妊婦うつ備忘録6 息苦しさ

だるさの次に感じたのは息苦しさ。

つわり真っ最中のときは匂いに敏感で、ふわりと香る後輩の優しい香りの香水ですら、ホストがつけるみたいな強烈な香りがして、毎日こっそりマスクを二枚重ねして出勤していた私。
妊娠後期に入ってだるさを感じた辺りから、急に会社でマスクをつけていることがしんどくなって、1日に何回もトイレに走り、小さな窓を開けてマスクを外して深呼吸をするようになりました。

でも季節はどんどん暑くなり、窓を締め切ってエアコンをつけるようになると、次第に息苦しさはMAXに。
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妊娠後期　動悸　息苦しさ　

これもまた妊娠あるある。
☆胎児に内蔵を圧迫されるから息苦しさを感じるよ
☆赤ちゃんに酸素や栄養を届けるのに血の流れが早くなってて動悸を感じるんだって。
…なるほど。

じゃあ何でこんなに私は焦燥感を感じるんだろうか。
そして、今会社で、電車の中で、パニックを起こしちゃったらどうしようという冷や汗と恐怖が湧いてくるんだろう。

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予期不安　パニック障害

そして神経をすり減らす睡眠不足
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妊娠後期　眠れない　足が急につる。夜中に何度もトイレに行く。

妊婦あるある。アプリでも皆同じように悩んでる。私もそう。
でも皆、その悩み以外は赤ちゃんの誕生を心から楽しみにしている。

少しでも楽になるならと夫が買ってくれた抱き枕を抱きしめても、シムス位で横になっても寝苦しくて、ソワソワして落ち着かない。自分が自分でいられないような気がして心がざわざわする。

寝付けなくてようやく寝ても、夜中に何度も起きてトイレへ。トイレに行っても何もでない。
眠れなくて部屋中をウロウロ。
眠れないなら起きて何かしようと思っても、だるくて何もできない。
だるいのに横になってもどこも落ち着かない。

夜中ぐっすり眠る夫の顔を眺めながら、子どもみたいに不安だよーと起こすこともできなくて、一人で「なんで眠れないんだよ」って自分で自分を叩きながら足踏みして、泣きつかれて気絶するように眠る(でも寝た気はしない)

この頃の妊婦健診では、毎回先生に
「出産が怖い」「陣痛が怖い」「理由のわからない不安」「夜眠れない」「食べると苦しくてあまり食べられない」と相談するように。

「全く体に異常なところはなし、赤ちゃんは少し小さいけどすくすく育ってるね」
________単純にホッ。ちゃんと成長していて…もちろん嬉しい。でもちょっと小さいのか…大丈夫かな。チクリ

「体重管理厳しくしないでも大丈夫だよ」
________何もしてないです。食べたくても食べたら吐いてしまって食べられないんです。チクリ

「なんで不安に思うのかわからない」
「女の人は皆ちゃんと産んでるんだからそういうふうに体ができてるから大丈夫」
「子どものエコーとかみて、鼻が高いのはパパ似かな？とかいいことだけを考えたらいいよ」
「うちは眠剤とか産婦人科だから薬は出せないよ。漢方でいいなら出すけど気休めだから、専門のクリニック紹介しようか」
________もうここで診るのは嫌なのかな。めんどくさい患者になってるのかな。
チクリチクリ

親身になってくれてるのか突き放されてるのかよくわからない対応を先生にされて涙が溢れて止まらなくて、私は普通の妊婦さんじゃないですか？　どこかおかしいんでしょうか？　こういう相談ってよくありますか？と診察の後で相談に乗ってくれた助産師さんに詰め寄ってしまいました。

マタニティーブルーズじゃない？と地域の保健師さんや、妊娠出産相談ホットラインへの相談、カウンセリングを提案される。

一つ一つにすがりついて、必死で電話をかけて相談するんだけど、産婦人科の助産師さんと同じ事を繰り返し言われるだけ…。

ホットラインでは露骨に電話を切りたそうで、もっと深刻な方からの電話を想定しているからか、そんなのはよくあることだよ。自分だけじゃないよ。検診ではなんにも言われてないんだから楽しいことを考えて！先のことを考えて不安にならないで、1日1日を乗り越えていこう。
あなたは一人じゃないよ。

わかるよ。心配していってくれてるんだって。でも何も解決しない。一人だよ。孤独だよ。
1日1日が長くてもう耐えられないんだよ。

消えてしまいたいよ。