ステイホームな夏休み、小学生と何してすごす?
小4長男とすごす、ステイホームな夏。
去年までは学童保育に行っていたから、こんなに長い時間、一緒に家にいることはなかった。
朝、私が弟を保育園に送っていく間に、息子が朝ごはんの食器を片付け、掃除機もかけてくれる。
私が仕事をしている横で、息子は宿題をしたり、私がWordで作ったスペシャル漢字プリント(昔家庭教師をやっていたので、子どものプリントを作るのが得意。というか趣味)を解いたりしている。
昼も夜も、一緒に料理をする。私は材料がしまってある場所を教えるくらいで、あとはレシピを見ながら、息子が全部つくる。
包丁も火も、危なげなく上手に使う。
ベランダのゴーヤーを収穫して、熟したゴーヤーの種が真っ赤であること、メロンみたいな味がすることを知る。
ゴーヤーの実は塩と砂糖で揉み、湯通しすると、苦味が抜けて弟でも食べられる味になる。
ひとつひとつの発見に、息子は「おおお!」と驚いて目を輝かせている。
「毎日料理して、飽きない?」と聞いてみた。お母さんは、もう飽きちゃったよ。
「ぜんぜん。ねえ、明日はゼリー作ってみたい。パンもいいなあ。魚も捌いてみたいし」と本をめくる息子を見ていて、気づいた。
彼にとって料理はルーティンではなく、科学の実験みたいなものなのだ。
毎回、新しい学びがあり、思いがけない結果が生まれる。
そういうことならこの夏は、もう徹底的に彼の実験に付き合おう。
子どもが楽しくて、食べれば美味しくて、しかも私は楽できるから一石三鳥だ。
さて、今日の晩ごはんは何を作ろうか。
読んでいただきありがとうございます! ほっとひと息つけるお茶のような文章を目指しています。 よかったら、またお越しくださいね。