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【東京日記】初出張、見ず知らずの人たちと飲む。

なんとなく話が続いていくので、【東京日記】と命名して書いてみます。先日のnoteの続きです。

2021年4月以降
覚えているのは、

一に仕事、二に仕事、三四も仕事

ぐらい仕事に染まっている自分がいたことです。好きだからという理由からではなく、そうせざるを得なかったから。足りない自分の思考をフル稼働させながら日々新しいことに挑む。初出張は6月20日ごろ、福島県へ。先輩たちは色んな思考を張り巡らせて現地の状況を観察して設計における課題把握とかをしていた。僕は右も左もわからないから、先輩たちの後ろについて、先輩たちと発注者が話していることを傍で見聞きしていた。

徳島で生まれ育ち、関西にも過ごしていたが東北は初めてだった。正直食べ物以外東北らしさはあまり感じられなかったように思う。行ったのは比較的夏場の時期だし、そんなに寒くもない。思い出したが、前泊をした日、折角なら地元の料理が食べられるお店に行きたいと思い、福島の夜を徘徊した。見慣れない土地でどんなお店がいいのかわからず、あちこち行ったり来たり。そんな中でもういいやと入ったお店がビンゴだった。

店内は、THE・地元の居酒屋さんという感じ、小汚いお店は好きだがこのお店は結構綺麗だった。言わずもがな1人で行ったため、カウンターに案内された。カウンターには、50過ぎのおっちゃんと20代のお姉さんがいた。僕はおっちゃんの席から一つ空け、席についた。のち、僕はこの2人とお酒を飲むのである。

1人で晩酌しながら、僕は「今日仕事の出張で初めて福島に来て、全然こっちのことわからないんで店長さんのおすすめのお酒と料理をいただいてもいいですか?」と聞いた。すると、店長さんとちょっとした会話のラリーがあり、そこに50過ぎのおっちゃんが入ってくる。少し話をすると、その人も東京から来た人で、不動産関係の仕事をしているらしい。福島が好きらしく、休日はよく福島に足を運ぶらしい。その理由が店長さんから勧められた日本酒を飲んでよくわかった。日本酒がすごく美味しい。何を飲んだかは忘れたが、口いっぱいに日本酒の優しさが溢れていたのは覚えている。

おっちゃんと色々話をすると、おっちゃんが20代のお姉さんに声をかけた。お姉さんもお酒が入っており、快く会話に入ってくれ、聞くと大学院生をしているとのこと。私の専攻とほぼ一緒だったので就職活動とか研究のこととかできる範囲で色んなことを教えてあげた。最終的におっちゃんとだけ連絡先を交換した。(なんでお姉さんと連絡先交換してへんねん、アホか。笑)
まあ、交換だけして連絡は取ってない。あっ、奢ってくれたお礼の連絡だけは入れた。おっちゃん、ありがとう。

あの時のおっちゃんとお姉さん、店長さんは元気にしているだろうか。おっちゃんは普段は東京にいるとのことで今も東京にいるのだろうか。お姉さんは就職先が決まって、修士論文に打ち込んでいるだろうか。お店は今でも元気にやっているのだろうか。あの日あの時あの場所で(小田和正のラブストーリーは突然にのよう。。。)偶然会って少しの時間を共有しただけの関係ではあるけど、今思えばいい思い出。

続く

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