みぐぞう

ゲーム・サブカル文化の思い出を支えに生きる懐古系ライター兼研究家。1年半に一冊のペース…

みぐぞう

ゲーム・サブカル文化の思い出を支えに生きる懐古系ライター兼研究家。1年半に一冊のペースで300ページぐらいのブ厚い評論同人誌作ってます。突然の火災で自宅が焼失!そのとき僕は……。【カンパのご協力】山陰合同銀行 江津(ゴウツ)支店 041 普 2398824 ホリカワヒデキ

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■エピローグ「もし、あなたの家が全焼してしまったら」

今回の日記の締めとして「もし、あなたの家が全焼してしまったら」時のサバイバル術を、御教授しておきます。「まさか」の時の備えとして読んで頂ければ幸いです。 ・「ス…

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3年前
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■エピソード5「再起への道」

ぼくの窮状を察してくれた人達は、予想よりも大勢いてくれました。励ましのお言葉や、カンパ金も沢山の方々が寄付してくれました。出来上がった実印を銀行に提出して銀行印…

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3年前
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■エピソード4「襲い来る不安感と、襲い来る『ネットの悪意たち』」

「家族は全員、無事だった。延焼も無かった。それだけで幸運じゃないか。」何度も、そう思い込もうとしていました。……しかし、ぼく個人で失ったものが、余りにも多過ぎた…

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3年前
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■エピソード3「不安と憔悴に包まれた、ビジネスホテル生活」

ほぼ徹夜で完全に頭がボンヤリしている中で、充電中のスマホから着信音が鳴り響きました。慌てて電話を取ると、地元の消防署さんからでした。慌てて昨日の消火活動のお礼を…

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3年前
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■エピソード2「ぼくが放火の犯人!?」

パトカーで最寄りの警察署に到着し、警察官の人から「着きましたよ。降りて下さい。」と声をかけられ、パトカー後部座席のドアを開けようとするも開かず。 「あ、すみませ…

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3年前
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エピソード1「不幸はいつも突然に」

それは、1月15日の金曜日の16時過ぎ。いつものように会社に出勤していたぼくは、一日の仕事のノルマを全て終え、事務所で会社のパソコンで社内メールチェック等を、のんび…

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3年前
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突然自宅が全焼してしまった件について

皆さん、はじめまして。ご存知の方は、おひさしぶりです。みぐぞうです。 このnoteは、先日、ぼくと家族達に降りかかった「自宅全焼」という凄まじい災難の体験記です。 …

みぐぞう
3年前
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■エピローグ「もし、あなたの家が全焼してしまったら」

■エピローグ「もし、あなたの家が全焼してしまったら」

今回の日記の締めとして「もし、あなたの家が全焼してしまったら」時のサバイバル術を、御教授しておきます。「まさか」の時の備えとして読んで頂ければ幸いです。

・「スマホ、財布、地方在住ならば車。最低限これだけあれば何とかなる」

お財布の中には、殆どの人がキャッシュカード、クレジットカード、現金、健康保険証が入っていると思います。もし就寝中に火事が発生して、不幸にも自宅が全焼してしまった場合の非常時

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■エピソード5「再起への道」

■エピソード5「再起への道」

ぼくの窮状を察してくれた人達は、予想よりも大勢いてくれました。励ましのお言葉や、カンパ金も沢山の方々が寄付してくれました。出来上がった実印を銀行に提出して銀行印として登録手続きをした時に、通帳記帳と確認をしたのですが、沢山のカンパ数に驚き……ATMの前で涙が止まらず、恥ずかしながら、泣いてしまいました……。今回の火災以降、それまでずっと、「辛い・苦しい」事で涙を流した事は毎晩でしたが、「周囲の人た

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■エピソード4「襲い来る不安感と、襲い来る『ネットの悪意たち』」

■エピソード4「襲い来る不安感と、襲い来る『ネットの悪意たち』」

「家族は全員、無事だった。延焼も無かった。それだけで幸運じゃないか。」何度も、そう思い込もうとしていました。……しかし、ぼく個人で失ったものが、余りにも多過ぎた。

混乱していた頭が徐々に整理されて来ると、次に襲い掛かってきたのは、強烈な罪悪感と自己嫌悪と喪失感でした。不眠と欠食続きで気が狂いそうになり、「このままでは圧し潰されてしまう」と、心療内科の予約を入れ、カウンセリングを受けて精神安定剤を

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■エピソード3「不安と憔悴に包まれた、ビジネスホテル生活」

■エピソード3「不安と憔悴に包まれた、ビジネスホテル生活」

ほぼ徹夜で完全に頭がボンヤリしている中で、充電中のスマホから着信音が鳴り響きました。慌てて電話を取ると、地元の消防署さんからでした。慌てて昨日の消火活動のお礼を言うと「いえ、消火活動は我々の義務ですから。……それより、朝早くから申し訳ありませんが、昨日、警察から事情聴取書のコピーが届いていますので、確認を行いたいのですが今からご足労願えませんでしょうか?」という言葉が。徹夜状態・昨日の夜から何も口

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■エピソード2「ぼくが放火の犯人!?」

■エピソード2「ぼくが放火の犯人!?」

パトカーで最寄りの警察署に到着し、警察官の人から「着きましたよ。降りて下さい。」と声をかけられ、パトカー後部座席のドアを開けようとするも開かず。
「あ、すみません。今、外から開けますね。」とドアを開ける警察官の人。その状況に、ぼくは「ナニワ金融道」の1エピソードで「犯人に間違われてパトカーに押し込められた先輩社員・桑田さんがパトカーから降りようとするさま」に「お前、何しとんねん。パトカーのドアは内

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エピソード1「不幸はいつも突然に」

エピソード1「不幸はいつも突然に」

それは、1月15日の金曜日の16時過ぎ。いつものように会社に出勤していたぼくは、一日の仕事のノルマを全て終え、事務所で会社のパソコンで社内メールチェック等を、のんびりとしておりました。その「のんびりとした空気」を突然変えたのは、血相を変えて事務所に飛び込んできた係長の大きな一声でした。
「オイ大変だ!! お前の家。火事になっとるらしいデ!」
またいつもの冗談と思ったぼくは係長に「まーた始まった。そ

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突然自宅が全焼してしまった件について

突然自宅が全焼してしまった件について

皆さん、はじめまして。ご存知の方は、おひさしぶりです。みぐぞうです。

このnoteは、先日、ぼくと家族達に降りかかった「自宅全焼」という凄まじい災難の体験記です。

余りにリアルさを追求し過ぎると悲惨で後味も良くないと判断し、普段の「おもしろ文章ライター」の文体で読みやすく脚色していますが、おおむね全て実話です。「貴方が、もし不幸にも自宅全焼という被害に遭った」時の参考として、または、「自宅全焼

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