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社会福祉士の仕事2 親子の話をひたすら聞く

お金の貸し借りで不仲になったと言う親子の話をひたすら聞く仕事です。
親子はお金の貸し借りがあったことをお互いに認め、話を始めました。
社会福祉士の仕事は、話を聞いて、まずはそのもつれをひも解くことです。
この親子のもつれはいったい何なのだろうか。
話を聞き、質問し、答えをもらい、また話を聞き・・・を繰り返しました。
収入、仕事、病気、お互いへの感情、を中心に話を聞きたくて、質問を構成しました。
親子の話を聞くにつれ、親子のもつれがだんだんと見えてきます。
いつの間にかお金の貸し借りの話しは小さくなっていきます。
親子の長い歴史、年をとった親、思い通りにいかない子・・・もつれが次々と現れてきました。

・・・・・・

ひたすら話を聞き続けると、相手がフッと光を反射したように見える瞬間があります。
それが見えた時は、相手が何かに気づいた時だと勝手に思ってます。これが根拠ないんです。調べようもないんです。エビデンスゼロ。
でもその瞬間が私は好きで話を聞き続けているようなところがあるのです。



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