松田京子

人生半分過ぎた元転妻です。これまで多くの人達と関わり、感じていた違和感みたいなものを小…

松田京子

人生半分過ぎた元転妻です。これまで多くの人達と関わり、感じていた違和感みたいなものを小説にしています。

最近の記事

【小説】人の振り見て我が振り直せ  第11話「あなたの目は節穴ですね、〇〇が良いという言葉の意味わかってますか?」

 所長は茉莉花のことを〝デキてる〟からか(第5話)〝地頭が良い〟と言う。    しかし由希子は、茉莉花が地頭が良いとはどう言うことを指すのか、疑問に思うのだ。  なぜなら、茉莉花に〝物事を理解し吸収する、柔軟な思考力がある〟とは全く思えないからである。  そもそも、地頭が良い子なら、難しい資格試験だって容易に投げ出さず(第6話)に、取得できるくらいの学力もそれなりにありそうなものだが。  所長は、本当に下心で、茉莉花の〝仕事出来るアピール〟に単純に騙されていて、〝見抜く

    • 【京のブログ】(5)「一冊の本との出会いと、時間が経過した今だからわかる断捨離の効果5つ」

       このブログに出会ってくださって、ありがとうございます。  今日は、時間が経過した今だからわかる「断捨離の効果5つ」について書きたいと思います。   しばらく前に、断捨離が流行った時期がありました。その時に断捨離に挑戦したという方も多かったのではないかと思います。  私が断捨離しようと思ったきっかけは、ある本屋さんで出会った一冊の本と、もともと引っ越し魔だったのもありますが、転勤も多かったからです。    私が出会ったその本は、著者舛田光洋さんの〝3日で運が良くなる「

      • 【京のブログ】(4)「女性に多い〇〇をつくるコミュニケーションの図り方」

         このブログに出会ってくださって、ありがとうございます。  今日は、私が思う「女性に多いコミュニケーションの図り方」について書きたいと思います。    以前に勤めていた会社で、何かしらの〝見えない区分け〟みたいなものがあるところがありました。  いわゆる、政治の世界の「派閥」のようなものが存在していたのです。  人間ですから、人の好き嫌いはあって当然だとは思います。しかし、それを仕事に持ち込むのは、違うのではないかと私は思っています。  女性に限ったことではないかもし

        • 【京のブログ】(3)「なにかしらの効果がある、毎日の習慣」

           このブログに出会っていただき、ありがとうございます。  今日は、私のきっとなにかしらの効果のある「毎日の習慣」について書きたいと思います。  私は若い頃、低血圧なのもあって、朝がとても苦手でした。  学生の頃は遅刻をするようなことはなかったのですが、早めに登校する事はありませんでした。  就職してからも、仕事なので当たり前なのですが、新人の頃は特に無理して早起きを頑張っていたのを覚えています。  つまり「早起きが苦手」だったのです。  しかし、年齢を重ねるごとに

        【小説】人の振り見て我が振り直せ  第11話「あなたの目は節穴ですね、〇〇が良いという言葉の意味わかってますか?」

        • 【京のブログ】(5)「一冊の本との出会いと、時間が経過した今だからわかる断捨離の効果5つ」

        • 【京のブログ】(4)「女性に多い〇〇をつくるコミュニケーションの図り方」

        • 【京のブログ】(3)「なにかしらの効果がある、毎日の習慣」

          【京のブログ】(2)「人を煽(あお)る人」

           このブログに出会ってくださり、ありがとうございます。  こちらで書くことはあくまで私の主観ですので、お時間のある方は、お付き合いいただけると嬉しく思います。  今日は私が出会った「人を煽る人」について書きたいと思います。  どこへ行っても一定数「人を煽る人」はいます。  特に挑発するような煽りをする人に、一度「なぜ人を煽るのか」を質問したことがあります。  答えは「面白いから。」でした。  つまり、人を煽ることで、相手の感情を揺さぶり、怒り出す人間なのか、はたま

