見出し画像

【プラハからピアノ奏法のヒント 今すぐ格段に弾きやすく、もっと良い音を叶えよう】Prague Style Piano Lesson

みなさん、こんにちは!プラハ在住のピアニスト、福田美穂です。
今日は、今すぐ使えて、驚くほど簡単なピアノ奏法をご紹介しちゃいます!
この奏法の名前をまだ誰も知りません。
なぜなら、つい最近私が命名したばかりだからです。
その名も・・・

バイバイ奏法!!!笑

すべっても気にしません。この奏法は、内容がホントにすごいんです。
早速ご説明しますね!

バイバイ奏法を私が初めて知ったのは、プラハ音楽院に在学中のある日のこと。
その日に、私は学校のレッスン室で、ピアノのレッスンを受けていました。

ちょうど師匠のヤン・ノヴォトニー先生が国外へ演奏旅行中だったため、交代で来てくれた先生から教わっていました。

以下、この年配のチェコ人のほがらかな雰囲気の先生と私との会話を書きますね。

先生:地下鉄の駅でお友達と別れる時、バイバイって(手を振るジェス   チャーをしながら)するでしょ?

私:はい。

先生:ここの所、(楽譜上の一部分)そうやって弾くといいですよ。

私:はい。(言われたとおりに弾いてみる)

こんな感じでした。笑

つまり、この先生が言ったのは、バイバイと手を振る時の、手首に力が入っていない状態で弾いてごらん、ということなんです。

これは特に、少し広い音域を素早く弾く部分で大変役立ちます。

例えば、モーツァルトのソナタなどの左手部分で見られるアルベルティバスという、かっこいい名前が付いた分散和音。

♪ドソミソ ドソミソ

ってありますよね?

これを弾く時も、まずバイバイの手を振るジェスチャーをしてみて、その時の左右にフレキシブルに動く感じで、そのまま鍵盤の上で、♪ドソミソ ドソミソ ドソミソと弾いてみてください!

そうすると、確実に、腕に負担のかからない状態で、よく言われる脱力が、何も考えなくても実現できています!!

そして、その結果、音の響きも良くなっています!

すごいですよね!バイバイ奏法!!

もちろん、バイバイのジェスチャーのように弾くとはいえ、

あんまりブンブン手首を動かしすぎないでくださいね!笑

ほんのちょっと、バイバイってぐらいの左右の動きで十分です。

この弾き方は、皆さんの腕を守ってくれるし、音の鳴りも良くしてくれます。是非、日ごろの演奏に役立ててみてください。

そして、これは実は、初心者の方やお子さんの演奏にも取り入れて頂ける奏法です。

レベルを問わず、腕を大切に、フレキシブルな状態で演奏することがとても重要だからです。

バイバイ奏法は、アルベルティバスだけでなく、もっと、オクターブでの動きのような高音域を弾く時やオクターブ以上の音域を弾く時でも役立ちます。

例えば私は最近、シューマンの幻想小曲集に入っている隠れた難曲、
「夢のもつれ」という曲を弾いていたのですが、この曲、弾いたことある方いらっしゃいますか?

聴いている分には、パン食い競争の音楽のように、コミカルで、ちっとも難しく聴こえない曲です。

コンサートでこの曲が演奏されると、よくみんなアハハ~って笑ってます。

しかし!弾いてみると、なんと弾きにくい!!笑 
難曲ですよ!

そのことから、題名を「指のもつれ」と呼ばれることもあるくらい・・・。

なんですが!!

そんな曲を弾く時、バイバイ奏法が助けてくれます!

軽快にかなりの高音域を結構なスピードで弾くので、手首がフレキシブルであることを意識すると、格段に弾きやすくなります。

無理に、全部弾いてやるんだ!と頑張りすぎて腕が痛くなってしまう前に、だまされたと思ってやってみましょう。

バイバイのジェスチャーを!!

そして鍵盤の上でもそのままの楽な状態で、少しだけ左右に手首を動かして弾けば・・・

全然弾けてる!ってなります。

練習時間の短縮にもなるので、知ってて損はないです。

ということで、長くなりましたが、お読みくださりありがとうございました♪

文章だけでどれぐらいこの奏法についてわかって頂けたかわかりませんが、この目から鱗の奏法を教えてくれたビーレック先生にこの場を借りて感謝します。

時を経て、私を「指のもつれ」から救ってくれました。笑

最後に、私がプラハよりお送りするオンラインピアノ教室Prague Style Piano Lessonでは、今月14日から28日まで、期間限定の無料体験レッスンを開催いたします。

少しでも多くの方に、本場のピアノレッスンを知っていただきたいと思っております。

記事を読んで、興味を持たれた方、海外の講習会に興味のある方、ピアノを再開したい方など、まずはお気軽にご連絡ください。

メールではmihofukuda541piano@gmail.comまでどうぞ。

コメント欄へお書きいただいても結構です♪

レッスン日や弾きたい曲などご相談の上、無料体験レッスンへと移らせていただきます。

ご自分の演奏を心から愛せるように、一緒に楽しく学びませんか?

福田美穂

プラハからピアノを学びましょう!

【ウェブサイト】

【YouTube】

Pianist in Prague Miho Fukuda - YouTube








よろしければサポートをお願い致します。音楽活動のためにとても助かります。