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家計管理の救世主は長男!?

突然ですが、私は「管理」が苦手です。

さじ加減とかコントロールとか…要は全体的なところから部分的なところに落とし込む的なことが苦手だからだと思います。

私の傾向としては、詰め込む、目一杯。

お金の管理、物の量の管理(収納)、スケジュール管理…、いっつもギリギリとか目一杯とか余裕ないとかそんな感じ。

必要最低限が難しくて、

その心理としては欲張りとかないことへの不安(空白が苦手)とかギリギリまで頑張りたいとかあるんだろうなぁ、までは自覚したけれど、対策まではなかなか。


そんなとき、ほぼ不登校の小5長男が言いました。

「あ、オレそういうの得意かも。一緒に考えてあげよっか?」

キラン!!!


まずは家計管理から

私「あのね、ママはものすごーーくお金の管理が苦手でね、必要だ!って思ったら予算関係なく使っちゃうわけ。」

長男「知ってるよ。だからなくなるんでしょ(笑)」

私「うん。(笑)

結婚してから一応毎年家計簿はつけてたのよ。

でもね、買っちゃった記録なだけで、管理はできてなかったのね。

で、試行錯誤した結果、今は予算内に納まるようになんとかやりくりしてるんだけど、ギリッギリなの!」

長男「まずさ、買ったもののレシートをちゃんと記録することが大事だよ。

やってあげようか?」

私「一応ね、各項目ごとに月の予算が決まってて、ファイル分けしてるの。

で、食費と日用品だけは1週間ごとの予算で、この自作の家計簿ノートにこうやって記録してるんだよ。

でもね、ホラ見て!

土曜日にいつも1週間分の食料を献立決めて買いに行くんだけどね、月初めって月末お金なくて買えなかったものを一気に買っちゃうから、月初めの1週間がいつもヤバいのさ。

で、それをずっと引きずって週末で、やっぱりまたヒイヒイになってて、で、月初めにドドン!と。

これに困ってるわけさ。」

長男「ここまでくると何を買ってるかの内容まで見ていかないとなんとも言えないよね。

スーパーのレシートをチェックしてあげるよ。

で、これはいらないとか買い過ぎとか教えてあげる。」

私「おお、それいいね!

やってほしい!!!

でもね、ただ金額を減らすだけを考えちゃうと今度はご飯の栄養バランスの問題も出てきちゃうからさ、結構難しいんだよー?」

長男「わかってるよ。

でもママの場合は三男のジュースとか家族のおやつとかさ、結構買ってて、その基準が結構甘いんだよ。

ひとつひとつ天秤にかけないと!」

私「うわーー、何気にいろいろとわかっちゃってる!?

なんで?

すごい!!

そういうのって生まれつきのセンスなのかなぁ、スゲーー、すごすぎる!

私にはないスキルだもんなぁ。

いいなぁ、それ、私も欲しいんだけど!

よし、じゃあさ、家計アドバイザーとしてよろしく頼む!!

1ヶ月500円、家計がいい感じでクロになったらプラス200円でどうだ!?」

長男「(ニヤリ)いいね!」

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長男の得意不得意

長男は人とのやりとりや人が多いところは苦手で、一方的に教えられる環境も好きじゃなくて、学校教育は合わなかったんですね。

不登校になる理由も学校の合う合わないも人それぞれいろいろあると思います。

長男の場合は学校復帰はあまり現実的ではなかったです。

今は家以外の環境も必要だからという親の考えで、週1回、1時間だけの個別登校と、デイ、スクールカウンセリングに行っています(必要最低限)。

それは学校復帰が目的ではなくて、家以外の居場所があること、家族以外に話せたり楽しい時間を過ごせる人がいること、が目的です。

長男とは「生活や社会で必要なスキルに関しては、家で学べることは家で学ぼうね」と、話しています。

そして、私が社会に出て必要だと思った時間管理やスケジュール管理、家事、自分の身の回りのことなどは、少しずつ意識させ、促しています。

もちろん、無理のない範囲で。


すると、意外と通信教育や学校の宿題、自分でやりたいこと、ゲームなどうまくバランスをとりながら上手に生活するようになりました。

余裕ができるとお手伝いすることができるようになり、少しずつ習慣化してきました。

ちょこっとの積み重ねが1年経つと結構いろんなことできるようになったんです。

長男の成長を振り返り、一緒に喜んでいたのですが、家計管理に感じては目から鱗。

子どもの能力ってわからないものだなって思いました。

親が決めつけちゃダメよね。

学校の勉強が全てじゃないし、好きなことや得意なことが学校の勉強にあるとは限らない。

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長男の成長から感じた子育ての醍醐味

学校に行っていても行っていなくても、その子の得意なこと、好きなことをなんとなく感じたり共有してみたり、もっと広げたり深めてみたり、一緒にやってみたり、それが子育ての醍醐味でもあるなぁーと思いました。

それは、私は母とはできなかったことでした。


母は将来の理想的な道を「女の子は子どもを産むから専門職の資格を持って働けるのが幸せに生きるヒケツ」くらいに話してきました(今思うと、結婚も出産も共働きも前提なのか!?)。

そして私はそれに影響されました(ホント、単純なんですね、私)

だけど、そんな時代でもあったのは確かだと思います。

またそれがあったからこそ、今、私は結婚して出産してからも仕事を続けられていて生活できているのだとも思います(何度も折れそうになりましたけどね)。


ただ時代は変わり、サポートの幅も広がってきて、私が子どものときと同じような子育てではうまくいかないことが増えました。

母に学んだやり方では通用しないことばかりなんですよね。

だけど、夫や子どもの個性を感じるたびに、私は自分の個性も感じ、人それぞれのらしさを尊いなぁと感じます。

そういう時代に変化してきているのだなぁ、とも。

これからは風の時代だ、なんて話題になっていたりもしますね。

そういうふうに、私たちは時代に乗って、そのときどきに必要なことを学んでいくのだなぁーと実感しています。

だから子育てに強烈な価値観とか偏見なんていらないのですね。

時代を感じ、子どもの個性を感じ、生かす方法を考えていけばいいのだなぁーと。

そんなことを気づかせてくれる子育てって偉大ですね!




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