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【静岡手ぬぐい】家康公と繋がる静岡

三保原屋は静岡駅前商店街にある家庭用品店です。創業は1687年と言われています。

静岡は個々で見ると良いところが沢山あります。
しかし、いまいちイメージがないとも言われることがあります・・。

そんな静岡の良いところを、ある繋がりで紹介したいと思い、今回、新たな手ぬぐいを制作しました。
1/31よりネット先行予約開始!(配送・店頭発売は2/5予定。)
久能山東照宮をテーマにした手ぬぐいも販売しています。(久能山東照宮の詳細はコチラ)

家康公と縁が深い静岡のモノ

駿府城公園内の銅像。左手には鷹。

家康公が生涯で一番長く住まわれた土地が静岡。
その静岡で語り継がれる好物、その好物にまつわる土地も多くあります。

そんな家康公の「好物や、ゆかりがあると言われたモノ」をまとめて、手ぬぐいの柄にしてみました。

今回は好物に残る逸話や、是非訪れていただきたい場所をあわせて記載したいと思います。

静岡はホビーの街

静岡駅徒歩15分くらいの葵区役所前

静岡はホビーの街。

タミヤや、バンダイなど多くのスケールモデル・プラモデルの会社があり、全国シェアの約8割を占めています。

静岡らしさを演出するために、家康公と、家康公に縁が深いモノを、プラモデルの枠組み(ランナーやゲート)で繋いでデザインをしていただきました。

静岡駅徒歩15分くらいにある葵区役所前にはこんな郵便ポストが設置されています!

今回の手ぬぐい、全体をプラモデルのような枠組みで提案いただいたのは、
punto a punto の小山さんです。
小山さんには前回の久能山東照宮をモチーフにした手ぬぐいもデザインしていただいています。

【富士山、鷹、茄子】

いわゆる、一富士二鷹三茄子。
初夢で見ると縁起がよいとされますが、家康公の好物を並べたとする説もあるそうです。
(もちろん諸説ありますが。。)

富士山

高い建物がなかった時代は、現在の安倍川付近で東海道を西から東に歩く人々は、駿府城の背景に富士山を見ながら歩いたと考えられます。

なお、2018年の静岡市の発掘調査によると、駿府城の天守台(底部)は日本一大きい(広い)天守台であることが判明したそうです。
(参照:静岡市観光交流文化局HP)

当時は大阪に豊臣勢がいた時代。
早期に将軍職を譲った家康公が、江戸と大阪の間にある駿府城に構えているので、、相当な意味合いがあったと思われます。

現在は、静岡市内は高い建物の近くでは富士山を眺めることが難しいのですが、お天気や解放のタイミングがあえば静岡県庁別館21階富士山展望ロビーから富士山を楽しむことができます。

折戸なす

静岡市清水区三保の在来種のナス(丸い形をしています。)をモチーフにしています。
家康公の好物とされ、献上された記録もあるそうです。一度生産が途絶えたものの関係者が一丸となり栽培を試み2007年より出荷されているそうです。
(参照:JAしみずHP)

清水区三保は「三保半島」とも呼ばれ、ちょっと地形・地質が異なるため、様々な特産品があります。

折戸なすも有名ですが、三保松原も「富士山世界文化遺産の構成資産」として有名なので、ここでとりあげたいと思います。

静岡駅から車で30分ちょっとにある三保
松原は手ぬぐいには直接関係ありませんが・・良いところです!

富士山世界文化遺産の構成資産にもなった「三保松原」は、”富士山・波・松原”と、まるで浮世絵にでてくるような要素で富士山を楽しむことができます。

近年は駐車場も整備され、文化や歴史が学べる「みほしるべ」で三保について学べるようになりました。

健康に対する意識が高かった家康公は、趣味と運動のためにも鷹狩を好んだとも言われています。
また、駿府城公園内にある銅像(当noteにも掲載している写真)の左手にも鷹がとまっています。

駿府城近くに残る「鷹匠」という町名

なお、駿府城公園の近隣には「鷹匠町(たかじょうまち)」という町名が残っており、多くの鷹匠(鷹を訓練して飼育する人)がいたと記録されています。

【みかん】

駿府城公園に今も残る「家康公お手植えのみかん」。

文献によると、紀州から献上された鉢植えのみかんを、家康公が駿府城本丸にお手植えされたと伝えられていました。

そして2021年に静岡の高校生4人が、研究機関の協力のもとゲノム解析(!)をしたところ、紀州みかんに間違いないという結果が出たそうです。
(参照:静岡雙葉中学校・高等学校HP)

駿府城公園はJR静岡駅より徒歩15分くらいの場所。
収穫の際は、みかんを先着順で配布することがあります。

【麻機レンコン】

家康公が好んだと言い伝わる「あさはた(麻機)レンコン」。
麻機沼で栽培されている在来種のレンコンです。

家康公は、このレンコンと、山芋を1対1の割合ですりつぶし、ご飯にかけて、いわゆる「とろろ飯」として好んだそうです。

【お茶】

大御所として駿府を拠点とした家康公ですが、当時は静岡茶(安部茶と呼ばれたそうです。)を楽しんだと伝えられています。

静岡市の山奥に、お茶を保管するための蔵を建てさせ、茶壷に詰められたお茶(御用茶)は、暑い夏の間、涼しい高地で保管されていました。
このお茶は秋になると駿府城へ運ばれ、家康公が楽しんだと伝わっています。
(参考:お茶ミュージアムHP)

【ワサビ】

静岡駅から車で1時間くらいにある有東木

今から400年ほど前に静岡の有東木(うとうぎ)という地域で始まったとされるワサビ栽培。
有東木とは標高600mほどの山間地で、静岡駅から車で約1時間弱ほどの清流がきれいな場所。

駿府に隠居していた徳川家康公に、有東木の庄屋がわさびを献上したそうです。
すると、その香り・その独特な辛味を家康公が絶賛し、家康公の指令で有東木のわさびは門外不出の御法度品になったと伝えられています。

ずっと水の流れを見ていられるほど、水がキレイです。

ここからワサビ栽培が伊豆や長野に伝えられたとされ、現在も有東木ではワサビ栽培が続けられています。

(参照:するが企画観光局HP)

【アマダイ】

家康公が好んだとされるもので、静岡で有名なのが興津鯛と呼ばれる魚。

この興津鯛は、現在ではアマダイと呼ばれる魚とする説が有力で、アマダイの天ぷら(鯛の天ぷら)が好物だったのではないかという話もあります。

健康オタクで知られる家康公が、普段の節制を忘れて大食いしたとも言われる鯛の天ぷら。
(死因に関しては、胃癌という説が出てきているようですが、その昔は伝承で「鯛の天ぷらで亡くなった」なんて言われてしまうこともあったとか。)

食文化が進んだ現在でも高級魚とされ、その味は変わらず美味しいままです。

最後に

静岡というとイメージがわかない方も多いかと思います。
今回は家康公に縁が深いと言われているものの一部をモチーフに、繋がりを持ったデザイン・ストーリーを手ぬぐいにしました。

静岡には良いところが沢山あるので、、
この手ぬぐい以外でも、言い伝えやポイントについて調べていただき、是非静岡を隅々まで楽しんで頂ければと思います!

また、静岡にお出かけの際は、家康公が眠る久能山東照宮にもご参拝されてもいいかと思います!

今回の手ぬぐいはネットで先行予約をしています。
また、家康公の繋がりでは、久能山東照宮にまつわる手ぬぐいも販売しております。

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