的・性・化とは書かない/作家の僕がやっている文章術003
文章が「堅苦しくて分かりにくい」「何を言っているのか分からない」なんて感じることがありませんか。
「的」「性」「化」などの尾語をやまと言葉に変換するだけでも、文章は格段に読みやすくなります。
ここではわかりやすい例を挙げましょう。
「的」「性」「化」を封印する
「的」「性」「化」などは漢語的表現の代表です。
<文例1>
日常的にうっかり使いがちである。
<文例2>
必要性を感じない。
<文例3>
執筆作業を効率化したい。
文例1を書き直してみましょう。
■ 日常的にうっかり使いがちである。
日常、うっかり使いがちである。
ふだん、うっかり使いがちである。
どうでしょうか。堅苦しい表現が、ソフトで分かりやすい文章になっていませんか。
次に文例2を書き直してみます。
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