プチ別居生活を始めて気づいたこと Part 1
旦那と、プチ別居生活を始めた。
…と、そんなことを言うと、
親にも、「え?大丈夫なの?仲悪いの?」なんて心配されたりしたけど、
そんなことはなくラブラブで、
経緯を言うと、
最近引っ越しをしたのだけど、
旦那の職場からは遠すぎるため、
週の半分以上は旦那は職場の近くの義実家に泊まっていて、
休みの日にはわたしのところに帰ってくる、っていう
いわゆる2拠点生活をすることになって、
わたしが旦那に会えるのは、週に2〜3回ほどになった。
去年は、コロナもあって、ほぼ24時間365日いっしょにいたし、
いっしょに暮らし始めてからは、ほぼ毎日顔を合わせていたから、
こんなふうに離れるのは結婚してからは初めてで、
わたしは遠距離がめちゃくちゃ無理なこともあり、
(旦那とは付き合っていたころ約1年間国際遠距離をしていて、それが、めちゃくちゃ向いていなかった。寂しすぎて震えた。)
引っ越す前は、「旦那と毎日会えないの、寂しすぎだな…」と思っていたのだけど、
それがね、
始めてみると、
全然、寂しくない。笑
いやね、いっしょにいたいし、毎日いっしょにいられるのに越したことはないんだけど、
今のところ、予想していたダメージがまったくなかった。
わたしは旦那のことが大好きで、
「旦那がいないと生きていけない」と思っていたし、
遠距離のときの記憶がトラウマ級に強すぎて、
「わたしは毎日会いたいし、2日以上会えないのはイヤなタイプだ」と思っていたんだけど、
これが、今のところは、
ちょっとも寂しくない。笑
そして、そのことにびっくりしている。
思えば、付き合っていた頃の遠距離あの「寂しさ」は、
「好きで会いたい」から、「寂しい」のだと思っていたのだけど、
そうじゃなくて、
「もう会えないかもしれない」「好きなのに距離のせいでうまくいかないかもしれない」「好きな気持が冷めてしまうかもしれない」
っていう「不安」からきていたのだな、と思う。
そして、いまは、それがまったくない。
つまりは、「離れていても、愛しているし、愛されているし、それは、絶対に変わらない」っていう自信があって、
離れて過ごす時間も、1人じゃなくて、2人のものみたいな、
そんな感覚がある。
「信頼」なんて言葉では表せないような、
なにか揺るぎないものがある、そんな気がしている。
付き合っていたころに遠距離をしていたときは、
会えなくてLINEを送るだけの日々が切なかったし、
返信がなかったら、不安で寂しくなったものだけど、
いまは、
返信がないと、
「生きてるの?死んでないよね?」っていう
生存確認の一点が気になる。笑
こんなこと、遠距離をしていたときには思わなかったのだけど、
会えない間は、
「元気に楽しく生きていてくださいそれだけお願いします」
と純粋に思うんだよね。
(とはいってもいまも週に1回は会えてるのだけどね。)
プチ別居生活を始めてまだ少ししかたっていないけど、
4年ぶりくらいに旦那と離れて生活してみて、
旦那がいつのまにか「掛け替えのない人」になっていて、
わたしたちの関係も、
当たり前だけど、
前よりもっと、図太いものになったのだな、
と実感したよ。
***
それからね、旦那がいないと、
わたしは、
「あらゆるものからの興味がなくなってしまって、つまらない人間になる」
ということもわかった。
引っ越した場所は、
めちゃくちゃ便利で最高な立地で、
近くにいろんなレストランもカフェも公園も市場もあるのだけど、
そのどれも、1人では行く気にならない。
おいしいカフェでコーヒーを飲む、
早起きして市場で野菜や果物を選ぶ、
知らない街を散歩する、
とっておきの美味しい料理を作る、とか
そういうものは
その行為自体にはさほど興味が湧かなくて、
わたしはただただ、
「旦那といっしょにその体験をしたい」、
それだけなのだな、とつくづく思った。
***
それからね、逆に、
旦那と少し離れてよかったこともある。
よく、「結婚すると1人の時間がなくなる、自由がなくなる」
なんて言うけれど、
それは、違っていると思うのだけど、
だけど、事実で。
どういうことかというと、
結婚しても、「物理的に」時間がなくなるわけではないんだよね。
子どもがいたら話は変わってくるのかもしれないけど、
結婚していたって、1人になれる時間はいくらでもあって、
働いている時間が違えば、家で1人になれる時間はあるし、
家を出て1人になろうと思えばなれるし、
2人で同じ空間にいたって、別々に過ごすことはいくらだってできる。
だけど、そういう「物理的」なことじゃなくてね。
わたしは旦那といると、
どうしても、「1人でなにかするより、2人でいっしょに時間を過ごしたい」と思ってしまう。
1人でやりたいこと、やらないといけないことよりも、
ただ旦那とくっついておしゃべりしていることのほうが、
魅力的で、楽しそうで、
「1人でやりたい」ことに勝ってしまって、
どうしても、「1人でしたいこと」より
優先度が上がってしまう。
何もしていなくても、
いっしょにいるだけで楽しくて充実したような気になってしまうから、
時間が過ぎるのが早い。
旦那と2人でいるときは、
「1人でいること」ができないんじゃなくて、
「1人でいること」をしたくなくなっちゃうんだよね。
「いっしょに過ごす」ことができるのに
「いっしょに過ごす」ことを選ばないことができるほど意思が強くなくて、
わたしにはできない。
だから、こうやって、強制的に1人の時間が増えると、
「1人でしたい」いとんなことがこなせて、助かったりもしている。笑
そんな感じかな!
