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日本男子という言い訳のこと

三十台になって初めて恋をした。そして二人の娘を授かった。しかしその稀有な幸運と幸せを、まったく理解していなかった。そのころの僕は、仕事に夢中だった。子供が生まれたばかりだったというのに、僕は月に2回、それも土日を利用した2日間だけ2回しか帰らなかった。
25歳になったばかりの若い彼女は、黙って銃後を守ってくれた。
そしてビジネスパートナに裏切られ、文字通り血のションベンが出るほど辛酸を舐めた。そのときも、当たり前のようにパートに出てくれた。ちょうどこの写真のころだ。今見ても微笑みに陰はない。僕はこの微笑みに支えられていたはずなのに・・同じようにまた仕事へ、いとも簡単に埋没していった。
僕の夢を自分の夢として、共に歩んでくれた彼女のおかげだというのに・・ もちろん感謝しても感謝しきれないと思ってるよ。
口にゃ出さないけどね。日本男子だからね♪

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無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました