遠に続いていくような青色の空気。言葉にできない様々な感覚。
こう考えると「感覚」を言葉にすることって難しい。言語表現では伝えきれない部分については、これまでと同様作品として残していけたらと思う。
なぜ私はいま言葉を使いたいのか
「知りたい」制作途中 S100号 一部拡大
キャンバス油絵/2018
ありきたりな言葉を使うと、人生を豊かにしていくために言葉を使いたいんだと思う。
「言葉」というものを使って自分の中にある感情や考えを伝えられるようになれば、今よりもっと自分を肯定できる。生きることがずっと楽しくなるような気がしている。
少しずつ自分が選べる言葉の幅を広げていきたいし、自分が何を感じ考えているのか一度言語として理解してみたい。
自分の感覚に近い言語を使える人の話は心に響く。ちょっとずつ試してみたい。これまで意識してこなかったからこそ。
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