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三女神と禁忌に守られてきた聖地~神宿る島~宗像・沖ノ島①《世界遺産》

こんにちは。
不思議なことが大好きなみかんと申します。

今回は2017年に登録された比較的新しい日本の世界遺産、「~神宿る島~宗像・沖ノ島と関連遺産群」について書いていきたいと思います(^^)

1000年以上、厳格な禁忌に守られてきた島とは一体……?

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「~神宿る島~宗像・沖ノ島と関連遺産群」は、2017年に登録された玄界灘をのぞむ福岡県の宗像市(むなかたし)、福津市にある世界文化遺産です。

(画像・宗像市HPより)

(画像・福津市HPより)

構成遺産は8つ。

①.沖ノ島

②.小屋島

③.御門柱

④.天狗岩

⑤.宗像大社沖津宮遙拝所

⑥.宗像大社中津宮

⑦.宗像大社辺津宮

⑧.新原・奴山古墳群

(画像・宗像市HPより)

◆沖ノ島そのものが御神体!

①~④は島や岩そのものが御神体となっており総称が「宗像大社沖津宮」と呼ばれいて、この「①~④宗像大社沖津宮」、大島にある「⑥宗像大社中津宮」、そして本土にある「⑦宗像大社辺津宮」の3つを合わせて《宗像大社》となっています。

沖ノ島へ渡るには"②小屋島"と"③御門柱"の間を船で通り抜けて行かなくてはならず、その様子は正に「海の鳥居」。
岩と岩の間を通っていく様子が鳥居のようだと、江戸時代の地誌"筑前続風土記"にも書かれています。
今でも神職の方が渡る際はこの鳥居を通っていきます。
この海の鳥居を通って沖ノ島に渡る祭事が1年に1度行われるのですが、船が一同に海へ出る様子は圧巻!詳しくは三女神信仰の記事のほうで書いていければと思います◎

(画像・宗像市HPより)


古代東アジアでは海を越えた交流が頻繁に行われていました。
中国や朝鮮半島にも程近い沖ノ島では当時のヤマト政権の航海の安全、そして他大陸・他文化との交流の成就を祈り、沖ノ島の神様に奉納品が捧げられ祭祀が行われていました。

時を経た今でも続く沖ノ島への信仰、何千年もの間守られてきた伝統が認められて世界文化遺産に登録されました。

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"三女神信仰"についてや、古来より沖ノ島に入ったものは島で見聞きしたことを一切外に漏らしてはいけない"不言様(おいわずさま)"と呼ばれる厳格な禁忌については、長くなりそうですのでまた次回書けたらと思います(。・ω・。)ゞ


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