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旅のすえ また大川に めぐりあう

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彷徨を続けた人生でしたが、いまは大川の畔にもどっています。
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#大川新古細工

江戸と東京をめぐる無駄話#02/天下普請/参勤交代という二つの車輪

徳川幕府は二つの公共事業で経済を活性化させていました。 ひとつは天下普請です。徳川幕府は…

勝鬨美樹
2年前
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江戸と東京をめぐる無駄話#01/米本位制/石高制という二つの車輪

徳川幕府経済は二つの車輪で回っていました。 ひとつは徹底した米本位制度/いわゆる石高制。そ…

勝鬨美樹
2年前
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ようなもの

「お魚、何にしますか」 「何ができるんだ」 「できますものはつゆはしらたらこぶあんこうの…

勝鬨美樹
4年前
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旅のすえ また大川に めぐり逢う

▼On our journey, we meet the OhKawa River again #oldginza #oldtokyo #oldjapan #showa I…

勝鬨美樹
4年前
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母が見つめた忘却という川

When I turned 80 years old, my mother said she was going to close down the store. It's b…

勝鬨美樹
4年前
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日本男子という言い訳のこと

三十台になって初めて恋をした。そして二人の娘を授かった。しかしその稀有な幸運と幸せを、ま…

勝鬨美樹
4年前
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もいっかい、百年目

百年目の続き。いよいよ落ちへ向かう志ん朝師匠。 「あ、番頭さん。ちょっとお待ち。きのう、お久しぶりだとか、ご無沙汰をいたしましたなどと妙なことをいってたが、一つ屋根の下にいるのに、どういうことだい。 へい。番頭は硬い硬いと思われておりましたのに、あんなざまをまでお目にかかりまして、これが百年目だと思いました。」 と、トンと落として仕舞う。 いいなあ、未練もなくあっさりと仕舞って見せる。これが西洋だと、カーテンコールだの屁だのと言って死に際の悪いこったないんだけど、江戸前は違

百年目

ウチの会社は、店は日月休みで事務所は土日だ。ボードメンバーも原則土日休みなんだけど、店と…

勝鬨美樹
3年前
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江戸湊 我が子いだいて 都鳥

I had a day off for the first time in a while. At my wife's request, I went for an after…

勝鬨美樹
3年前
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接待酒の話

It's been a long time since I stopped drinking alcohol for entertainment. I didn't like …

勝鬨美樹
4年前
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和らかで かたく持ちたし 人ごころ

和らかで かたく持ちたし 人ごころ 水谷緑亭 佳い川柳だね。佃島に生きた水谷緑亭のものだ。…

勝鬨美樹
4年前
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金貸しの起源#03

「土倉」は貸金商売として室町時代までに形を得た。もともとはモノを貸しモノで返済される形式…

勝鬨美樹
2年前
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金貸しの起源#01

1931年3月の「時事新報」にある「質の起源は詳かでないが文献として初めて現れたのは孝徳天皇…

勝鬨美樹
2年前
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古新聞古女房

おおお、廃品回収車が店の前を通った。こういう商売の人も動き始めたんだねぇ。 「毎度お騒がせしております。こちらは廃品回収サービスカーでございます。御不用になりました、古新聞、古雑誌…」と。。 いいなぁ、こういう売り声。平和感が有る。 ンで、嫁さんに声をかけた。 「お~い。廃品回収車だぞ。」 そしたら店の奥のキッチンから 「出すもの、なにもないわよ」と。 「ちがうちがう。御不用になりました古新聞、古雑誌・古女房・・ってるからぁ。。お前、納戸に隠れてろ。まだもう少し使う予定だから