【詩】内なる誇り

私は器量よしではありません
お金も贅沢できるほどのものはありません
頭も特別良くはありません
秀でた才能も何一つありません

されど笑顔で挨拶が出来ます
人に感謝を丁寧に伝えます
友達の人生を心から応援しています

そんなことをと思われるでしょう
それでも私は自分のそんなことに
誇りをもっております

人並み以上に秀でなくてもいいでは
ありませんか
他人と比べるのは止めましょう
人に温かさを与えられたら
素敵なことではないでしょうか

ただ一つ
心苦しく思うのは

そこの元美人さん
自らに誇りをもつのは素晴らしいです
ですが外見の美しさは減価償却資産
どんなにお金をかけても
減価償却されるのです
他に誇れるものをもたないと
一気に自信を失って
枯れ果てたサボテンのよう
あなたの美を求める探究心も
そのためにお金を稼ぐバイタリティも
立派ではないですか

こちらも同じ
元お金持ちさん
自らに誇りをもつのは素晴らしいです
されどお金と一緒に誇りまで失い
弱気なあなたに
私が気が付かないとでもお思いでしょうか
あなたが本当に失ったのは
偽りだらけの人間関係　
ただそれだけです
サンスベリアのように凛と
１人でお進みなさい　
どん底から這い上がった強さを
自分の力で仕事を開拓した努力と根性を
お忘れでしょうか

自分の外側に誇りを持つのは
危うさを感じます
自らの内なる誇りに気が付いてください
そのために自らの内面をよく観察してほしいのです
まるで大好きなパキラの成長を
心待ちに観察するかのように