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グッバイ親知らずもう二度と抜かない

長らく苦しみの日々にいた。

長らくといっても、一週間程度で、
苦しみといっても、たかだか親知らず抜歯である。

埋没歯だったので7針縫ったのだが、
麻酔が切れた後は今まで経験したことの無いぐらいの痛みが襲い、
二日目からは面白いぐらい顔がパンパンに腫れ、
口が指一本分も開かないので抜歯当日から5日間くらいはゼリーかおかゆぐらいしか口にできず、
痛み止めの薬漬け+冷えピタを頼りに仕事をしていた。

ご飯が食べれなかったのが、私的に一番辛かった。

どんなに高熱が出ても、インフルエンザになっても、私は食欲が落ちない。
普段は一応健康な食事を心がけているので、
体調を崩すと、ここぞとばかりに高カロリーを摂取し、
頭痛に苦しみながらもゼリーやアイスやデザートも食べまくり、
ひたすら寝るといつの間にか治るのだ。

一人暮らしで熱が出るのは心細くて未だに泣いてしまうけれど、
ごはんをたくさん食べていい免罪符のように感じてもいるので、食事でなんとか楽しみを見つけられる。

しかし今回はその爆食祭りが出来ないので、
「こんなに栄養が摂れなかったら治るものも治らないのでは?」という思考に苛まれ、
精神的にきつかった。


また、わりと喋る仕事なので、
口が開かない中、傷口が開かないように喋るのは集中が要るし、
でもちゃんとした食事ができていない為集中のためのエネルギー源は摂れていないし、
なかなかに骨の折れる毎日だった。


抜歯後五日ぐらいからは、
うどんが食べられるようになった。(一本ずつだけど)

これは私の中で大きな前進であり、かなり救われた。
人間らしい食事が出来たことが嬉しくて、その日は昼も夜もうどんを食べた。



現在、抜歯後八日である。
腫れはほとんど引いたが、痛みもまだあり、舌の痺れも残っている。
口も未だに指一本と少し分しか開かないので
柔らかいものしか食べられてはいないのだが、
昨日抜糸もしたので、
きっと徐々に快方へ向かうだろう。

親知らず抜歯、苦しかったけどなかなか無い経験でした。
人生のネタになったので良しとする。


全快したら食べたいもの、とりあえず肉とお寿司。


では。

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