          【京のブログ】(2)「人を煽(あお)る人」

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第10話「私ぃ〜メンタル弱いけど〇〇嫌いなんですぅ〜」

           茉莉花という人は事あるごとに、自分で〝メンタルが弱い〟と自慢気に主張する人物だった。  由希子はその〝メンタルが弱い〟という茉莉花の言動に違和感しかなかった。  なぜなら、茉莉花がその台詞を言う時は、大抵、メンタルが弱いと出来ないことを、〝メンタルが弱いことを理由にして〟主張してくるからである。  もともと都合が悪くなると〝自分は病んでいるからやる気はあっても出来ない〟(第9話)という人物なのだから、それと同じ理由の一つとして〝メンタルが弱い〟も使っているのかもしれな

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第10話「私ぃ〜メンタル弱いけど〇〇嫌いなんですぅ〜」

          【京のブログ】(1)〜ブログはじめます〜「急に手のひらを返す人」

           小説などを書くためにnoteさんを始めたのですが、書いているうちに、小説関連のブログだけではなく、普段なんとなく思ったことを思ったときに書きたくなりました。  ここに書くことはあくまで私の主観であり、50年余りの人生の中で、たどり着いた考えや思うことになると思います。  おこがましいかもしれませんが、このブログを読んでくださった方々の、何かしらの気づく機会となり、また一助となればとても嬉しく思います。  ということで、小説関連以外のものはこちらで書くことにしますので、

          【京のブログ】(1)〜ブログはじめます〜「急に手のひらを返す人」

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  ちょっと休憩ブログ編 〜昭和世代の人間が後世に残したいもの〜

           大型連休も過ぎ、これからエアコンの必要な暑い夏がやってくるのを想像すると、なんだかおっくうになるのは私だけでしょうか?  暑くもなく、寒くもなく、適温でいいのに…と、わがままなことをつい思ってしまいます…。  皆さんはいかがお過ごしでしょうか?  今日は少々真面目な話をします(笑)。  以前のブログ編にも書きましたが、主人公の茉莉花は実在する人物がモデルになっています。もしかしたら「本当にこんな人いるの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際に存在

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  ちょっと休憩ブログ編 〜昭和世代の人間が後世に残したいもの〜

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第9話「仕事を嫌がらせの手段にして、都合が悪いと、私ぃ〜病んでるんですぅ〜とはどういうことですか?」

           茉莉花という人は、人の好き嫌いが激しく、特に自分が気に入らない人には、仕事がらみの嫌がらせをする人物だった。  本来、茉莉花の担当は施設全体をパソコン上で管理し、異常があれば警報がなってそれをパソコン上でできるものは対処し、出来ないものは現場の社員に電話連絡することになっている。  一定時間に、施設の管理数値を記録簿に記載してしまえば、異常がなければほぼ事務所の電話番みたいなものである。  同じ会社の別の施設では、人がいないぐらいの仕事なのである。警報がなったときに、

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第9話「仕事を嫌がらせの手段にして、都合が悪いと、私ぃ〜病んでるんですぅ〜とはどういうことですか?」

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第8話「外見が良くても、その低次元な行動と態度では、全てが台無しですよ?」

           茉莉花という女性は、一般的にはそこそこ〝可愛い部類〟に入る外見で、都市部のキャバクラでは通用しないが、田舎のキャバ嬢でこういう子いるよね、くらいの外見である。(〇〇坂の選抜メンバーには入れない程度、と表現したほうがわかるでしょうか…。)  しかし、雰囲気は完全に〝夜のニオイ〟のする女性だった。(制服から臭うのは香水の匂いではなく〝お洗濯のか○り〟と〝何かの異臭〟ですけどね。(第3話))  バブル期(地価や株価が泡のように上昇し、景気が良かった時代、誰もが未来は明るいと信じ

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第8話「外見が良くても、その低次元な行動と態度では、全てが台無しですよ?」

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第7話「人に向かって、スプレーシャワーは失礼ではありませんか?」

