ある日の あの日〈7〉
子供達の声が、聞こえる。
チャイムが、鳴っている。
今、何時間目だろう。
そろそろ仕事に行かなければ。
アパートのある町は、駅を降りると、
昔ながらの商店街のある町だった。
活気ある商店街は久しぶりだった。
店先には毎日コロッケやシュウマイが並んで、
どれもみんな美味しそうだった。
その頃、過度のダイエットをしていた私は、
それを横目で見ながら、
商店街を抜けてすぐのお豆腐屋さんで、
お豆腐ではなく、ところてんを買っては、
アパートに帰っていた。
アパートの窓から小学校のプ