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旅の喜びはどこにある?

2泊3日の家族旅行に行ってきました。
今年の夏は・・・鳥羽。
三重県鳥羽市です!

私は埼玉在住でしてね。
「今年の夏休みどこかいくの?」
「うん、鳥羽。三重県のね」
「・・・三重!?鳥羽!?!?なぜに!?!?」
という会話を、何人と繰り広げたことでしょう。(遠い目・・・)

いや、自覚してますよ。
「夏休みどこ行くの?」
「埼玉!」
って人の方がよっぽど少ないことは。
見どころの少ない埼玉…。
海はおろか、名物だってない。(自虐、そして事実w)

こんな我々埼玉県民が
「なぜに鳥羽!?」
なんていうのはおこがましいのは重々承知ですが・・・
それでも「なぜ、あえて鳥羽!?!?」って
みんなに言われました。
実際、ガイドブック探してみても、
「伊勢志摩」はあるけど「鳥羽」は載ってない、とか
ありましたし・・・。

私たちも、
「鳥羽か~、一生に一度かもなぁ」
「家族で三重って、最初で最後だろうね」
などと話していたくらい、
ゆる~い期待値で旅だったのですが・・・・・・

ゴ メ ン ナ サ イ。
前 言 撤 回 !!!!

結論。
最高でした!!!!!!!

いや、行き先を提案したのも、
旅程のプランも様々な手配も
私が全部やったのですが。
その私でさえ、「鳥羽…恐ろしい子っっっ!!」っていうくらい
よかったんです・・・・・・♡

ぜひみなさんに足を運んでいただきたい!
鳥羽を(勝手に)応援したい!!
そして私も忘れたくない!!
ってことで、
旅程や様々なレポートはまた改めてまとめるつもりですが…

美しい風景
穏やかな海
観光客も関西弁だらけの異国感(いや異国じゃないが)
おいしい食べ物

どれをとっても100点でした。

待ちに流れる程よいレトロな空気がまたよくて、
思わず駅のホームに降り立った瞬間に
レトロカメラのアプリをDLしたくらい。(笑)

そして今回の旅での大きな気づき。
それは・・・
その場所・
そこに住む人のストーリーが
私の満足度を大きく上げてくれる、ということ。

以前の私なら、
「おしゃれなカフェやショップはどこだ!?」
「せっかくなら写真映えする素敵な場所にも行きたい」
と情報を収集していました。
別にSNSに載せるから!とかではないんですよ。
「センス」とか「雰囲気」に触れることが
自分を耕すことにつながると思っていたし
(実際つながっていた部分もあると思う)、
子どもがいてもガマンしないぞ!という気持ちの
裏返しだった気もするのです。
そうやって、リフレッシュして、
刺激を受ける、という方法。

だけど昨年あたりから、
その地のならではのストーリーに触れて
その場所を深く味わうことに
ガツーン!!!って心を持っていかれるようになりました。

高校時代にいかだでどうしても無人島に行きたくて、
材料自分で集めて実行したんだけど、
帰りに風に吹かれて男子たちが泳いで押してくれて
ようやく戻ってこられたんですよ~!

漁師町で育ったというカヤックツアーのガイドさん(若い女性)

お伊勢さんの式年遷宮の時期は、
伊勢の街中がお祭りです

伊勢神宮のガイドさん

ほんのささやかなエピソード。
でも、こういう一言で一言が
ここに身を置いて目にする風景に。
ここに吹き渡る風に。
どんどん意味を吹き込んでくれる。
――まさに、
暮らしの息づかいが聞こえてくるのです。

その人の思いがそのお仕事の向こうに透けて見えて、
自分の生活に、価値観に、
フィードバックされていく。

観光客として
「これを見た」「ここに行った」って
証拠を集めるような
スタンプラリー的な旅から、
「知り、好きになり、味わう」旅に。

伊勢出身の方に教えてもらったカフェにも
めちゃめちゃ素敵な予感しかない大型施設も
今回は見送ったけれど、
すごく心は満たされていることに
我ながらびっくりです。

もう、どこに行くかは
私にとってさほど問題ではなく、
どれだけ触れ合えるか。
何を聞くかが、大事なのかもしれないなぁ。

心潤う二泊三日。
もう、あそこに行きたくなってる。
鳥羽にはいま、どんな風が吹いているかしら。

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