見出し画像

「推し」の著名人が眠るパリの墓地を散策しよう

(写真はモンパルナス墓地のセルジュ・ゲンズブールのお墓)

パリにはいくつか墓地があって、その中で最も有名な「ペール・ラシェーズ墓地(Le cimetière du Père-Lachaise)」「モンパルナス墓地(Le cimetière du Montparnasse)」「モンマルトル墓地(Le cimetière du Nord - Le cimetière de Montmartre)」は、たくさんの偉人や著名人が眠っているので、観光地として人気で、世界中からたくさんの人々が足を運びます。

ペール・ラシェーズにいたっては、なんと世界中から年間約200万人も訪問客が訪れるそうです。

「墓地」というと「怖い」とか「おどろおどろしい」とか「バチが当たる」とかいうイメージがありますが、公園のようにきれいに整備されていて薄暗さや陰気な空気は全くなく、嫌な気分になることなく「推し」のアーティストや有名人のお墓を訪ねることができます。

東京にも青山霊園や谷中霊園など、お散歩しても大丈夫な霊園がいくつかありますがそんなイメージでしょうか。もう少し公園っぽく明るい感じがするのはパリの墓地の特徴かもしれません。

もちろんお墓に勝手に近づいたり汚したり、備え付けのものを取ったり、マナーの良くないことをするのは御法度ですが、常識の範囲内でパリっ子はもちろん、観光客もお散歩を楽しむように墓地を散策しています。


私が初めてパリの墓地を訪れたのは1998年12月、この時がパリに来たのが初めての旅行だったのですが、友人から「パリの墓地は公園みたいだし誰でも入れるから、著名人のお墓を見に来る観光客はとても多いのよ。お散歩がてらに行ってみて」と言われ、大好きなセルジュ・ゲンズブールやジーン・セバーグ、マルグリット・デュラスが眠っているなら是非と思い、モンパルナス墓地へ行ってみました。

ここから先は

2,717字 / 11画像

¥ 200

最後まで読んでいただきありがとうございます。 よかったらまた遊びに来てくださいね。 スキやフォローしていただけたらとても嬉しいです。 いただいたサポートでアロマキャンドルを購入させていただきます。(noteを書く際に精神集中のためになくてはならないものなのです!)