【凸凹子育て】ママと仕事のバランス
ゆっくり出勤3日目。
今日みたいな日のために「ゆっくり」がある、そう思って心から感謝した。
そうそう、こんな日のために職場に相談したのだもの。
3日目でいきなり実感した。
昨夜、次男から相談される
次男はやることのさじ加減が難しいし、刺激が強すぎるとキャパオーバーになりやすい。
また、感じたり考えたりするところは問題ないけれど、いざそこから行動ってなると「なぜ、それ?」と思われるようなドッキリ行動が多い。
靴下を3枚重ねるとか、
帽子を3つ重ねるとか、
靴下を左右違う柄にするとか、
Tシャツを裏返しに着るとか、
ランドセルをわざと閉めずにピラピラさせるとか、
ランドセルのフタの隙間に体操服や上履きをこれでもかというくらい詰めるとか。
そんな小4男子の姿を見たらどう思う?
ちゃんと親は子どもを見てるのかしら?かな。
あははー、いるよね、ヤンチャな子!かな。
面白い子だなー、関係ないけどね…かな。
私は次男を知ってるから、ああ、また落ち着かなくなってるんだ、という見方をする。
次男は周りの目が気にならないわけじゃなくて。
むしろ気にしてる。
見られるのがものすごく苦手だから。
なのに何でこんなに注目されるような行動をするのか。
多分、落ち着かないとか、「いい」イジリを期待してる。
落ち着かないときって、なんかいい刺激が欲しくならない?
そんな期待もあるのかなぁって思う。
で、大抵その期待が外れるから、なおさら落ち着かないっていうね。
次男に大切なのは、そういう気持ちのコントロールかなーって見ていて思う。
どうしたら落ち着いて過ごせるか、自分の行動がどう自分に影響するか、因果関係が理解できるようになったら少しは違うかな。
学校にも支援をお願いしているし、フォローしてもらっているけれど、実際の介入ってなかなか難しい。
理解してもらえているだけでも御の字かな、と思ってる。
そんな次男、明日は休みたいって相談してきた。
うん、そうやって相談できるのはいいことだよ、と伝える。
そして、休むことを了承する。
理由は勉強がどうとか先生がどうとかって話してたけれど、いろいろあるんだと思う。
私「ママね、ゆっくり仕事に行けることになったから、三男を送ったら一緒に好きな算数、勉強しよっか。」
コミュニケーションの一環として、こんな提案をしてみた。
私が子どもの勉強を見るとき、それはコミュニケーションが目的で。
できていることを認める、やれていることを確認する、その中で子どもに「あなたをちゃんと見ているよ」というメッセージが送ることが目標。
勉強って見えるから認めやすいし、本人も納得しやすいの。
何も正解が書けてなくたっていい。
「6がキレイに書けてる」
それだっていいわけで。
ハードル下げて、できてるとこ探し。
ママも頭を使うんだよね。
また、やることを事前に伝えて約束しておくことも大事。
いきなりやろうって言ったら怒るもの。
ま、大人だってそうよね、アポ取るもんね。
今朝のバタバタ
いつも通り三男と8時に家を出ようと思った。
次男は学校に行った形にして途中から三男の見えるところから消えてもらっていたのに、何か感じ取ったのかもしれないよね。
今朝はひどく切り替え不能だった。
いつもだったら、スモックを着ればどんなに切り替えできてなくても登園にスイッチ入れ替わって行けていたのに、今日は断固拒否よ。
こんな三男は珍しい。
でも、あり得たことではある。
そうなったときに私のキャパがないと困るから、ゆっくり出勤を認めてもらったのだもの。
ああ、やっぱりこういうときは焦ると良くない…ゆっくり出勤に感謝だよ。
8時15分まで粘ってみた。
プチゼリーで釣ってみた。
いつもならこのへんで行けるのにな。
車を出す音で切り替わるかな。
車を目の前で出してみたけど、反応なし。
今日はしぶとい。
不登校中の長男と今日休む次男に相談。
「ごめん、三男が動かなくて。
コンビニ行って、好きな飲むヨーグルト買ってみるから、車が出たあとの三男を様子見てもらっていい?」
二人「ラジャー!!」
ふふ、心強いよ、ありがとう。
少し時間をおけば、気持ちも落ち着くかもしれない。
大好きないちごの飲むヨーグルトで切り替わってくれたらいいな。
そんな作戦が取れるのは、朝に余裕がある状況だから。
今まではかなりヒヤヒヤしながらギリギリで登園してたけど、気が気じゃなかったし、私の気持ちは高ぶってしまって仕事には悪影響だったのよね。
私、今まで良くやってきたと思うよ。
ホントは自分で自分をコントロールできる範囲をすでに超えてたな。
でもやるしかなかったもんね。
案の定、三男は少し時間をおいたら気持ちが落ち着いてた。
それでも登園はしぶるから飲むヨーグルトで誘ってみることに。
さすがに好きな飲むヨーグルトを見たら元気になって、車に乗れたよ。
