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【はみ出し系ライフの歩き方】第7回・記念日へのプレッシャー、「俺最高」とカナダの社会事情

カナダ在住のゆかりと福岡在住の美香が送る、ちょいフェミポッドキャスト「はみ出し系ライフの歩き方」

今回は、最近誕生日だったゆかりさんが感じた周囲からのプレッシャー、「俺、最高」メンタリティーと自信について、子供を「いい子ね」と褒めることへの危機感、LGBTQフレンドリーな街の話やカナダの社会事情などについて話しています。

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動画バージョンはこちら↓チェンネル登録もぜひ。

先週末、初めてのArt Showをおこなったゆかりさん。「100日間、毎日絵を描いてインスタにアップする」という個人的チャレンジからここまで至るまでにはどんな気持ちの変化があったのでしょう?

クリエイティブなことをするにあたって誰もが感じる「わたしなんて...」を振り払って「俺、最高」と思いながら行動する大切さを語ってくれました。

また、Art Showの次の日が誕生日だったゆかりさん、そこで周囲からのプレッシャーを感じてモヤっとしたようです。

よく近所のカフェなどに子供を連れて行く美香。おとなしくしている子供に対して「いい子だねぇ」と言われることが多くて、ちょっと危機感を感じています。「いい子」「お利口」というのは実は褒め言葉としてはNG、でも自分も使っちゃうから気をつけよう、その代わりにこう言おう...というお話。

他にも、「旦那、夫、主人」の呼び方問題英語の「Miss, Mrs, Ms」問題、LGBTQフレンドリーの話、カナダのIndigenous people(先住民)事情など話しています。

個人的に印象に残ったのは、カナダでは今イベントが行われる際に必ずある宣言から始まるということ。

長く差別されてきた先住民の方々を取り巻く事情が変わってきているようです。

今週もふたりのおしゃべりに参加するつもりで聞いてみてくださいね。
Facebookページでは質問やリクエストも随時受け付けています↓

今週出てきた本、動画

美香が読んだ本:「なぜ女は男のように自信を持てないのか」 

ふたりの著名女性ジャーナリストの「どんなにキャリアで成功しても自分たちの周りの男性のように自信満々になれないのはなぜなのか、そこに男女差があるのではないか」という疑問から生まれた本。

脳科学者や心理学者、輝かしいキャリアを持つ女性リーダーたちへのインタビューなどを元に、自信はなんと○%は遺伝という事実、「いい子ね」と褒められて育つことが多い女の子が不安を抱える女性に育つ理由、では結局どうしたらいいのか、など総合的に書かれています。自信について関心がある方、一読をお勧めします。

ゆかりが言っていた「シャーリーズ・セロンの動画」(英語のみ):

クイーンのように歩くには?とレクチャーしています。姿勢のコツなどを話したあと、「で、"Murder"って思って、歩くのよ」と言ってますねw 

シェリル・サンドバーグのTEDトーク:何故女性のリーダーは少ないのか

シェリルと女友達、シェリルの弟の3人が同じ試験に臨んだ時のエピソード。完璧に復習をして臨んだのに、試験後「あれもこれもできなかった」と落ち込むガリ勉女子チームに対して、ほとんど勉強していないのに何故か自信満々の弟。笑える話ですが、みなさんも同じような経験があるのではないでしょうか?

 今週の英語

"You are so brave!" : 「勇気あるね!」。ゆかりさんが初めてArt Showをした際にみんなに言われたひと言。

Art Show: 個展、小さな個展のようなもの

Murder!! : 殺人。シャーリーズ・セロンが言っているのは「殺すぞ!」と思いながら歩く、といったニュアンス。

Revolution:革命。周りに合わせないことを「自分のちょっとしたレボリューション」と言ってたゆかりさん。ちょっとちょっと、それってまさに"My Revolution by 渡辺美里"(注:若者はググってね)!後から聞いたら「そういやあの曲大好きだった!」と言っていましたw

Miss, Mrs, Ms:Missは未婚女性, Mrsは既婚女性につける敬称。Mr.しかない男性に対して何故女性だけ未婚・既婚で分けるんだ!という主張から、Msがうまれました。

Indigenous people:先住民。昔は、Indianと言われていましたがいまでは使いません。またカナダではFirst Nations(アメリカではNative Americans)が使われていたけど、いまではこのIndigenous peopleを使うそうです。言葉も社会とともに変わるのですね。

Indigenous curator:先住民のキュレーター、学芸員。カナダの博物館、美術館には必ずいるそう。

今回の内容↓

0:40 ゆかりの初Art show、どうだった?
03:44 キーワードは“You are so brave!” ?
05:21 自分が作ったものへの反応を気にしてはいけない
05:55 100日チャレンジで絵を続けられた理由
07:32 ゆかりが話したいトピック「誕生日のプレッシャー」
10:30 クリスマスやバレンタインはさらに周囲からの期待が大きくなる
12:08 FBの誕生日表示、やめてます
13:15 誕生日に「パートナーが何かをしなきゃいけない」雰囲気
14:40 我が子が「いい子だね」と言われることに危機感を感じている by 美香
15:35「いい子ね」「お利口ね」は褒め言葉として実はNG
16:45 美香が読んだ本「なぜ女は男のように自信が持てないのか」
18:18 『人生がひとつの長い学校だったら、女性が世界を征服しただろう』
18:38 シェリル・サンドバーグのTEDトーク
19:53「俺、最高だから」が最近のゆかりのテーマ
20:26 行動することで自信がつく
21:25 女の子が「いい子ね」と言われても自信にならないのはなぜ?
22:09 無礼になる方法?!
22:47 “Excuse me???” でやり返す
23:22 言わせないオーラを出しとくのも大事!
24:37 シャーリーズ・セロンの”Murder!”メソッド
25:41 痴漢も泣き寝入りしそうな人を選ぶらしい
26:25 「隙がないオーラ」を持つ友人について by美香
28:18 「隙がない男」は褒め言葉になるけど…
29:15 ビクトリアはリベラルな土地
31:32 日本はリベラルな街はあるのか?
31:38 「旦那」「夫さん」「ご主人」
33:03 周りに合わせない勇気
34:00 自分の小さなRevolution byゆかり
34:15 Miss, Mrs, Ms の問題
34:55 公の書類でも性別欄が変わってきてるカナダ
36:10 福岡市はLGBTQフレンドリーな市を目指してるよ!
36:52 事実婚でも権利がある国、ない国
38:08 ゆかりの夫がビクトリアに来て驚いたこと「銀行にレインボーフラッグ」
39:00 ビクトリアの市長はレズビアン
41:27 「あのエリアは危ない」は、特定のエリアに特定の人々が住んでいるから成り立つ会話
42:12 カナダでいちばん差別されてきたのは先住民
43:02 いま使われる単語は”First Nations”ではなく”Indigenous people”(先住民)
43:48 カナダでいまイベント前に必ず宣言されること「この土地は…」
46:37 美術館や博物館には必ず “Indigenous curator” がいる
48:22 ブログの更新を久しぶりにしたゆかり
48:43 今週のポジティブ

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Thank you for reading!