プチ別居生活での気づきだよ!(^_^)
***
P.S
今回引っ越したのは、
完全にわたしの都合で、
「都会」の「お気に入りの家」で、
生活がしたかったから。
わたしの仕事はほとんどオンラインで、どこでも仕事ができるから、
前の家にいてもよかったし、
旦那がまた都会で新しい仕事を見つけるまで待ってもよかったんだけど、
それを待たず、(とはいっても、1年は待った)、
旦那とプチ別居生活を選んででも、
まだ完全には整っていない状態で、
引っ越しのGOを出した。
すごく、わたしらしい。笑
それは、自分の精神衛生を何より優先した結果で、
旦那に負担をかけることになっても、
長い目で見て、
引っ越しをして、ストレスのない自分でいたほうが、
旦那にとってもわたしにとっても、
総合的な幸福度が高くなると感じだから。
負担や不安を減らすために、
引っ越しをせずに、
小さいストレスをデフォルトで抱えながら、
そのせいで発生する小さな喧嘩や不満に目をつぶって生活するよりも、
別居生活になってでも自分の快適さを優先して自分がハッピーな状態でいることにこだわったほうが、
わたしは旦那のことを大切にできて、
旦那もそのことに安心できて、
うまくいく、と考えたから。
実は、この引っ越しに関していうと、
旦那とわたしは真逆の意見を持っていて、
旦那は「新しい仕事を見つけて基盤を整えてから、引っ越すべきだ」っていう考えで、
一方わたしは、「引っ越して、仕事が見つけやすい環境を作ってから、仕事を探したほうが早い」っていう考えだった。
これってね、それぞれが、
すごく旦那らしいし、
すごく私らしい。
こういう慎重さの観点で見ると、
わたしと旦那はいつも真逆だ。
お金の使い方にしても、
旦那は、「ある程度貯まるのを待って、一つ一つ買っていくべきだ」っていう考えだけど、
わたしは、「どうせいつか買う必要があるなら、早めに買って長く使ったほうがお得だ」と考えるし、
「旅行したりするのは、少し我慢しよう」という旦那に対して、
「明日死ぬかもしれないのよ?先にとっておく必要ある?」と返すのがわたしだ。
わたしは、今までの人生ずっと、
そんなふうに生きてきた。
たとえば、
東京に出てきたときも、
「まずちゃんとした仕事を見つけてからにしたら」と言われていたけど、
「ちゃんとした仕事を見つけたいならまずそのチャンスが溢れている環境に飛び込むべきだ」と思っていて、
実際に、「ちょいと面接行ってくるね!」とスーツケース半分くらい荷物を詰めて家を出ていって、
その一週間後からそのまま働き始めたりする破天荒なこともした。
(親にはめちゃくちゃ反対されて、怒られた。)
だけど、こんなふうに、生きていなかったら、
いまごろ、旦那にはそもそも出会っていないような気もする。
だけど、だからね、
こういう価値観が、真逆の旦那と、これから生きていけるのは、
わたしにとって、すごく、ありがたい。
過去の自分の価値観や判断には、感謝していて、
後悔していることも今のところはないのだけど、
リスクをとっていたり、賭け事的な一面もあることもあって、
「いつか痛い目に遭ってもおかしくないぞ」とも思っていたから、
そんなリスクを防いでくれたり、
ときには、
いっしょになってそのリスクを背負ってくれたりする人がそばにいてくれるのは、
これまでより、心強い。
こういうと、わたしがすごく旦那に負担をかけているようだけど、
わたしは旦那が踏み出せないようなことを、決断してきたし、
旦那の手を引いて、旦那だけでは見られなかった世界を開いてきた、とも思っている。
真逆の2人だから、
そこそこいい感じでバランスがとれている。
今回の引っ越しは、
今のところ、快適でめちゃくちゃお気に入りではあるものの、
どう転ぶかはわからなくて、
軌道修正しなきゃいけなくなるかもしれないけど、
いっしょに賭けに出てくれた旦那にも感謝しているし、
そして結果的にさらに幸せそうな旦那を見るのも誇らしいし、
これからも、
そんなふうにして、2人で生きていたら幸せだ、と思うよ!
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