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青森旅行 2023.8.18〜21 ①

「長期休暇は水辺へ」がお決まりになってきた私、そろそろ旅ブロガーになりつつあるけれど、この夏休みも素晴らしい水辺へ遊びに行ったので、備忘録をつけることとする。

この夏を最高にするために選んだ場所は……

本州最北の青森!
海、川、木すべて揃った青森は、美食の宝庫である北海道に負けず劣らずの豊かな場所。
美しい水辺のあるところに、美味しいグルメあり。
今回も水辺と食を堪能する旅となった。

青森空港へ

東京から青森へは様々な交通手段があるけれど、とにかく短い時間でたくさん満喫したい私は飛行機で行くことに。

羽田からJALで。
空弁は羽田穴守のお弁当をチョイス。赤飯ですが、特におめでたいことはございません。なんでもない日おめでとう。
ドリンクサービスはJALオリジナルドリンクの「スカイタイム」に。ももとぶどうのミックスジュースで、どちらかというとぶどうの酸味強め。さっぱりして美味しい。
空弁を食べ終わるころには青森空港到着。1時間弱で着いてしまうので、本当に青森まで来たのかにわかに信じがたい。
ミニねぶたの展示を見つけて、青森に来たことを確信。JALさん、疑ってごめんね。
外の空気を目一杯吸う。青森もさすがに暑いけど、東京みたいな熱風(換気扇の風を浴びてるみたいで耐えられない!)はなく、ひんやりした風がとても気持ちいい。「正常な夏」って本来このくらいの気候を指すのだと思う。

●1日目

弘前へ向かう

1日目は弘前観光。青森空港から弘前へ、バスで移動する。普段コンクリートに囲まれてる私は、この美しい緑を見るだけでとてつもなく癒される。
\弘前到着/
弘前のバスターミナルにあった、親切すぎる案内板。
(「電子音が鳴るまでタッチしてください」とかではなくて「“ピ”とタッチして頂きます」とわざわざ擬音語用いて教えてくれるの、優しい)

大正浪漫喫茶室・藤田記念庭園

今回の旅の裏テーマは「アップルパイを1日2個食べる」。まずは藤田記念庭園内にある大正浪漫喫茶室へ。
大正浪漫喫茶室の外観。西洋のお城風だけど色数が抑えられているので、どこか素朴で親しみやすい印象。
喫茶室は窓が大きいので、室内にいながらテラス席にいるかのような開放感。
紙ナプキンが可愛い。私の前世は夭折したモガだと思っているので、このデザインも他人事と思えない(?)
冷たいアップルパイ・クローヌと、ホットアップルティーを注文。ドーム状のアップルパイを初めて食べた。シナモンが香ってとても美味しい。パイ生地はサクサク通り越して結構かため。ナイフで切って食べたけど難しかったので、そのまま齧り付いても良さそう。
お腹を満たしたあとは庭園を回ってみる。先程までの西洋建築から打って変わって和の世界へ。
木がいっぱい(虫もいっぱい)
階段を下りると広々として気持ちいい空気が流れている。
太鼓橋。本当はここに滝が流れているのだけど、残念ながら設備が故障中で見れず。
池。清澄庭園とかに比べるとこじんまりした印象。亀や鳥は見かけなかった。
生き物の気配がまるでない。暑すぎたか。
水琴窟。地中の空洞に水を落下させ、反響した音を聴く。水の音というと、ポコポコと鳴る泡の音や、ぴちゃぴちゃと弾ける音をまず想像するけど、水琴窟の音は名前に「琴」と入っている通り、どちらかというと鉄琴に近いクリアでシャープな美しい音だった。


弘前城

藤田記念庭園のすぐ近くにある弘前城へ。
門がいくつかあるので(城は往々にしてそう?)帰り道が分からなくならないよう注意⚠️
植物園があったので入ってみる。
当たり前だけど虫がいっぱいいる。大の虫嫌いの私は植物鑑賞どころではなく早々に退散。虫と共生できる人間になりたかった。
弘前城は思ったよりこじんまりとしている。
弘前城の中は少し資料が展示されている程度で、サクッと楽しめる規模感。隙間から入る風が涼しい。
【城あるある】階段が急すぎて怖い。幅も短くて、少し斜めに足を下ろさないと不安定になる。こんなところから緊急出動できない。



