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私の転職失敗ストーリー

私は8回転職していますが、そのうちの2回は明らかに失敗です。今日はそのうちの1回を記事にします。なんでそんな気になったかと言うと、この頃のキャリア相談で「会社の知名度」「会社のイメージ」で入社先を決めようとしている方が多いからです。私の場合は後悔先にたたずですが、これから転職される方のために残しておきますね。(遺言みたいw)

私の転職の中で一番の失敗は、GE Japanから米系証券会社に移ったことです。2社ともに知名度の高い企業なので、どこが失敗なんだろうと思う方もいるでしょう。鍵は価値観です。ご縁あった米系証券会社の当時のオフィスは大手町にあり、一次面接の時はそれは立派なオフィスでした。二次面接で人事部を訪れた時、ずいぶん格落ちのビルであることに若かった私は何も感じませんでした。今なら、いわゆるフロントオフィス(投資銀行・債券・株式・外為部門)とバックオフィス(管理部門)の社内での立場の差を現していると気づき、面接のプロセスを先に進めなかったと思います。当時の私は明らかに経験不足でした。

人事の研修担当マネジャーになった28才の私の年収は当時で1,000万円になりました。銀座のピアノバーにボトルが置いてあるようなフワフワした日々を送り、貯金を全くしていませんでした。職場では、フロントオフィスの社員の方々から感謝されない「やって当たり前、俺たちが食わせてやってるんだから」という態度に日々接し、その通りではありながら人と接する時の自分の姿勢と、まるで違うことに違和感を大きくしていきました。

同時に私には、本当にやりたいと思っていたことが他にあったのです。ファッション・ハウスで広報の仕事です。GEから転職する時に、天下のエルメスオファーをいただいたのに年収が若干下がるという理由で、モルガン・スタンレーに転職したのです。自分のやりたい仕事を追わなかった上に、転職先の文化/価値観が自分に全く合っていないというダブルパンチに見舞われ、再び転職することになります。

あの時の自分に欠けていたことが二つあります。まず、自分が大切にしている価値観の棚卸しをしてブレないこと。人と接する姿勢にこだわりがあるなら、真逆の業界にいかないことです。もう一つは、新しい業界に飛び込む時には、すでにその業界で働いている人に話を聞くことです。生の声にまさる情報はありません。HPに並んでいる数字からはわからないことを聞くことも可能です。

労働市場がよりフレキシブルになり、転職することに抵抗ない人が増えていきます。とはいえ、自分の価値観を確認しないで転職をすると、結局もう一度仕事を変えることになり、その状態が続くとJob Hopper(転々と職替えする人)のラベルを貼られることになります。キャリアの後半戦、書類選考に受からなくて苦労することにならないように、価値観に照らし合わせてブレない転職になりますように。

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('O'*) 右脳の女王からおまけ ('O'*)

昔、シリコンバレーに出張した時、アメリカで初めてレンタカーをしました。なんとか発進して、夏だったので運転しながらエアコンをつけようと試みるも、ダイヤルを回してもつかない。押してもつかない。汗だくになって到着したホテルに待っていてくれた同僚に聞いたら、大笑いで「押しながら回すんだよ」と言われました。「そんなエアコンスイッチは日本の車にはないわい」と言い切ったけど、ほんとかな? 右脳の女王は今日も行く〜



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