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パラレルキャリアに救われた話

「パラレルキャリア」って聞いたことありますか?「パラレルキャリア」とはもともと、経営学者のドラッカーが提唱した考えで「本業を持ちながら、第二のキャリアを築くこと」だそうです。(『明日を支配するもの』(ダイヤモンド社)で紹介されたそうです。)

6年前、私は知らずしらず「パラレルキャリア」を始めました。次男の育児休暇中の「子連れMBA」立ち上げです。一人から始まったこの活動、毎年後を引き継ぐメンバーのおかげで継続し、今で7年目。まさかこんなに続くと思っておらず、あの時の一歩こそ、「本業」の会社勤務をしながら立ち上げたパラレルキャリアの始まりでした。

2度の危機を救われた

このパラレルキャリアですが、ここ数年、何度も私を助けてくれました!
ここ数年で2度、「本業」がなくなる危機に陥りましたが(頻度高い💦)これを助けてくれたのが「副業」であったパラレルキャリアでした!

1回目は、突然のアクシデントって会社を辞めることになった時。2回目は、世界的な感染病の広がりで、立ち上げたばかりのインバウンド観光事業を中止することになった時。

なにが起こるか予測のできない時代、会社員でもフリーランスでも、一本柱より、細い柱だとしてももう一本あったほうがよい。そう切実に思う私にとって、パラレルキャリアは、予測不可能な今の時代こそのキャリア戦略です!

将来を見すえたキャリア以外の点でも、もっと短期的で確実な効果と感じています。パラレルキャリア7年目の私が、エビデンスも付け加えつつお話しします。

半端ない充足感!

育児休暇中に始めたパラレルキャリア、お給料なんてもちろんでないし、むしろ参加者が集まらなければ会場費など自腹です。それなのになんで続けてきたのか?それは好奇心や充足感から

特に、会社では歯車のほんの一部しか関われなくても(それはそれで、みんなで大きなインパクトを起こせるので楽しいのですが!)、最初から最後まで自分がやらないと進まないのが副業。実は、この「最初から最後まで」かかわることが、半端ない充足感を生み出していることが、経営学でも説明されます。

この「最初から最後までかかわる」ことは、『職務特性理論」という理論によると、高いモチベーションを保てる職務の特性のひとつだそうです。(経営学者の入山章栄先生の記事を参考にしました。)

圧倒的にパワーアップできる!

こちらも当事者として確信を持っていえます。動かす金額は会社員の頃ほど大きくないものの、個人の能力としては、会社で仕事をするよりも実感値100倍パワーアップしている気がします。(これまでの職場のみなさま、ごめんなさい💦)

私の感覚だけでなく、こちらも経営学者の入山章栄先生が紐解いてくださっており、経営学でも説明されています。解説が興味深かったのでシェアします。

”多様性(多様性)は組織の「知の探索」が進み、組織のパフォーマンスを高め得る。多様性は1人でも実現できる。副業や転職などで幅広い経験をした人は「個人内多様性(イントラパーソナル・ダイバーシティ)」が高く、知の探索ができているので、イノベーションを起こしやすい。”

(日経ウーマン2020年12月号電子版 107,108ページより要約)

働く子育て世代こそパラレルキャリア

「パラレルキャリアって、本業以外に仕事をするだなんて大変そう。」
そう思われるかもしれません。でも、働きながらの乳幼児の子育てを経験済みのみなさんは、マルチタスクの達人!十分な睡眠時間も取れない乳幼児の子育て時期が終わり、少し落ち着いたら。ちょっぴり余裕のできた時間で、パラレルキャリアの一歩を踏み出されてはいかがでしょうか?

副業、というと、お金を稼がなきゃ、何か仕事のイメージがあるかもしれません。でも、私が育休中の遊びから始めたように、パラレルキャリアは、必ずしも仕事でなくてもよいのです。好きなことや好奇心が一番

パラレルキャリアに興味がわいたら

7人のワーママパラレルワーカーの生の声を元に、続編書いています。
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