セルフケアとみかんの朝トレ
人は何か起きてから後悔する
人はからだにトラブルが起きたとき、
「もっと〇〇しておけば良かったんだよなぁ・・・」
なんて後悔の言葉が出てくることってよくありますね。
私は16年、『動く』ことを専門に病院やクリニックに勤めています。
その中で、何らかの理由で自由に、思うように動けなくなった人から
「もっと運動しておけば良かった」
「もっと健康について気にかけておけば良かった」
なんて話をよく聞きます。
そこでこれを読んでいるみなさんに質問です。
大きなトラブルが起きていない今、「何をしたらいい」か分かりますか?
みかんのセルフケアのベースの考えとは?
そもそも、何か起きたから「そうしなければ良かった」ということがわかるんだと思います。
歩けなくなったから、歩くことのありがたさを実感します。
歩けなくないのに、歩くことのありがたみを実感するって難しいことだと思います。
なので、「予防」ってすごく難しい。
あらゆることが起きることを想定して全て予防しようとしたら、いくら時間があっても足りないと思います。
あれこれ不安になって、あれもこれも!と頑張る必要はなくて、その時々に必要なこと、楽しめることをやっていくのが基本だと思いますが、その中ででも意識できたら全然違うだろうなと思うことがあるんです。
それがみかんのセルフケアのベースになっているのですが、「からだの声を聞く」です。
からだの声はどうしたら聞けるのか?
あなたは意識してからだの声を聞いたことがありますか?
からだの声は「自分に意識を向けて感じること」で聞けるようになるのではないか、と思っています。
自分のこころの声を聞こうと思ったら、感じたり考えたことを言葉にしてみますよね。
人に聞いてもらったり、ノートに書きつづったり、でしょうか。
からだの場合はどうでしょう?
動かしてみる、触ってみる、伸ばしてみる、その中で感じることじゃないかな、と。
痛みや固さ、力の左右差とか、動きやすさとか。
定期的に続けていくと、変化も感じられるし、なんか変だなと思ったときには早く気づけます。
「今日はたくさん歩いた、そんな時はお尻が固くなりやすいんだな。」
「いつもこの作業した後は膝が痛くなるなぁ。」
「長く座っていると、立ち上がる時に腰が痛いんだよね。」
そしてその症状に対して、何かをすると楽になる、それが見つけられるとハッピーです!!
からだケアの機会をつくりたい
自分以外のだけれどもからだケアをしている私でさえ、自分のからだケアとなるとおざなりになりがちです。
痛いな、と思ったときにどこが原因かな、ストレッチしとこう、なんてくらい。
仕事を長く続けていこうと思ったら、からだが元気なことって一番大事だって知っています。
それでも、毎日のやることに追われるといつの間にか時間は過ぎていて、こんなんじゃダメだなぁ、と思っていたのです。
そんな頃、長男の不登校が長期化していて、体力のなさが目に見えていました。
学校以外の選択肢があればいいのに、と常々思っていて、家以外の居場所もいくつか試して継続できていましたが、アクティブに動いているわけではないんですよね。
お手伝いを頼んで、フライパンを持たせるとプルプルしているわけです(笑)
いつか何かやってみよう、と思えたときに、体力のなさですぐにへばってしまわないように、からだを動かす心地良さを知ってもらえたらいいなぁ、と思いました。
大人はからだケア、子どもはからだイキイキのための朝のエクササイズ、なんかいい気がする。
親子で朝のエクササイズ習慣、なんてのを推進できたらいいなぁー!
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