旧東奥義塾外人教師館

重要文化財の外人教師館へ。弘前といえば近代建築。オリーブグリーンの縁取りがおしゃれ。
館内にあるカフェ、サロン・ド・カフェ・アンジュで昼食タイム。
カフェの内装はミントグリーン×ブラウンの組み合わせ。
洋館の窓が好き。暑くても我慢できちゃう。店内にはオルゴールの「エリーゼのために」が流れている。
フランス御前。ハイカラな街・弘前では、建築だけでなく料理も西洋風。メインのお魚料理は鯛(海老のソースがけ)。素の状態である刺身でないと魚の良し悪しって気づきにくいと思っていたけど、調理されていてもはっきり分かるほどに身がプリップリ。トマトも酸味が控えめで美味しい気がする。りんごのシャーベットは果肉の粒が大きくて、食感も楽しい。
エスプレッソで〆る。
お昼を食べたあとは2階へ上がる。
外国人宣教師が生活していた場所。
バイカラーの配色がどこも可愛くて勉強になる。
洋館がいっぱいある弘前にあわせて、鮮やかな色を取り入れたレトロコーデにして正解だ◎



弘前市立図書館

外人教師館のすぐ隣にある弘前市立図書館へ。赤・白・緑の組み合わせでもここまでシックになれる。
内装の色味は外人教師館に近い。



弘前れんが倉庫美術館

2020年開館の新しい美術館。初めて日本でシードルが大々的に生産された吉野町煉⽡倉庫を改修しているので、歴史自体は100年以上。
弘前出身の奈良美智さんの作品が入り口で待ち構えてくれている。
「大巻伸嗣—地平線のゆくえ—」が開催していた。弘前市鬼沢地区に残る、鬼が柏の木に腰掛けたという伝説から着想を得ているそう。展示室のほとんどが真っ暗で、歩くのが怖いくらい。この写真は《KODAMA》というインスタレーションで、暗い森の中にぼんやりと石や切り株のオブジェが置かれている。何かを叩く音が聞こえてきて、近くに何者かが居るんじゃないか⁉︎と、知覚が研ぎ澄まされる。
《Liminal Air Space-Time》
オーガンジーのような、透ける素材の巨大な布が暗闇で舞っている。大巻さんが青森県内で初めて目にした海辺の風景。幽霊にしか見えないけど、確かに夜の海って波自体が妖怪みたいにおどろおどろしく見える時ある。
美術館を出ようとしたところ、ゲリラ豪雨に見舞われたので、隣接のカフェで雨宿り。
アップルパイ。マクドナルドのアップルパイみたいなカリッとした生地が美味しい。



弘前街歩き(りんご)

りんごのオブジェ付き郵便ポスト。弘前は「りんご色の街」なので、街の至る所にりんごモチーフがある。
マンホールもよく見ると、りんごの形が縁取られている。中央には卍。これぞマジ卍。
道路の真ん中に立つ、りんごの時計台。
ちょっとした待ち合わせに最適な、りんごの木が立つ広場。
りんご関係ないけど…
弘前が舞台の映画『バカ塗りの娘』のフラッグ広告がずら〜っと並んでいて、MCU級のビッグバジェット映画みたいな扱い。そりゃそうだ。絶対観よう。


菊富士

夜ごはんは、創作郷土料理を味わえる菊富士へ。
刺身盛り合わせ。どれも身がぷりぷりだし、スジがなくてなめらかな舌触り。特にマグロは全然違う。マグロは血の味に感じられて普段あまり食べないけど、こちらのマグロはおかわりしちゃうくらい美味しい。甘い気がする(旨みというのか?)。築地に通う私が言うので間違えありません(断言したものの食レポに自信なし)
ミニ丼天ぷらそばセット1,400円。この量、このクウォリティ、この価格をディナーとして提供できるなんて。都内だったらランチでようやくこれくらいの価格。食材からして美味しい地域って良いな。豊かな土地があるって素晴らしいことだ。


おやすみ

お腹いっぱいになったところで宿に戻る。
弘前はそれなりに都会なのか、星はあまり見えなかった。

つづく👇

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