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江戸川Qの『ドローンを追う』#11

 

 

 ドローンを追いかけてきて早くも#11まできました。


 今回は少し所感といういか、コラムと言うかエッセイらしく書いてみたいと思います。
 ネットから記事をピックアップしてゆき、一つ一つの記事を読むと「成程なぁ」と理解しつつ、これから色んな状況側面でドローンは可能性を秘めているなぁと思います。
 しかしながらですが、レベル4が解禁になったとはいえ、未だドローン自体が強烈な何かを社会には与えていないなぁと思っています。

 それは何故だろう?

 考えるにそれは現在の社会構造の根本において「創造性」が弱い為なのかも知れません。
 つまりあまりにも社会のそのものが他者のコピーに慣れすぎて、独自性というものを、自然と自らのうちに喪失させててまっていることが原因かもしれません。

 ビジネスにおいて「美」という側面を意識したことはないでしょうか?

「美」とは何も芸術における専売特許ではありません。「美」とは「意識」の中に存在するものでもあり、それ故に人間本来の主体性を導き出す要素(ファクター)ともいえます。
 例えば織田信長と聞いて、彼は強烈な美意識の持ち主だと理解される方はその意味を既にお分かりの方か思います。
 織田信長も時代が異なるとはいえ、戦国時代においビジネスをした人物を言えるでしょう。
 つまり彼の行動様式においては限りなく強烈かつ苛烈なまでの「美」があったものと推察はできます。
 そして時代が遥かに下り現代において今この「ドローン」を主題とした記事についてコラムやエッセイを書いていますが、しかしながら未だその形は規制の中にあって、まだ翼を得た形にはなっていないのを感じます。
 それはやはり人間内面の創造性の欠如、つまり「美」という個性の欠落があるのかもしれません。
 勿論、規制の範囲内で安全に且つ正確に行えることが現代ビジネスの必須ともいえる条件ですが、しかしながら少しはみ出したようなものが見え始めるのも、またドローンを通じた未来というのが見えるのかもしれません。
 今のところは物流面において未来の足がかりがありそうですが、ただ自分自身としては新しい航空ビジネスができないのかともはみ出して考えます。
 例えば…
 
 東京の中心新宿でドローンパイロットを集めて2、3人乗りのドローン型ジェットを遠隔で操作するとか?

 これは物流のドライバー不足を、もしテクノロジーが進み自動運転などができて、且つ遠隔操作できたら、こんなアイデアはどうかなと考えていたのをそのままドローンに援用したものです。
 まぁそんなことできないよね、というこの『否定部分』こそが創造性なのかもしれませんし、否定させてしまう思考そのものが他者のコピーに慣れてしまい、オリジナル性を失っている現代の人間病なのかもしれません。
 できなくても良い、まずは想像して「創造」する。
 しかしながら現代ビジネスはこうした創造を削除してしまうほど、早い資本回収率というものが必須ですので、なかなか難しいところでしょうね。
 では、そんなアイデアをどこで考えたらいいのか?
 僕の場合は広々とした銭湯がいいですね。

 どうです?皆さん。今夜は銭湯に行かれてみては?

 もしかしたら小さな未来を湯船に浸かりながら創造できるかもしれませんよ。
 まぁあまりやり過ぎると頭がのぼせてしまうために、個人差がでるかもしれませんが…

文:江戸川Q

 
 


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