ああ、良かった。
仕事しながら登園や登校しぶりと向き合うって難しいよね。
ホント、自分の心が試されるというか、ね。
次男と勉強のあと、いざ出勤
次男「今、割り算の筆算やってる。
難しいから教えて。」
次男から珍しく教えてって言われた。
嬉しい。
次男も、静かで気持ちに余裕のある状態でゆっくり勉強に向かえるっていいよね。
でもいつも置き勉の次男、家に教科書がなくて。
私「次に『明日は休ませてもらおうかな』と思ったときはさ、家で勉強するための教科書、ひとつでいいから持って帰っておいで。」
そう言いながら、パソコンで検索して出てきた割り算の筆算をプリントアウトする。
少し一緒に解いてみて、残りは仕事から帰ってきてからやることにした。
解けるようだったらやってみてねって話をして。
お昼ご飯の指示をして、家を出たのは9時過ぎ。
なんか母親としての仕事を終えられた気がした。
うん、私、こうやって時間に余裕が持てるのなら、仕事を続けられそうな気がする。
そんなふうに思えたのは今回が初めてだったかもしれない。
朝の時間って大事だ。
私も自分の気分に左右されやすい
朝の時間に余裕があると、予測不可能な状況にも対応できて、子どもの心にも寄り添えて。
ちょっとだけトクベツも作りやすいし、それをやることで私も気分がスッキリできて。
そんなふうに朝が過ごせると、仕事で治療が難航しても心を落ち着かせて対応できるんだよね。
不安な気持ちを伝染させなくて済む。
ここが踏ん張りどきですねって言えたり、小さな効果を見つけて積み重ねていきましょうって話せたり。
言葉とか気分とかって大事よね。
私は朝の時間にホントに救われてると思う。
心落ち着く時間
仕事の会議が長引いて、帰ったのは14時半。
三男お迎えまでの時間、もう一度次男の割り算と向き合う。
次男が3年のときはそもそも注意が散漫になりすぎて、勉強に向き合うことも難しかった。
就学時は平均的なIQだったのにガクンと下がってたしね。
でもここのところ、少しいい気がする。
落ち着いてる時間が増えたからかな。
落ち着いていると、算数の問題もちゃんと理解できるし、解けてる。
知能の問題じゃなくて、注意とか気分の問題で勉強に向かえないってサポートが難しい。
親の関わり方で家での反応が全然違うんだもの。
関わり方で違うというのは、発達特性はあるけどグレーゾーンと言われる子たちの子育ての難しいところだと思う。
親の育て方の問題じゃないとはいえ、関わり方や環境で発達や成長の仕方が変わるって言われたらさ、親はかなりプレッシャーだったりするよね。
親だってできないことはできないし、うまくいかなくても仕方ないとは思うのよ。
初めてだもん、子育て。
でも自分の子どもだし、責任感じるし、できれば穏やかに暮らしていきたいよね。
私は軌道に乗せてくるまでが本当に大変だった。
でもね、なんとなく思うのは、幼児期から小学校の低学年でそれなりに向き合い、支援を受けながら親子で模索してくると、思春期を迎えるころに落ち着いてくるような気がする。
うちは長男も次男もそんな感じ。
いや、もちろん思春期特有のいろいろプラスαはあるのよ。
でもね、親も関わり方に慣れてくるし、子どももなんとなく自分らしさがわかってくるというかね。
イヤな体験がお互いに積み重なっていってないから、あふれない感じ。
幼児期から関わってくるといつになったら楽になるのかな、いやずっと続くんだろうな、なんて先の見えない不安ってあると思うんだけど、思春期でグッと落ち着くと思う。
親も子も。
なんか見えてくるって感じかな。
親は余計な期待がスルリと剥がされて、この子はどうなっちゃうんだろう?とは思わなくなってきて。
定型発達の子たちよりも少し早く道が狭まるってだけで、見通しがつく分親子でいろんなこと取り組みやすい気がする。
そんなふうに、私が心落ち着いていると余計なことも考えないし、家全体が穏やかだな。
私「三男、おうちに帰ったらね、1番、シュッシュ(手洗い・消毒)、2番、お着替え、3番、ジュースね。
今日はバナナでウィーーンってバナナシェイク作ろうか!
にいちゃんもいるからみんなで飲もうね。」
三男「(マル)」
手で輪っかをつくって見せてくれる。
三男のお迎えに行って、凍ったバナナと牛乳でバナナシェイクをつくって、みんなでグビグビっと飲む。
ふぅ、お腹が満たされてホッコリ。
やっぱり私、今までかなり気を張ってたのかな。
少し気が抜けて初めてそれを自覚するよ。
気が張ってるときってさ、意外と自覚なくて、自分ではわからなかったりするよね。
今日の私はハナマル!!
そして、ハナマルな自分になれるよう職場の上司に勇気を出せた自分にもハナマル!
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