           茉莉花という人は〝自分の臭い〟(制服から臭う〝お洗濯のか○り〟と〝何かの異臭〟を足したもの(第3話))を棚に上げて、〝他人のニオイ〟には敏感に反応する人物だった。  自分の〝キレイ好きアピール〟の一貫なのか、社員が終了ミーティングのために、汚れ仕事を終えて着替えて事務所に帰って来ると、事務所に入った途端、〝空間用消臭剤〟を事務所中や〝あなたは臭い〟と言わんばかりに、ほぼ本人に向けてスプレーしだすのである。    茉莉花にその〝スプレーシャワー〟を受けた50代後半の正社員、

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第7話「人に向かって、スプレーシャワーは失礼ではありませんか?」

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  ちょっと休憩ブログ編 〜推理小説と2時間ドラマ〜

           4月に入り、春を感じられる暖かい日が増えてきましたね。  皆さんはいかがお過ごしでしょうか?  真新しい制服を着た学生たちを目にすることが多くなり、微笑ましい光景をみながら、月日が流れるスピードが、私の中で早くなっていることに気づく今日このごろです。  今日は私自身の個人的な趣味をお話します。  私は小さな頃から、今はなき〝土曜ワイド劇場〟とか〝火曜サスペンス劇場〟など、いわゆる〝2時間ドラマ〟が大好きな変わった子供で、小学生のうちは、夜9時には就寝しなければならな

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  ちょっと休憩ブログ編 〜推理小説と2時間ドラマ〜

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第6話「そのマウンティングとアピール、惨めになりませんか?」

           茉莉花はとにかく、何をするにもアピールの激しい人物だった。  由希子も入社初日は疑問を持ちながらも、〝私、仕事出来ますアピール〟が凄かったので、所長が若い世代の、怖いもの知らずの女の子が苦手なだけ(第1話)で、仕事はそれなりにやる人なのかな?と様子を見ていた。  でも、1週間もたたないうちに、あの汚いロッカー(第3話)と人によって態度をかえる性格に気づき、距離をおいていた。  その後、所長と茉莉花は〝怪しい関係〟(第5話)と思われ、由希子は、とにかく最低限しか関わりた

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第6話「そのマウンティングとアピール、惨めになりませんか?」

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第5話「その怪しい行動、バレてますよ?」

           由希子が入社して半年が過ぎたにも関わらず、未だ欠員状態が続いていた。年度末の3月で石野(第4話)が退職して3ヶ月、さらに一人ひとりの仕事量が増えていた。  由希子は欠員状態でなければ、おそらくする事もなかった仕事もせざるを得なくなっていた。  それは、契約社員の先輩である太田が担当している仕事で、この施設の郊外にある小規模な施設の点検を正社員と二人で巡回していた。おそらく太田は、仕事ができるのもあるだろうが、石野と同じくフットワークも軽いため使い勝手もよく、将来正社員に

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第5話「その怪しい行動、バレてますよ?」

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  ちょっと休憩ブログ編 〜人生、日々勉強です〜

           春分も過ぎて、気温も少しずつ上がっていき、過ごしやすい気候になっていくのが楽しみですね。  皆さんはいかがお過ごしでしょうか?  私のつたない投稿を読んでくださる方々に、この場をかりて、あらためてお礼を申し上げます。  なんとなく初めてみたものの、no+eさんの機能についていけず、私なりに悪戦苦闘しています…。  スキってなに?ん?お礼って?  投稿自体もアレコレ時間をかけてなんとか出来るようになったところです…。  全然使いこなせてませんね…。  ただ、書き出す

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  ちょっと休憩ブログ編 〜人生、日々勉強です〜

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第4話「週休3日以上のモ○スター社員」

           由希子がこの会社入社して1か月ほど過ぎた頃の出来事である。  入社後すぐの由希子は、まずはひと通り施設内の設備や点検方法など、覚えなくてはならないことがたくさんあった。  女性には急な階段の昇り降りや、広大な敷地内に施設が点在しているため、移動距離もあり、体力的にキツイ仕事なのだが、もともと学生の頃から運動部だった由希子にとっては、それほど苦には思わなかった。ただ、年齢的な衰えやまだ慣れていないのもあり、1日仕事すると帰るころには疲労が襲って来てぐったりすることもあった

          【小説】人の振り見て我が振り直せ  第4話「週休3日以上のモ○スター社員」