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感情のまま

妹夫婦からお中元をいただいた。

福岡に住んでいるので、いつも福岡にちなんだモノが多い。
今年は高菜とそうめんのセットだった。
どれも美味しそうだが、わたしも妹への今年のお中元はそうめんのセットにしてしまった。

似たようなモノを送り合っているなんて、
さすが姉妹だなぁと思った。

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今日は生き方について、考えさせられた話をしたいと思います。

先日、偶然テレビを見ていたら、NHKで『ひとモノガタリ』というヒューマンドキュメンタリー番組が放送されていた。

その番組でガーデンデザイナーの青木真理子さんという方の生き方を追っていた。

とにかく、好きなことしかやらない。
春と秋しか仕事をしない、冬は引きこもりで仕事は遅刻ばかり。
世間的には社会不適合者というカテゴリーに入ってしまう彼女だが、彼女が作り出す庭は多くの人の心を癒し、数々のガーデニングコンテストで大賞を獲っている。

彼女が作る庭はあまりこだわらず、四季折々に植物が自然に成長していくように設計されている。

そのナチュラルさがたくさんの人の心を潤し、安らぎを与えている。

彼女は言う。

『人も植物も感情のままでいい。ワクワクすることやドキドキすることだけをやっているだけ』

実際、ドキュメンタリーで追われすぎていることに彼女の頭がいっぱいいっぱいになってしまって、同僚の庭師さんに『しばらく来ないで下さい、これ以上いると引きこもってしまうので』と言われていた。


彼女が手掛けた庭は彼女の生き方そのものに見えた。

画面越しに見た彼女の目はとてもキラキラしていて純粋だった。

例えば、生活のためとか、お金のためとか、世間体とか、人は何かを犠牲にして生きていかなきゃいけないと思ってしまう。
だが、彼女はそんなものはホントにどうでもよくて、今この瞬間、自分がどうしたいかを最優先にしている。

とても素敵な生き方だった。

そのままの感情で作られていく彼女の庭はとてもナチュラルで美しい。

何でも器用にそつなくこなすことを求められ、競争しなければいけない環境にいる大多数の人よりも、お金はなくても、学校に行けなくても、皆と同じ価値観じゃなくても、彼女は輝いているし、素晴らしい人生を送っていると思った。

そんな様子を見て、自分に与えられている贅沢さに比べて、彼女のように素敵な生き方をできているか考えてしまった。

青木真理子さんの庭はホントに素敵です。

西洋風のロマンチックでメルヘンな雰囲気で、ここに住んでみたくなるようなお庭です。
ご興味ある方は是非。

おしまい。
※今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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