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■エピローグ「もし、あなたの家が全焼してしまったら」

今回の日記の締めとして「もし、あなたの家が全焼してしまったら」時のサバイバル術を、御教授しておきます。「まさか」の時の備えとして読んで頂ければ幸いです。

・「スマホ、財布、地方在住ならば車。最低限これだけあれば何とかなる」

お財布の中には、殆どの人がキャッシュカード、クレジットカード、現金、健康保険証が入っていると思います。もし就寝中に火事が発生して、不幸にも自宅が全焼してしまった場合の非常時には、お財布とスマホだけでも持ち出しましょう。ぼくの場合は、出勤中で自宅を留守にしていたので、このケースには当てはまらないのですが、前述の「スマホと財布」。この二つだけで最低限、生きていけます。また、車をお持ちで車が無事だった時は、これまた非常に役に立ちます。移動手段の足としては勿論の事、持ち出せた貴重品の格納庫。そして何より、宿がしばらく取れない場合は簡易宿泊所として役に立ちます。

・「大切なデータはクラウド保存する癖を付けておこう」

失ってしまった家財は、家財保険をかけていなければ、残酷ですが泣き寝入りです……。もし、貴方の家が全焼してしまう前の保険として、家財保険には入っておきましょう。これまた反省点なのですが、大事なデータはクラウドに保存しておきましょう。ぼくの場合は、執筆中の原稿や一部の資料だけはクラウドに保存していたので、その点ではラッキーでした。執筆環境は買い戻せますが、執筆途中の原稿は世界でオンリーワンです。

・「仕事で、あなたの代わりはいくらでもいるが、家族にとって、そして何より自分にとって大切なのは貴方自身」

これは今回の反省点なのですが、自宅が全焼した後の手続きは山のようにあります。焼失してしまった実印・銀行通帳・各種保険の契約書の復活手続き。そして何より、明日から過ごす家の手配……。まずは、一大事という事を心に言い聞かせて、間違っても「職場へのスピード復帰」は絶対に止めておきましょう。ぼくは、ひとまずの生活基盤が出来た事で一時的な「躁状態」になり、わずか一週間で職場へと復帰したのですが、これが大きな間違いでした。とにかく山積みな手続き。役所や銀行、郵便局などは、基本的に平日しか営業しておりません。

ましてや、自宅全焼に逢われた貴方が、家主だったならば……。ご近所さんへの謝罪挨拶回り、焼け跡の現場検証、復興手続き等々……。とても仕事なんて出来る状態ではありません。繰り返しますが、「今の貴方は極限の非常事態」に直面しているのです。悪い事は言いません。職場復帰は2・3週間の休みをもらいましょう。特別休暇扱いにして貰える筈です。

長文のお付き合い、ありがとうございました。
今回の悲惨な体験が、貴方への「転ばぬ先の杖」として、お役に立って頂ければ嬉しいです。


【カンパのお願い】
ここまでお付き合いして頂いた方、ありがとうございました。
この内容を見れば解る通り、恥ずかしながら現在、経済的・心身共に非常に追い詰められているのが現状です。もし、このnoteを読んだ上でカンパに応じて頂ける方がいらっしゃいましたら、お願いしたいと思います。金額は問いません。お気持ちだけでも大丈夫です。よろしければ、是非……。

【宛先】
山陰合同銀行 江津(ゴウツ)支店 041 普 2398824 ホリカワヒデキ

それでは。

2021年1月28日 みぐぞう 拝

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