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つぶやき

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ふと頭に、ぽつっと、ほわっと、思ったことたち。絵は詩をつけずに描いた絵たちを、合わせています。
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かばんの中は、おにぎりと、お茶と…。自分のかばんの中に入れて、持って行くもの、歩いて行くもの、生きて行くもの。おにぎりに、お茶に、それから…絵と詩も入れる。それもまた、おもしろい。

【つぶやき】あやふや あやふや

【つぶやき】あやふや あやふや

この頃、
いろいろな方々のZINEを
見ているうちに、
私が毎月つくって発行している
「みいふう書翰便(しょかんびん)」も、
ひょっとしてZINEかな?
ZINEの仲間に入れてもらえるのかな?
ふとそんなことを思ったのです。
見ると…「ZINE(ジン)」は、
〈個人または少人数が、
自由な手法、テーマで制作した冊子のこと〉と
書いてあります。

私が毎月つくっている書翰便は、
6編ほどの絵と詩、そ

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4月号の書翰便ができあがり、今月もできたことにほっとする。良い悪いの正解がない…先月より良いものを描きたいと思う。そして来月またもっと良いものを描こうと思う。その繰り返し。じゃ、前に描いたものはどんどん悪いものになる?正解がないから、そんな事もない、きっと…と、その繰り返し。

【つぶやき】絵本詩集「かぜのえはがき」のこと

【つぶやき】絵本詩集「かぜのえはがき」のこと

小さな喫茶店で、
ひとり、
コーヒーを淹れながら、
仕事の合間に、
絵を描いて、
それを絵はがきにして、
今月のコーヒーはこんなのですって
お知らせを書いて、
ダイレクトメールにして、
お客様に毎月届ける。
17年間そんな事を
していました。

店は小さくて、
コーヒーを淹れる所も、
お客様の席も同じ
小さなひと部屋にあったので、
作業台の隙間で、
絵を描いていました。
絵はがきの大きさは、
だか

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ある3人組。びゅうぅぅ…1人目が人を倒し、2人目が刃物でスパッと…そして3人目は、傷口に薬をつけて…びゅうぅぅ。妖怪、鎌鼬(かまいたち)。妖怪は昔から人と一緒に暮らしてる。暮らしの中のあちこちに、そして人の心の内にも。今日も、3人目と一緒に、3人目は一緒に、暮らしてる。

[つぶやき]

[つぶやき]

2024年、
おだやかな毎日が
どうか守られますように。
そう願いながら、
元旦になってようやく、私は、
辰年の龍の絵はがきを仕上げました。
そして、
新年の午後になってようやく、私は、
みいふう書翰の新年挨拶のメルマガを
書いていました。
その時でした。

人は、
〈地球〉という活動する生き物の上で、
日々暮らしています。
だから、〈本当〉は、
人の決めた日付けも、
どこに暮らしているかも、

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たくさんの方々から〈中央〉にある〈成功するための方法〉を教わり、森の中をのそりのそりと歩く。木漏れ日のひと光ひと光に細胞は反応して、“のそり”は驚くほど軽やか。ほいっと腰かけて、あたりを見渡せば…〈中央〉は、森の外。これではなじめない、と知りながら…葉っぱの間から空を見上げる。

「ぼくの絵は下手だよ」そう言いながら君は、でも絵を描いてくれた。8年生きてきた君が、自分から「絵が下手」と言わなきゃならないのは、なぜだろ?成績表が、そう言わなくちゃならないようにさせてるんだろうか。君の絵はショップの表紙を素敵に飾ってる。ちいさな成績表のセカイを飛び出して。

ふいに気配がして、外を見る…葉っぱが舞い降りていく。あ、いちまい…そう思った瞬間、風が木々の間を渡る…木の葉が降る、降る、降る。私の大好きな瞬間。

広い広い空の下、とことこ歩く。広い広い宇宙の中、とことこ歩く。誰かに手紙を届けるため。空には途方もない数の星が輝いて…小さな小さな点のような私にできることは、この空を見上げること。この空に心が動くこと。この空のことを手紙に書くこと。とことこ歩く…手紙を届けるところは、どこ?

うさぎのにこは魔法使いの修行中。“元気になーれ“と誰かを元気にすることも“おいしくなーれ“と料理をおいしくすることもできません。そこで、にこは自分の魔法をつくって、いろんなものにかけました。“やさしくてごきげんがよくなる魔法の…“にこは、魔法が使えないことを知っていました。でも…

すぐ近くにいるあなたが、今日もニコッとできたらいいなと思って、絵や詩をかきます。けれど…それが意外とムズカシイ。それで、ずっと遠くの知らない誰かのために、かきます。地球を半周まわって…一周まわって……あなたも遠くの知らない誰か。一番遠い、一番近くの人。

ある日の今日、小さな舟が航海に出発しました。ずっと漕ぎ続けても、小さな舟は小さなまま、大きな舟にはなれませんでした。けれど、途中、小さな舟でしか見られない景色を、一緒に見てくれる素敵な人々に出逢い、大波小波を越えてゆきました。これから、港へ向かいます。舟いっぱいの宝物を積んで。