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毒親の親はだいたい毒親

みなさん親との関係に息苦しさを感じた事はありませんか?
自分では正しいと思っていても親に真っ向から否定されて嫌な気持ちになったり、些細な事で必要以上に怒られたり、、、。
どうしてそんなふうに親子関係に苦しんだりするのでしょう?今回は辛い親子関係をテーマにお話ししていきたいと思います。

そもそもの原因

親からの執拗な干渉や恐喝は子どもにとってそれは理不尽でなりません。どうして親は子どもに対してそんな接し方をしてしまうのでしょうか。まずその原因について少し知っていきましょう。


親がすることは親が子だった時にされてきたこと

親は何も好きで子どもに威圧的な態度をとるわけではありません。親がまだ幼かった頃、私たちでは祖父母にあたる親の親によってそのように”教育”された可能性があります。例えば、神経質で些細なことに怒る親に育てられ、毎日のように小言を言われていると、大人になり、自分の子ができると子どもに全く同じ態度をとってしまうケースが少なくありません。親の感情コントロールが下手だと子もまた感情をコントロールできない性格になりがちです。子どもは幼い時から親のストレスが溜まると暴力・暴言をその身で受け止めなければならなかったので、子どもはストレスが溜まるとその様に弱者をはけ口にする方法を何度も何度も繰り返し学ぶことで、それしか方法が無いと思い込みます。

幼少期はおとなしくしていても、体が成長するにつれ、自分より弱いものに攻撃的になるかもしれません。


人間関係はまず親子関係がベース

子どもが産まれて初めて属する”社会”はもちろん『家族』です。
お父さん、お母さん、兄弟たちと生活することで他の人とどうやって上手くやっていくのか学んでいきます。家族と仲良くコミュニケーションを取ることは学校や社会に出る前の大切な練習段階なのです。危ないのは、家庭で親が子どもにする態度や行動を子どもが『これが社会での共通認識なんだ』と錯覚してしまうことです。もちろん良いことなら問題ありませんが、悪い習慣なら社会での人間関係に苦労してしまうでしょう。例えば、親が頻繁に嘘をつけば子どもも外で他の人にも嘘をついていいんだと思ってしまうかもしれません。そのような行動パターンは家庭で通用しても社会では通用するかといえば難しいでしょう。


核家族化と過労働

親が共働きで家にほとんどいない事やあまり地域と関わりを持たない、という家庭と親子関係が悪いことをイコールにはできませんが、関係が少しでも悪い場合にさらに悪化しやすいです。

周りに親が悩みを相談できなかったり、本来自分ができる事以上を毎日の様に繰り返しすることで心身ともに疲れ果ててしまいます。特に都会に出てきて働く家庭は親戚などの無償で助けてくれる人になかなか巡り会えないでしょうし、もちろん職場でのストレスもあります。


複雑化した労働環境

ずっとずっと昔の時代では死ぬ事と労働が隣り合わせでした。人は炭鉱や漁業、建築など危ない力仕事に就く人が多く、人間関係はもっとシンプルで、どれだけ多く掘り進めるか、獲物を取るか、建てるかと人と関わっても社交性は問われていなかったと思います。しかし、現代は人から人へのサービス業が多いので家庭で身につけた言動がもっとはっきりと社会にわかるようになりました。さらに様々な人に関わる機会が増えたことと、ほとんど知らない人と密に協力して働くことが多くなり、『この人はこういう人なんだ』という寛容さも狭いものになりつつあります。このような理由で人間関係が上手くいかなくなる人が増えて、家庭に持ち帰るストレスも増えます。


いかがでしたか?

もしかしたら親にも子ども時代そんな経験があって、子どもにも強く接してしまうのかもしれませんね。そんな少し”特殊な家庭”は現代社会の複雑化でさらに生きづらさを感じているかもしれません。。

次回は価値観と支配関係について書きます!
お楽しみに!

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