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会話もメールも英語は3語で伝わります


なんとなく英語がスムーズでない踊り場、結構長くありますね。ここを抜けるのに役に立つ1冊を今日はご紹介します。2016年10月に発売された「会話もメールも英語は3語で伝わります」(中山裕木子著、ダイヤモンド社)です。


日本人の英語は、ともすると複雑でわかりにくいという視点から、
My job is to teach English. より I teach English.の方が知的で理解されやすいという考え方が根本にある本です。

学校英語の延長で社会に出て、職場でメールを描くようになるとついシンプルに書くことを忘れてしまいます。例えば、受け身(能動態)で文章を書いてしまったりするのです。

English can be used by anyone. より、Anyone can use English.の方がシンプルでインパクトもあり、よりナチュラルな英語に近いのですが、ついつい学校で習った能動態を使う癖が出てしまいます。本にに出てくる他の例では、The project was started by the manager. より、The manager started the project. の方がわかりやすい自然な英語ですよね。

また、学校で習ったイディオムも全て忘れていいと説いています。なぜなら単語ひとつで同じ意味を表す動詞が必ず存在するからです。



He makes use of information on the internet.
→ He uses information on the internet.
  (彼はネットの情報を使う)


I will get rid of suspicious emails.
→ I will delete suspicious emails

 (怪しげなEメールは削除しよう)


その他には、There is /are 構文をバッサリ捨てることも推奨されています。これは、主催するグローバル人材塾の参加者のライティングにも多いので、納得しながら読みました。

例えば、There are three female members in this group. より、This group has three members. の方が遥かに自然な英語です。

「3語に情報を足す」章では、前置詞を取り上げていますが、絵がついていてそれぞれの前置詞のニュアンスがわかりやすいです。"on" "in" "at"のどれを使えばいいのか実はよくわかっていない場合、本書は役に立ちます。

途中のコラムに「和英辞書を引くのをやめて、知っている単語で乗り切ろう」というお話が出てきますが、これもおっしゃる通りです。グローバル人材塾のプレゼンテーションで難しい単語を使おうとして、思わず「え〜っと」が出てしまう方がいます。

単語のやりくりが上手になると良いのですが、TOEIC600点には600点の、800点には800点の語彙があり、一足飛びに難しい英単語を使うのは残念ながらできないのです。今知っている単語をやりくりすれば、とりあえずつっかえずにスムーズな英会話ができます。知的レベルを上げるのはその先の作業ですね。

この本は、TOEIC900点以上の方は読まなくても良いですが、まだそこまで到達していない方は、一度読むと頭の中が整理されて、ナチュラルな英語を書いたり話したりできるようになるのでお勧めです。


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('O'*) 右脳の女王からおまけ  ('O'*)

夫とのドライブ中、「締め切り気をつけてね」と言ったら、夫は無言。あり? 「もしかして、踏切りって言いたいの? 今、締め切り抱えてるの?」と切り返された。そうなんです、コラムの執筆の締め切りが重なってて、つい出てしまった。右脳の女王は今日も行く〜



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