「手に職」は身を助く
「芸は身を助く」とはよく言ったものだ。「一芸にすぐれていると、困窮したときにそれが生計の助けになる」ことを意味することわざだ。
どんな分野であっても、たとえそれが趣味であっても、一度身に付いた技芸は長年ブランクがあっても再開すれば結構身体が覚えているものだし、いざ仕事に困った時や、転職するときに本当に役に立つ。
今、AIがいろいろな分野で幅を利かせている。AIは必要な情報を入力すると器用になんでも、かなり巧妙に「それっぽく」表現してくれる。
でも、素人目にはすごいレベルの物事を表現してくれるAIも、職人やプロの目から見るとまだまだ繊細さに欠けた表現だったり、正確ではない部分も多い。その違いを人間の目で判断することが出来るプロフェッショナルはまだまだ必要であろう。
そしてイノベーションとは時には「間違い」や「勘違い」から起きることがよくあると私は信じているので、大きなミスをしないAIからはイノベーションは生まれにくいと私は思っている。
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